楽しいむ〜さん一家

【山陽6000系】京阪13000系も兄貴分でした。

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先日、東京メトロ16000系が山陽電車6000系の兄貴分であるというお話をしましたが、「京阪13000系のほうが、より兄貴分として似ているのではないか?」というご指摘があり、ならばと観察してきました。

ご存じ山陽6000系。写真の6002号は現在6003号と組み直通特急に使用されているそうですが、む~パパ、まだ撮影しておりません・・・。いずれそのうち。

こちら京阪13000系。2012年から製造されている同社の通勤電車で、銀色ではありませんが山陽電車と同じアルミ車体。同じ神戸の川崎重工で製造されています。どうでしょう。ヘッドライト回りの意匠やオデコの丸みなど、全体に雰囲気がよく似ています。同じ人がデザインしたのでしょうか・・・?ちなみにこの車両、アニメ「響け!ユーフォニアム」に車内外がそのまま登場しています。

車端部の角が面取りされているのは、昨今のアルミカーのトレンドなのでしょう。工法上そうなるのでしょうか。妻窓はどうみても同じデザインが山陽6000系に引き継がれているようです。

車内を見てみましょう。

山陽6000系。天井両肩に軽くカーブが付いています。阪神1000系も同じような形です。

京阪13000系。屋根のカーブがよく似ています。シックな色使いは「京都らしさ」をイメージしたものとか。妻面の窓、形は同じですが、ひょっとして寸法も同じかも!とにかく、色が違うことを除けば山陽6000系にそっくりですね。ちなみに京阪電車、各車妻面上部にお札があります。これは成田山のもの。同社がケーブルカーを経営する男山でないのが、ちょっと意外です。

京阪13000系の座席。形状は山陽6000系と同じですが袖仕切りの形が大きく異なります。山陽電車で言えば5000系のロングシート改造車のような感じですね。ドア横の手すりは従来スタイルを踏襲しています。

車体長が近いこともあり、こちらのほうが山陽6000系に似ていると言えます。登場時は照明は蛍光灯でしたが途中でLEDになり、2016年製造のものからは山陽6000系に似た間接照明タイプになっているそうです。

次回は6000系の直通特急をご紹介したいと思います。クリックにもご協力を!
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【さようなら3002号】山陽電鉄所蔵写真より

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とうとう解体のため搬出されてしまった3002号。今回は思い出企画として山陽電鉄所蔵の写真提供を受けましたのでご紹介します。

1965(昭和40)年、メーカーの川崎車輌(現:川崎重工)から運び込まれたばかりと思われる3002号。前面方向幕は無く車番が入っています。側面の窓下には丸いウロコ模様が付いていますね。登場時のOK台車(後年に加わったT車は当初よりKW台車です。)も美しく捉えられています。非冷房時代の床下機器や前面下部連結栓の状態も分かる貴重な写真です。

2015年10月24日、山陽鉄道フェスティバルで最後の展示となった3002号の姿。上の写真と比較すると50年の間に台車や床下機器はじめ、いろんな部分が変わっていることが分かります。電車はそのままの姿で一生を過ごすことは稀であり、時代に応じて、その姿を変えていくものなのです。

試運転をする3002号。ここは何処?という長閑な風景ですね。山陽電車に「都会の電車」というイメージは無いと思いますが、さすがに沿線もここまで広々したところは無くなっています。「ここや!」と場所がお分かりになられた読者のみなさま、情報提供をお願いします!

加古川橋梁上で3000号+3002号、幻の6両編成です。先に登場した3000号のほうが若干汚れていますが3002号は新車の輝きを保っています。多くのファンが期待していた3000+3002の6両編成を最後に走らせてもらえれば良かったと思うのですが・・・。ちなみに手前の線路は国鉄高砂線です。

この写真は以前もご紹介したので再掲となりますが、正面の貫通扉に行先方向幕を取り付ける準備段階として、車番を左側へ寄せた珍しい写真です。種別も今は無き「急行」ですね。大塩駅の雰囲気は今も大きくは変わっていません。よく見ると姫路寄りの3601号はすでにKW台車を履いていますが、これは元々3501号のもので、3501号の台車は非常に早い段階で3601号と交換されていたことが分かります。後から加えられた3501号が微妙に白っぽく見えますね。

3022号もすでに搬出されたようです。クリックにもご協力ください。
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【ドナドナ】さようなら3002号!

