せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

もうすぐ完成?置山を見る~三ツ山大祭~ 

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こんにちは。左馬頭(さまのかみ)です。
播磨国総社で行われる20年に1度の「三ツ山大祭」、シンボルである置山(おきやま)造営の進捗をお伝えします。

位置関係が少し分かりにくいので、まずは見取り図を。

神門の南側に、東から二色山(にしきやま)、五色山(ごしきやま)、小袖山(こそでやま)とならびます。

2月中ごろの写真です。

左から五色山、小袖山です。足場が組まれ、内部が木造であることがわかります。

高さは18メートル、4,5階建てのビルに相当します。この山の頂上に神様をお迎えするお社、山上殿(さんじょうでん)が造られます。

2月25日の二色山の様子です。

同じく、2月25日の五色山(左)、小袖山(右)

二色山、五色山は外側に色布が張られました。

3月3日の二色山(左)、五色山(右)

足場がなくなった二色山(左)には装飾が。

猪に乗っている武士の姿があります。新田四郎猪退治(にったしろうししたいじ)といいますが、狩りをしていた源頼朝に突然襲いかかった猪に対して、家来の新田四郎が猪に飛び乗り刀で刺し倒したというエピソードを表現したものです。写真では分かりにくいのですが、左側の白馬に乗っているのが頼朝公です。

3月9日の五色山です。後ろは小袖山。

五色山にも「大江山、源頼光(みなもとのよりみつ)の鬼退治」の装飾が。大江山(京都府北部)を拠点に都周辺で悪行を働く鬼を、源頼光やその家来であった頼光四天王(らいこうしてんのう)と呼ばれる武士がやっつけるというエピソードです。詳細な内容は省略しますが、鬼を油断させ退治するまでのやりとりや、鬼の所業については昔話にもなるなど、興味はつきません。

関心のある方は、酒呑童子(しゅてんどうじ)渡辺綱(わたなべのつな)坂田金時(さかたのきんとき)といった言葉で検索願います。坂田金時はあの「金太郎」の成人後の名前です。

写真を見て気付きましたが、肝心の鬼が写っていません。ごめんなさい(>_<) ぜひ現地でご覧下さい。

最後に山陽電車の看板を

この投稿がUPされるころには、カラフルな小袖で飾られる小袖山も出来上がっているのではないでしょうか。

三ツ山大祭は3/31(日)からです。

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