桜にはまだ早いとは思いながらも、む~さん一家、須磨寺駅に降り立ちました。
普段の乗降客はそれほど多くはありませんが、住宅地の中にある私鉄らしい少しハイカラな駅です。写真で右手に写っているのは・・・。
平重衡捕らわれの松跡だそうで。源平史跡の一つで一ノ谷の合戦の折、捕えられた平重衡が・・・(以下、省略)、という「ことになっている」ものです。難しいことを考えてはいけません。なにせ「そういうことになっている」のですから。
桜が「まだ」というだけあって、須磨寺前商店街もそれほどの人出はありません。
須磨寺駅からの参道を横切る「須磨さくらめぐりバス」。須磨浦公園を起点に今年も走っています。乗車は無料!ぜひご利用ください。
さて、須磨寺と言えば、本当は由緒正しい名刹なのではありますが、以前からB級スポット的なアトラクションがたくさんあって、その種のマニア(?)に人気がありました。現在でもボタンを押すと1音ずつ再現され、楽譜通りに押すと「青葉の笛」が流れる、とか頭をなでると動く猿がありますが、全体に最近は抑え気味のようで・・・。
三重塔下にある「マニコロ」。1周回すとお経を読んだことになるという、「いかにも」なアトラクションですが、本体の各面に英語やハングルで書かれた般若心経が・・・。それにしても須磨寺、境内のあちこちにこの種のマニコロがあります。あちこちで回してお経を読んだことに・・・。
「青葉の笛」以前は有料の宝物館にあったような気がしますが、今は無料開放されています。ちなみにその「青葉の笛」は写真右側の太いほうです。両方とも敦盛公が持っていたものといいます。
本堂。左手は敦盛公の首実検をしたと言われる池と義経が腰かけたという松。む~パパの子供の頃から変わっていません。史実としてどうかとは思いますが、これはそういうことを「ど~のこ~の」するものではありません。そもそも、いつからこの松と池のセットはここにこうしてあるのでしょうか?かなり気になります。
ソメイヨシノはまだですが、本坊の桜は咲いていました。何と言う品種なのでしょう。
枝垂れ桜もあともう一息ですね。
お参りしたら、御朱印をいただきましょう。最近は若い女性の間で御朱印収集がブームとなっているとのことで「御朱印ガール」とも呼ばれているそうですが、む~パパ、かれこれ20年以上前から集めております、念のため。さてさて、この御朱印の中央に書かれているのは「大悲殿」すなわち御本尊の聖(しょう)観音菩薩が安置されている本堂のことです。書いていただくときに「何の御朱印にするのか」聞かれますので、隣の大師堂にお祀りされている弘法大師さまにしたい方はどうぞ。その場合、どう書いていただけるのか大変興味ある部分ではありますが、まあ、次に来たときの宿題としておきましょう。梵字が付くのも真言宗らしいところ。聖観音の象徴「サ」ということです。
ちなみに「須磨寺」とは通称で、正式には「福祥寺」というはずなのですが、寺印も含め「須磨寺」と書かれています。マニア的には正式名称で書いてほしいような、そうでもないような・・・。
須磨寺の桜、来週は満開になるでしょう。山陽電車でお出かけください!
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