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山陽電車の東二見車両工場で、車両の動きが見られました。先日から部品取りが始まっていた3002号と3022号の編成のうち、アルミカーの3002号をトレーラーに積み込む作業が開始され、とうとう二度と帰らぬ旅に出ようとしています。3000系として登場した車両133両のうち、付随車である3507号と3508号は廃車されていますが先頭車や電動車を含む編成単位で廃車になるのは初めてのことです。

大型のクレーンが搬入され、運び出す準備が進んでいます。

クーラー・ライトや車番、前面方向幕装置が取り外された3002号の姫路寄り先頭車3601号。いよいよ最期の時が迫ってきました。

すでにトレーラーに載せられた2506号。この車両は廃車後、長らく倉庫として使われていた2014号の中間車です。2014号は日本最初のアルミカーである2012号と同時に登場したステンレスカー(外板だけがステンレス製で骨格は鋼鉄製のセミステンレス車)で、この1両だけが残っていました。今回どうやら3002号の中間車である3003号を残して倉庫にするらしく、代わりに処分されるようです。む~パパの他にも名残を惜しむファンのみなさんがぽつぽつ来られて写真を撮られていました。

ピンボケで申し訳ありませんが、現役時代の2014号。2両目が2506号です。
(1986年頃?大蔵谷駅付近)
有名なアルミカーの2012号、2扉ロマンスカーで人気のあった2010号の陰に隠れて目立たない存在でした。

現役時代の3002号。「ひめじ官兵衛」ヘッドマークを付けた姿。
(2014.9.14 東二見駅~西二見駅間)

3002号が最後に走った昨年5月28日の記事はこちら

1月25日の深夜、搬出されたそうです。ありがとう。そして、さようなら3002号!
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【鉄道友の会】山陽3000号撮影会in飾磨車庫 

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10月22日(土)、山陽電車飾磨車庫で「鉄道友の会」主催による3000号の撮影会(会員限定)がありました。昨年前面帯が細い登場時のスタイルに復元され注目を集めている3000号ですが、6000系の登場によりその姿を消す日も近いことでしょう。車庫できちんと撮影できるのはこうした機会が無ければ不可能です。

車庫入口に集まった会員のみなさん。挨拶と説明の後、電車のほうへ。

ローレル賞プレートを取り付けた3000号。昔の写真を見ると登場時は方向幕が付いていなかったので、このプレートを正面中央に付けていたようです。(取り付けたまま走ったかどうかは定かではありませんが・・・。)このマークはその時付けた本物だそうで、木製で手書きの立派なものです。

みなさん車庫内で順次移動しながら側面を撮影していきます。車庫は他の車両もなく3000号の撮影に集中できました。天気は今一つでしたが、晴れた日の車庫内撮影は架線や支持物の影が車体に写り込むことが多く、正直曇っているほうが撮りやすかったりします。

神戸側から撮った後は電車を少し移動させて姫路側から撮影。曇っていたために逆光にならず、綺麗に撮れました。

カメラの放列を浴びます。

今は無い「急行」表示。ここで豆知識ですが、急行の場合は標識灯のうち左側だけを点灯させます。この標識灯、普段は白い電球型蛍光灯が入れてありますが、この日は撮影用として特別に白熱電球をご用意いただきました。淡い黄色の光が何ともレトロです。

車内の撮影に使用した3号車は、車内の吊り広告が全部外してあり、すっきりと撮れました。

各車に付けられた「ローレル賞」のプレート。3000・3002の両編成にのみ付けられています。

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鉄道友の会 6000系試乗会・撮影会

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山陽電車19年ぶりの完全新車6000系。4月27日から営業運転を開始していますが、それに先立ち23日に鉄道友の会主催の試乗会・撮影会が開催されました。「鉄道友の会」は旧国鉄が設立した正統派鉄道愛好者団体で、全国組織では我が国唯一の存在。3000系が受賞した「ローレル賞」も、この鉄道友の会からいただいたものです。

