楽しいむ〜さん一家

【大蔵谷】明石高女前駅を訪ねる。

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大蔵谷駅で電車を撮影すると、目に入るものがあります。
3000(3050)系アルミカーが姫路方面へと走り去ると・・・。

線路の脇に何か穴の開いた壁のようなものが見えますね。
近寄ってみましょう。

これは何か?という話なのですが、ここはかつての「明石高女前駅」の跡なのです。明石高等女学校は現在の明石南高校なのですが、当時は現在の大蔵谷駅のそばにありました。大蔵谷駅は現在地より400mほど東にあったようで、現在地へ移転してきたのは1948(昭和23)年といいます。隣接する明石高女前駅は廃止となりましたが、現在に至るまでホーム跡が残されているというわけです。

神戸新聞総合出版センター発行「山陽電車 駅と沿線100年の旅」P52~P53に大蔵谷駅のことが書かれていますが、写真背景に廃駅となった明石高女前のホームと上屋跡が写っています。(著作権があると思われましたので当該ページは掲載しません。)

こ~んな感じ。上下線ホームの痕跡がきれいに残っています。折しもJR下り線にEF66が牽引する貨物列車が走って行きました。今や国鉄時代に製造されたEF66は貴重な存在!む~パパ、この次の週にも撮りに行きましたが、JR化後の100番台が来てしまいました・・・。残念!

下り線のスロープ跡と同じ場所に上り線のスロープ跡がありました。立派な廃駅跡です!

山陽電車が路面電車だった頃の遺跡です。ぜひチェックしてみてくださいね!
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【1日1本】大蔵谷で寝台特急「北斗星」の機関車を撮る!

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2015年3月14日のJRダイヤ改正では、北陸新幹線開業!トワイライトエクスプレス廃止!といった話題が大きく報じられました。山陽電車のお隣を走る山陽本線(JR神戸線)で大きな変化はなかったものの、この日から1日1往復だけ今まで見られなかった車両が走るようになり、ファンの間では話題となっています。

それは、吹田以西に「EF510」という電気機関車が乗り入れる、という話。
EF510は交流電化区間も走ることができる万能機で、今までは北陸地方から大阪の吹田まで貨物列車を牽いて来て、そこで直流区間専用の機関車に交代していました。それがこの改正で岡山まで直接来るというのです。それも1日1往復だけ。山陽電車の沿線で撮影可能なのは上りだけで、明石付近を通過するのはお昼の12時頃らしい。直流区間用の機関車は青色をしており「レッドサンダー」と呼ばれるEF510の赤い車体はさぞ目立つことでしょう。

すでに大勢のファンがこの1か月、あちこちで撮っておられますが、む~パパ、何とか山陽電車と一緒にカメラに収めることができないかと、大蔵谷駅界隈にやって来ました。上りホームから天文科学館を背景に撮れることは諸先輩方のおかげで分かっているのですが、国道2号線付近から撮れないかな、と西舞子~大蔵谷間の線路際をウロウロ。なかなか安全な場所で撮影することが出来ず断念。

結局大蔵谷駅上りホームに落ち着きました。(というわけで、目新しい構図はありません。やはり撮影ポイントというのは先人の跡をたどるしかないようで・・・。)

人丸前を出発、坂を下って来る3000系。ちなみに4両編成はほとんどが3050形で、3000形は3022と3030の2編成だけ。けっこう貴重な存在です。右隣りにはJRの新快速が迫っています。うまく一緒に収まらんかな、と。

電柱が多すぎて新快速の顔にかかってしまいました。見事に失敗です。本当は天文科学館が一緒に入れられないかと思ったのですが、この角度では入りません。

というわけで、山陽電車とのコラボはあっさりあきらめ、本来の目的である「機関車」を狙うことに。背景に天文科学館を入れるとどこが良いのかホームで場所調整。ちょうど来た貨物列車が練習台に。どうせ後ろに連なる20両以上の貨車は画面に入り切らないので機関車さえ綺麗に撮れれば文句なし。EF210「桃太郎」100番台初期型(EF210-102)。山陽電車と並走するこの界隈では最もポピュラーな機関車と言えましょう。

鳥取へ向かう「スーパーはくと」。JR四国2000系をベースとした制御振子付きのディーゼルカーです。いろんな車両がやって来て面白いです。

その間もやって来る山陽電車を望遠レンズで狙います。天気が良いので大蔵谷駅西方にある黒橋の影が車体に掛からないよう、6両編成は気を使います。なぜか日台姉妹提携ヘッドマークが装着されていない5018がやって来ました。

