せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

港町の雰囲気の街並み・東二見を歩いて(中編)

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こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
前回に続いて、東二見を歩いてみたいと思います。

東二見の町並み

引き続き、東二見の町を歩いていくことにします。
入り組んだ路地に趣きのある建物が残る街並みからは播磨灘の漁業で賑わった当時の面影を感じることが出来るようでした。

京極稲荷大明神・山野口稲荷大明神

東二見の町を歩いていくと、住宅地の路地に立派な松の木がそびえ立っていました。松の木の下のは二つの小さな社があり、それぞれ京極稲荷大明神・山野口稲荷大明神という名前だそうです。

薬師寺

松の木の近くには寺院がありました。こちらは薬師寺で、「原の薬師さん」と呼ばれて地域では親しまれています。

弘法大師の霊水

薬師寺の傍には川沿いに一段下がった空間があり、お地蔵さんが立っていました。こちらは「弘法大師の霊水」と呼ばれる湧き水です。

伝説では、村人が水に困っていたところ、この地を訪ねた弘法大師が地面を錫杖で突くと水が湧き出したそうです。この湧き水は干ばつでも枯れることがなく、今も千年以上にわたって湧き出し続けているとのこと。また、この湧き水を傍の水かけ地蔵に掛けると願いが叶うとも言われています。

松の木が見守る霊水

霊水の傍にも立派な松の木がそびえたっていて、まるで湧き水を見守っているのかのようでした。

昔ながらの町並みに松の木が印象的な東二見をもう少し歩いてみたいと思います。

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