山陽電車のNゲージ模型化プロトタイプとして選ばれたもう一つの車両、3072号についてご紹介します。
須磨駅に到着する3072号(3072-3073-3541-3641)
S特急は朝の上りと夜の下りしかないので、撮影するには早起きして上りを狙うしかありませんね。
3000系のうち、いわゆる3050系アルミカーとは1981(昭和56)年以降に製造された車両のことを指します。「日本初の大型押し出し形材を用いた新工法のアルミカー」として世に出ました。最初に造られた3066号はアルミカーではありますが、神戸寄り2両がアルミ製、姫路寄り先頭車3638は鋼鉄製、付随車3508も他編成から組み込まれた鋼鉄製だったため、塗装されていました。(のち付随車はアルミ車体で新造した3538に置換え)現在は神戸寄り3両がアルミカーとなっていますが、鋼鉄製の車両と同じ色に塗装され、銀色ではないので、アルミカーとは気づきにくいでしょう。(車内には「アルミ車」のプレートが付いています。)
アルミカーながら塗装されている3066号(3066-3067-3538-3638)(的形~八家間)
3066号編成の姫路寄り先頭車3638は、今のところ山陽電車で最後に造られた鋼鉄製の車両です。他の3両とは側窓回りや車体断面、内装などが異なります。(伊保~曽根間)
続いて製造された3068号(3068-3069-3539-3639)から無塗装となりアルミ本来の銀色に輝く姿となりました。登場当時「ニューアルミカー」と呼ばれていたことも懐かしい思い出です。(伊保~曽根間)
その後、毎年1~2編成ずつ1985(昭和60)年まで増備されました。今回の3072号は4本目にあたります。毎回仕様変更されたので、どれも一見同じに見えますがそれぞれが微妙に違っていて趣味的には面白いグループです。
どう面白いのかって?
次回、クイズにしましょうか?当たっても賞品は出せませんが・・・。
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