と、構図を決めたりしたりしているうちに、練習タイムの1時間が過ぎ、いよいよ目的の列車が現れました。

おお~、来ました来ました。あれ、青いじゃないですか!これは500番台といってJR東日本がブルートレイン「北斗星」牽引用として製造した車両ですが、現在一部はJR貨物に移籍して赤い0番台に混じって活躍しています。う~ん、気分的には赤い機関車のほうが良かったのですが。まあ、いつ赤色に塗り替えられるか分からないし、これはこれで貴重な記録になるでしょう。

と、EF510を撮ることができて、む~さんと共に満足して互いの写真を見せ合いっこしていたところ、下りの貨物列車が「ガーッ」と通り過ぎました。先頭はEF210ではありますが、黄色いラインの300番台。山陽本線瀬野~八本松間の急こう配で貨物列車の後押しをする補機として造られた機関車で、わずか3両しかありません。予期せぬ登場に前から撮れず・・・。

EF510の赤いヤツは次の宿題ということで・・・。どこかで山陽電車と一緒に撮れないかな~。

次回、このあたりにある鉄道遺産をご紹介。
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「一畑」と「山陽」のなぜか不思議な関係

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先日「B級ワンダーランド」として紹介してしまった須磨寺(失礼しました!)。本堂から左手、奥ノ院へ向かう参道を歩くと右手に現れるのがこちら↓。

「一畑薬師如来」です。”一畑”と聞いてピンと来るあなたは?

そう、島根県は松江市と出雲市を結ぶ「一畑電車(バタデン)」!
目のお薬師さまとして有名な一畑薬師。なぜ須磨寺に祀られているのか勉強不足で不明ではありますが、島根県を走る一畑電車はこの一畑薬師への参詣を目的として敷かれた鉄道だったりします。(大株主だったので「一畑」の名を冠しているという話も。)

そして、こちらが島根県にある総本山、一畑薬師の本堂。調子に乗ってちょっと山陽沿線からは離れすぎましたか・・・。

強引にも御朱印まで登場させてしまいます!

というわけではありませんが、一畑と山陽を結ぶ共通点が実はあるんです。それは、バス塗装。山陽バスも一畑バスもいすゞキュービックバスの「カタログカラー」を使用している、ということ。

こちら山陽バス。黄~バスと呼ばれる現行塗装は、ご存じいすゞキュービックバスのカタログカラーです。(一畑バスと形態を揃えるために今は無きLRにご登場願いました。)

こちら一畑バス。言うまでもなくこちらもいすゞカタログカラー。多少はアレンジしていますが、山陽バスの色違いですね!

でも、一畑バスはその後、お顔の真っ赤な塗装はやめてしまい、現在はこの写真のような塗装になってしまいました。こうなると「本来は山陽バスの色違い」であることが全く分からなくなってしまいますよね。

ちなみに、これは一畑グループ100周年記念に登場した旧塗装の一畑バス。最新車にもよく似合っています。

山陽バスにも旧カラー復刻バージョンはいかがでしょう!

夢のまた夢といったところでしょうか・・・。

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桜と山陽電車

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天気に期待できなかった今年の花見。予報に反して晴れた4日の土曜日、む~パパ思わずカメラを持って撮影に出かけました。「山陽電車と桜を撮る!」1年にただ1度の機会。本当は週末の天気が悪くてあきらめていたのですが、朝起きたら青空が広がっていたのだから仕方ありません。昼からは下り坂との観測にあまり撮影地を探し回る暇もなく、結局やって来たのは「林崎松江海岸!」昨年と同じ場所でした。

駅を出て西へ。昨年とは違うアングルを探します。どうやら昨年撮った場所では菜の花がまだ咲いていなかったので、同じ黄色い花、カタバミと桜を合わせて何とか撮影に成功。そこから西松江踏切まで線路の南北を歩き回ったのですが、今一つ良いアングルが得られず、最終的に林崎松江海岸駅の下りホームにやって来ました。

駅の北側にも桜が植えられ、手軽に桜と電車の組み合わせが楽しめます。

駅の西側は山側に桜並木があり、ホーム西端から望遠で狙うとこのように桜と山陽電車が撮影できます。沿線でこのように撮れる場所はここぐらいでしょうか。

一番手前の桜をバックに。昨年「官兵衛号」で撮ったのと同じ構図です。電車は3000系ですが3200形と呼ばれる2000系のモーターを流用した車両。全てワンマン対応で主に網干線で使用されていますので、本線で見かけると撮っておくのが良いでしょう。この辺は昼前後が順光のようで、午前だと側面まで光が回り込まないようです。

タイミングによってはすれ違う電車の姿も撮れました。下り3000系アルミカーとすれ違う上りの阪神1000系直通特急。写真の1208号編成は前照灯がLED化されています。

ちなみに桜とは関係ありませんが、下り列車はカーブを曲がって来るカッコ良い姿が撮れます。昼ごろは逆光ですけどね。5000系+5030系混成の直通特急。

予報通り、だんだん曇ってきたので、そろそろ退散しようと思っていたら3000系のトップナンバー「3000ちょうど」の編成がやって来ました。もちろん、これは撮らねばなりません!