さて、まず東二見車庫で日本初のアルミカー2012号の撮影です。

日本のアルミカーの歴史はここから始まりました。栄光の2012号です。

最新の6001号と並びます。技術やデザインの進化が分かります。

会員のみなさんで楽しく車庫撮影。こんな機会でもないと車庫には入れません。

実は6001号、サプライズ出演。会員のみなさんは6000号に乗車して飾磨車庫へ向かいました。

飾磨車庫では復刻顔の3000号が待機。6000号との並びが実現しました。

早速撮影会。盛り上がります。

そこからは編成ごとの単独撮影。

鉄道友の会「ローレル賞」受賞の3000号。

6000号。

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山陽6000系試運転をキャッチ!

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3月19日にダイヤ改正を控えた山陽電車。この日限りで無くなる列車(S特急の須磨行きとか)を記録したいところなのですが平日はなかなか動けません。と言いつつ何もしないのも面白くない先日の土曜日、む~さん&む~パパ、早朝からお出かけです。

7:26 須磨駅。1本目のS特急が到着です。休日くらいゆっくりすれば良いのに・・・。

7:49 垂水に移動して2本目のS特急を撮影。3本目を待っていると・・・。

8:02 復刻顔でファンから追い回されている3000号が来ました。最近、塩屋や明石近辺では毎日のようにファンのみなさんがカメラを構えていますが、ほとんどの方が3000号を狙っているものと思われます。かく言うむ~さん&む~パパも同じなのですが・・・。

8:19 3本目のS特急。3/19改正後は土日のS特急は2本に減ります。同じ日に3本撮るのも今日が最後になると思われますが、写真だけ見ると何のことやら分かりません。

とりあえず垂水は切り上げて、西へ向かいます。明石を過ぎるとカメラを構えたファンがあちこちの目ぼしい撮影ポイントで待機しています。6000系の試運転でもあるのだろうと、江井ヶ島駅で下車。東へ歩いて順光になりそうな谷池東踏切で待ちます。本当はそこからすこし東の旧福田道西踏切跡付近に行きたかったのですが、一緒に撮っておられた親子連れの方からすでに先客がいるとの話を聞いて、あきらめました。

待つこと10分少々。

9:32 6000系がやって来ました!

おっ!今日は6両編成です!このくらいの長さになると堂々としてますね~。

10:07 このあと、試運転列車は明石で折り返して東二見車庫に入りました。む~さん&む~パパ、東二見駅まで追っかけ。ちょうど下ってきた3000号とうまくツーショットを撮れました。

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【ローレル賞受賞】50周年を迎えた3000系アルミカー(その2)

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前回、「その1」としてしまった以上、「その2」以降展開しなければならない事態になった「50周年を迎えた3000系アルミカー」。さて、どうしようかと考えていたのですが、今回は3000系が生まれた当時の姿をご紹介することにします。貴重な秘蔵写真で振り返ってみましょう。
※白黒写真につきましては、山陽電車からお借りしたものです。
3000系のトップナンバー、3000号。霞ヶ丘駅で撮られたものでしょう。登場直後、1965(昭和40)年頃の姿だと思われます。目を引くのは前面の赤帯。現在より細いです。また、行先方向幕が付いていません。もちろん冷房もありません。関西の通勤電車で最初に冷房を付けた車両は京阪電鉄の2400系車両で1969(昭和44)年のことですから、無理もないことです。

上写真の3000号とペアを組む3001号の側面部。窓下に”うろこ模様”が付いています。現在は無くなっていますが、登場時は2000系のアルミカーと同じ模様が施されていました。今から思えば何ともレトロな雰囲気です。台車は川崎車輌の軸ハリ式ですが、現在はウイングバネ式に交換されています。OK台車は高速で走行する車両としては京浜急行と山陽電車の2社のみに見られたもので、実は結構珍しいものだったりします。

日本初の軸ハリ式台車OK-3。写真は山陽電車830号で使用されたもので、現在は川崎重工で展示されています。同じ830号のもう1つの台車は東二見工場で保存されています。(両方とも通常非公開)

大塩駅で3002号の編成。すでに4両編成化されています。どうやら前面貫通扉に方向幕を取り付ける準備をしていたらしく、正面の車番が左側に寄っています。この時代の写真は記録も少なく、非常に貴重なものと考えられます。

