福知山から宮津へ抜ける国道176号線沿いにある喫茶店「ももの木」。その庭先に本物の阪急電車が鎮座しています。
この2800系、6300系の登場後は順次3扉化・ロングシート化されましたが、極力特急時代の姿を残すよう配慮されたようで、中央扉を設置するにあたり2連窓を最大限残すため、その両側は戸袋窓としています。この写真では戸袋窓のブルーがよく分かります。(1990.5.17 阪急梅田)
福知山から宮津へ抜ける国道176号線沿いにある喫茶店「ももの木」。その庭先に本物の阪急電車が鎮座しています。
この2800系、6300系の登場後は順次3扉化・ロングシート化されましたが、極力特急時代の姿を残すよう配慮されたようで、中央扉を設置するにあたり2連窓を最大限残すため、その両側は戸袋窓としています。この写真では戸袋窓のブルーがよく分かります。(1990.5.17 阪急梅田)
山陽電車は神戸から姫路までの間に数多くの川を渡ります。垂水駅東側の橋梁で渡る福田川もその一つ。すぐ南側にJR線、さらに南には国道2号線を渡る「福田橋」があります。この福田橋、架橋は非常に古く1926(大正15)年とのことで、まもなく100年を迎えます。主要国道に架かる橋としては相当古い部類。む~パパ、橋を見に行くと同時に電車と絡めて撮れないかと思い、現地を訪れました。
その後、垂水の商店街を散歩していると、こんな写真が。昭和8年といいますから架橋から10年も経っていない頃です。親柱の灯具は今とは違う形ですし、根元から石製ではないような・・・。中央の謎のオブジェは今と形は変わっていないようです。周囲には高い建物がまだ建っていません。
日本で初めて鉄道が走ったのは1872(明治5)年10月14日(この日は現在「鉄道の日」となり全国の鉄道イベントが10月付近になる元になりました。)新橋~横浜間でした。鉄道は人を運ぶという目的が当然ありますが、当時重視されたのは貨物の運搬そして軍隊の輸送であり、首都東京と国際貿易港横浜をつなぐ鉄道を最初に敷くのは当然と言えるでしょう。すると第2番目は?となりますが、これも商都大阪と国際貿易港神戸を結ぶ鉄道であり、こちらは1874(明治6)年5月11日で、数日後に開業150周年を迎えます。昨年の山陽電車明石~姫路開業100周年に続き、兵庫県の鉄道にとってのメモリアルイヤーが続きます。
さて、「楽しいむ~さん一家」では4年前、実際に大阪~神戸間を150年前に走った機関車を取材しています。
☛【加悦SL広場】阪神間を初めて走った蒸機機関車が残る
この機関車、2020年の「加悦SL広場」閉園後どうなっているのかなと思っていたのですが、旧加悦駅に設けられた加悦鉄道資料館に移動しているとのことで、ちょっと見に行ってきました。
大阪~神戸間の開業後、今度は京都へ向けて鉄道は敷かれていきます。その時イギリスから輸入された鉄橋が山陽電車でも使われていました。これも以前ご紹介しました。
☛【東二見】保存された鉄橋を訪ねる(その1)
また、阪神間鉄道開業150周年を記念して各種イベントが開催されます。鉄道が生まれた明治初期に思いをはせてみませんか。
☛神戸大阪鉄道150周年特設サイト(JR西日本グループ)