明日も雨。この週末はもうお花見は楽しめないでしょうね・・・。また来年といったところでしょうか・・・。
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【須磨浦公園】今年も敦盛桜

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NHKの中継にも登場した須磨浦公園の「敦盛桜」。金曜日以降5日間くらい雨が続くという、お花見のシーズンにとんでもない予報となっているためか、晴れの日は最後と予測し、たぶん今日は大勢のみなさまが昼間や仕事帰りにお花見に出動されたことと思います。む~パパ、ちょっとは空いていた3月31日火曜日に早目の「敦盛桜」へ行って来ました。


須磨浦公園駅前から西側へ進むと、「敦盛桜」のゲートがあります。

4月9日まで直通特急が臨時停車します。(停車する時間帯は曜日により異なります。事前にご確認を。)

地面には「敦盛桜」ロゴ入りの灯が置かれ、会場へいざないます。ムード満点!

なかなか良い写材になります。考えることはみな同じと見えて、一眼レフのカメラを持ち歩く人の多いこと・・・。

この日は朧月夜でした。菜の花ではありませんが・・・。

こちらが入口。桜のトンネルがお出迎えです。

桜を見に来ているのに、どうも「小道具」が気になるむ~パパであります。

「敦盛桜」としてライトアップされるまでは、須磨浦公園の桜は知っていても、この辺りにこんな見所があったとは、正直知りませんでした。

各種イルミネーションも毎年微妙に変化して楽しませてくれます。今日以降は雨の予報です。せっかくの週末が台無しと嘆いている人も多いことでしょう。まったく同感ですが、こればかりは・・・。

「敦盛桜」雨でも開催しています。週末にそぞろ歩きをお楽しみください!
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春!須磨浦山上遊園!晴れた日には写真三昧。

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む~さん一家、須磨寺に続いて須磨浦山上遊園に行ってみました。とにかく家にいるのはもったいない天気というのが年に何度かあるもので、せっかく春になったのだから、どこか景色の良いところに行かないと罰が当たります。

とりあえず須磨浦公園駅で下車。阪神電車の「yellow magic train」にうまく当たりました。この真っ黄色の電車も山陽沿線のどこか良いところで撮りたいものです。

須磨浦公園駅と言えばロープウェイ。来てみて初めて気付いたのですが台鉄との姉妹協定ヘッドマーク、ロープウェイの搬器にまで取り付けられているではないですか!これは撮らねば!ちなみにこの搬器は3代目。初代より伝統の愛称「うみひこ」「やまひこ」は引き継がれています。海から山へ登る須磨浦ロープウェイにはふさわしい名前だと思いませんか?

で、写真の「うみひこ」が満員になったので次の「やまひこ」に乗って山上へ。「うみひこ」と行き交います。いやもう、全く良い天気で、ほとんど写真の自慢になりそう。眼下に海釣り公園を見下ろしてぐんぐん登っていきます。

東には神戸市街地。須磨海岸、ポートアイランド、神戸空港などが一望のもとに。まさに絶景です。

ロープウェイの次にはカーレーターに乗りましょう。今や全国でここだけとなった不思議な乗り物。非常に特徴ある乗り心地(要するに「悪い」と言うべきなのでしょうが・・・。)で、実はこの手の乗り物の愛好家(いるんですね~、これが。)に絶大なる支持を得ているんですね。

実にレトロな建物の中を斜めになって登っていきます。窓の外には淡路島が・・・。もう、どちらが斜めに傾いているのか分かりません。たぶん水平線が「水平」のはず・・・。まっすぐ写真を撮るのさえ難しい異空間です。

「ロープウェイ」「カーレーター」と来たら仕上げはリフト。途中に掛かるは「両国橋」。

「摂津国」と「播磨国」の境界がここらしい。畿内つまり京都に都があった時代の「首都圏」と「地方」の境目に当たります。

「ふんすいランド」から明石海峡大橋を望みます。バーベキューの段取りをして来れば良かった。晴れているので何となく来てしまっただけなのですが・・・。

写真家でもないのに、こう天気が良いと「良い写真」が撮れる気がして「パチリ・パチリ」とシャッターを切ってしまいます。展望閣をふんすいランドの屋根を入れて撮ってみました。何を浮かれているのでしょう。でも良いではないですか!春なんですから。

サイクルモノレールに乗ると、西側すなわち明石側のパノラマが広がります。後ろの迷惑にならない程度に、途中で止めてそこでも写真。瀬戸内海の光る色合いも、もう春以外の何物でもありません。

同じような写真ばかりなので、この辺でやめときます。



あとは、みなさまご自身の目でお確かめください。クリックにもご協力願います。
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