次回は比較的最近の姿をお届けできれば、と思います。クリックにもご協力を!
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【ローレル賞受賞】50周年を迎えた3000系アルミカー(その1)

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今年2015年は、山陽電車で活躍する車両の6割を占め、今もなお多くの鉄道ファンにとって「山陽電車の代名詞」的存在である3000系電車が初めて営業運転を開始して50周年です。特に1964(昭和39)年末から1965(昭和40)年に登場した最初の2編成は、車体が2000系2012編成で試みられたアルミ車体であることや、当時の地方私鉄としては思い切った機構を採用したことから、鉄道友の会「ローレル賞」を受賞しました。
3000系の第1編成。1964(昭和39)年末に登場し、1965(昭和40)年1月より営業運転を始めました。(飾磨~亀山間)

トップナンバー「3000」号の車内にあるプレート。3000系と言ってもトップナンバーは「3001」号から始まる会社が大部分で、トップナンバーが「0」から始まる鉄道会社は実は阪急電鉄と山陽電車くらいなんです。山陽電車って、全国的に見ても非常に珍しい番号の付け方をする会社なんですね~。ちなみに山陽電車が「0」から始まるようになったのは戦後のことで、戦前は他社と同じく「1」から始まっていました。

製造所である川崎車輌のプレート。現在の川崎重工(車両カンパニー)です。地元神戸の名門鉄道車両メーカーで、全国トップシェアを誇ります。「昭和39年」とありますが実際は年末で、走り始めたのは翌40年とのことです。

「ローレル賞」受賞プレート。最初の2編成だけに取り付けられています。クーラーが取り付けられる前は台座付きで中央部にあったような気がしますが、現在は右寄りに付いています。乗られたら是非チェック!してみてくださいね。

さて、ローレル賞って「何?」というみなさまへ。「ローレル賞」はブルーリボン賞と共に鉄道愛好家団体「鉄道友の会」が、毎年その1年間に営業運転を開始した、いわゆる「新型車」の中から選んで表彰するもので、会員得票数の最も多かった人気車両には「ブルーリボン賞」、得票ではなく技術面などで先進的な取り組みをした車両には「ローレル賞」が与えられます。「ブルーリボン賞」は1958(昭和33)年、「ローレル賞」は1961(昭和36)年に制定されたもので、いずれも50年以上の長い歴史を誇ります。山陽電車の3000系は1965(昭和40)年、第5回のローレル賞受賞ということですが、同年の「ブルーリボン賞」はあの新幹線0系でした。
山陽電車3000系と同時、第8回ブルーリボン賞受賞の新幹線0系電車。たぶん、正しくは「000系」と言うはずですが・・・。写真は1964(昭和39)年10月、最初に開業したときに準備された車両のうちの1両。人知れず大阪で保存されていましたが、現在は埼玉の鉄道博物館で展示されています。

話は少々脱線しますが、「ブルーリボン賞」「ローレル賞」受賞車を近隣から探してみました。実は阪神電車や神戸電鉄は受賞した車両がありません。山陽電車、ちょっと自慢して良いかも!

1961(昭和36)年、第1回のローレル賞を受賞したのは阪急2000・2300系でした。2000系は能勢電鉄1700系として、2300系は今もなお京都線でそれぞれ活躍していますが、そろそろ引退近し!という感じでしょうか。

1978(昭和53)年、第18回ローレル賞受賞の神戸市交通局1000系。

1990(平成2)年、第30回ローレル賞受賞のJR西日本221系。現在では非常に珍しくなった山陽5000系と同じ制御方式の電車です。

さてさて、50周年を迎えた山陽3000系。「楽しいむ~さん一家」では総力を挙げて3000系の魅力に迫ります。今後の展開にご期待ください!

ローレル賞受賞プレート、見れたらあなたにも良いことが!?クリックにもご協力を。
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【模型発売】山陽3050系ってどんな電車?②(3072の場合)

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山陽電車のNゲージ模型化プロトタイプとして選ばれたもう一つの車両、3072号についてご紹介します。
須磨駅に到着する3072号(3072-3073-3541-3641)
S特急は朝の上りと夜の下りしかないので、撮影するには早起きして上りを狙うしかありませんね。

3000系のうち、いわゆる3050系アルミカーとは1981(昭和56)年以降に製造された車両のことを指します。「日本初大型押し出し形材を用いた新工法のアルミカー」として世に出ました。最初に造られた3066号はアルミカーではありますが、神戸寄り2両がアルミ製、姫路寄り先頭車3638は鋼鉄製、付随車3508も他編成から組み込まれた鋼鉄製だったため、塗装されていました。(のち付随車はアルミ車体で新造した3538に置換え)現在は神戸寄り3両がアルミカーとなっていますが、鋼鉄製の車両と同じ色に塗装され、銀色ではないので、アルミカーとは気づきにくいでしょう。(車内には「アルミ車」のプレートが付いています。)
アルミカーながら塗装されている3066号(3066-3067-3538-3638)(的形~八家間)

3066号編成の姫路寄り先頭車3638は、今のところ山陽電車で最後に造られた鋼鉄製の車両です。他の3両とは側窓回りや車体断面、内装などが異なります。(伊保~曽根間)


続いて製造された3068号(3068-3069-3539-3639)から無塗装となりアルミ本来の銀色に輝く姿となりました。登場当時「ニューアルミカー」と呼ばれていたことも懐かしい思い出です。(伊保~曽根間)

その後、毎年1~2編成ずつ1985(昭和60)年まで増備されました。今回の3072号は4本目にあたります。毎回仕様変更されたので、どれも一見同じに見えますがそれぞれが微妙に違っていて趣味的には面白いグループです。

どう面白いのかって?

次回、クイズにしましょうか?当たっても賞品は出せませんが・・・。

全問正解する自信のある方、是非クリックを!
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2000系アルミカーさよなら運転(1990.4.29)

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山中温泉で日本最初を称するアルミカーを見た、というお話をしました。む~パパの個人的旅行と山陽電車を強引にこじつけてしまったわけなんですが、今日は「日本最初のアルミカー」山陽電車2000系2012号現役最後の姿を真面目に紹介します。む~パパ、高校の先輩に誘われて「さよなら運転」に出かけたのは1990(平成2)年4月のこと。昨日のことのような気もしますが、それは24年も前の話。時の経つのは早いものです。

当日の乗車証。さよなら運転はこの日の1回限りではなく、翌日もやっていたと思います。「午前の部」ということは「午後の部」もあったのでしょうか?記憶があやふや、さすが24年の年月。昨日のことのようで、む~パパ、すっかり忘れています。

東須磨駅で出発を待つ2012号。現役車らしい”生きている”感があります。今も当時のままなんですが、残念なことに何となく”もう動きそうもない”雰囲気です。

2012号の屋根です。む~パパ、模型を作るために絶対必要なパンタグラフ周りの配線を撮っていました。なぜ姫路寄りの2013号のほうを撮っていなかったのか不明ですが、当時はデジカメといった便利なものはありません。フィルム代はもちろん、現像代が小遣いを圧迫していた、そんな時代です。む~パパは今のところ近々に模型を作る予定はありませんので、モデラーのみなさん、是非資料にお使いください!赤い高圧配管が山陽電車らしさのポイントです。

姫路駅で。当時はホームの屋根が短かったことが分かります。それにしてもこの2012号、今は完全にネズミ色って感じになっちゃってますが、当時はきちんとアルミカーらしい銀色をしていますね。 
たぶん、乗車した次の日、今度は走行シーンを撮りに行こうと舞子公園まで。まだ明石海峡大橋は無く(この角度では現在も写らないですが)、移情閣は移築されてしまっています。また、2012号先頭部のすぐ後ろに写っている洋館の付いたお屋敷も最近取り壊され、マンションになってしまいました。そう思うとこの風景も随分変わったものです。

それにしても2000系アルミカーは1962(昭和37)年から1990(平成2)年まで28年間の活躍でしたが、3000系アルミカーは1964(昭和39)年から現在まで50年、今なお現役です。そろそろ引退かと思いつつも、いつまでも走っていてもらいたい、そういうのもファンの心情かな、と。

少し懐かしい写真を出してみました。いかがでしたか?クリックにもご協力願います!
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