楽しいむ〜さん一家

【資料】山陽5000系を模型目線で見る!②

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その①に引き続き、今回は2号車5001号を模型目線で見てみましょう。

2号車5001号。こちらは山側。1986(昭和61)年に登場した1次車です。写真は登場時のPK-55菱形パンタグラフを搭載した姿。現在は下枠交差型のPK-80に交換されています。
(2012.12.15 東二見車庫 撮影:山陽電気鉄道)
それでは模型ファン向きに。5001号を山側から。ブレーキ制御装置やバッテリーはこちら。右寄りに並んでいるのは抵抗器です。(2012.12.15 東二見車庫 撮影:山陽電気鉄道)
同車を浜側から。励磁装置、制御器、遮断機等が並んでいます。模型的には箱型の機器が多く作りやすい部分ではありますね。(2012.12.15 東二見車庫 撮影:山陽電気鉄道)
抵抗器部分。ガイシはグリスを塗ってあるため緑色に見えますが、本来は白です。
(2004.5.15 東二見車庫 撮影:山陽電気鉄道)
5001号ではありませんが、同じ1次型5011号の姫路寄り妻面。パンタグラフから来る高圧配管は3000系と同じく姫路寄りに下ろされています。下部はなぜか左右対称ではありません。
(2007.6.13 東二見車庫 撮影:山陽電気鉄道)
こちらも模型ファン必須の屋根配管。写真は5005号(現5802号)を神戸寄りから。現在見られないPK-55パンタグラフと、パンタ鍵外し装置一式が写っている貴重な写真です。ちなみに避雷器は現在のスタイルのものに交換後。
(2004.9.17 東二見駅 撮影:山陽電気鉄道)

こちらは3次車5021号ですが、姫路寄りパンタグラフ周辺。現在は見られない旧型の避雷器が写っています。ベンチレーターに車番が記入されていますが、模型化される方は是非再現を!
(2004.9.28 東二見駅 撮影:山陽電気鉄道)

次回以降も5000系の細部に迫ります。

【神戸元町】乙仲通を歩く・後編

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乙仲通で建物ウォッチングするむ~パパ。西へ向かって歩いて行きます。

またまた古そうなビル「栄町ビルディング」を発見。隣や裏側の一見別棟に見えるビルも一体で、結構大きいビルです。
正面から。なかなか良い雰囲気です。中央の廊下両側に店舗や医院が入居しています。
廊下部分を撮影。モノクロにしてみましたがいかがでしょうか。映画のロケに使えそうな雰囲気ですね。
同ビル右半分の正面。こちらは廊下ではなく、中央入口からは階段がつながっていました。
さらに西へ歩くとこれまた古い店舗建築が。かなり老朽化が進んでいますが、壁の装飾が魅力的です。
横から見てもなかなかのもの。現在は上下とも店舗ですが、元は海運会社のオフィスとして使われていたものと推測します。昭和初期のものでしょう。
(おまけ)近代建築ではありませんが・・・。電気メーターや湯沸器などがこれでもかと壁に取り付けられています。無秩序に見えつつ不思議なほど整理され美しささえ感じる配線。素晴らしい!
上写真の表側。お洒落なお店が入っていました。よく見ると建物もかなり古そうですね。

表通りから外れたところは意外に面白い発見がありますね。まだまだ掘り起こせるものはありそうです。

【神戸元町】乙仲通を歩く・前編

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元町の近代建築と言えば海岸通の大規模なビル建築が知られていますが、海岸通と栄町通の間にある「乙仲通(おつなかどおり)」もレトロなビルがたくさん建っている近代建築集積エリア。お洒落なカフェやいろんなお店がたくさんあったりして話題の観光スポットではありますが、む~パパ、お店より建物ということで、少し散策してみました。

神戸を代表するビジネス街、栄町通。かつては市電が走っていました。乙仲通はこの南側の通りです。ちなみに「乙仲」とは戦前の海運組合法で定期貨物を取り扱う「乙種仲立業」が多く集まっていたから、だそうです。
南京町から乙仲通へ入るとすぐ目に付く近代建築「昭和ビル」。昭和初期の建築と思われます。
入口から中をのぞくと、タイムスリップしたかのような昭和の空間。
「昭和ビル」南側から。こちらの入口もなかなか魅力的。建物本体も面白い形をしていますね~。
海岸通に面する「海岸ビル」ですが、乙仲通側にひっそりとフランス料理店の入口がありました。む~パパ、こんなお店の常連になってみた~い!
この「海岸ビル」表側は石積み。裏側がレンガ積みだとは知りませんでした。
正面のアーチ入口から一気に3階まで登る階段。日本ではないような空間が広がっています。
KISCO神戸営業所。旧岸本産業本社ビル。ケーキのような段々に積み重なったスタイルが特徴的。昭和初期のものです。西隣にもレトロなビルがあったのですが、取り壊されて駐車場になってしまいました。こういった近代建築は老朽化や耐震性の問題から、少しずつ消えていくのが実情なのでしょう。

全部は紹介しきれませんが、あとは後編としましょう。

【阪急電車】ダイヤ改正で消える車両を追う(2)

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午前中、能勢電鉄で思うように車両が撮れず撃沈してしまったむ~パパ。昼からは阪急電車京都線へ。今回の改正で消える6300系「京とれいん」の撮影に出掛けました。

そもそも阪急京都線は、午後のほうが大阪梅田寄り車両すなわち1号車がこっちに向かってくる写真を撮りやすいので、午前のうちに能勢電鉄を訪問したわけなのですが、曇天なのでもうどうでも良いです。というわけで同業者(さすがに京とれいん狙いの方がホーム端に・・・)多数の中、ようやく人のいない場所を見つけて総持寺駅に降り立ちました。駅を出て総持寺踏切で試し撮り。乗入れの大阪メトロ66系更新車。ヘッドライトが電球色のLEDになっています。なかなか新鮮。
(2022.12.4 総持寺~富田)
大阪メトロ66系とすれ違う3300系。堺筋線乗入れと大阪万博開催のため1967(昭和42)年に登場。最大126両を数え、神戸線用7000系に抜かれるまで阪急最大両数を誇りましたが、近年急速に置換えが進んでいます。この日も本線では2編成しか撮れませんでした。
(2022.12.4 総持寺~富田)
今改正で姿を消す6300系「京とれいん」。む~パパが語ることではありませんが、6300系は多くの鉄道ファンに「人気がある」などという表現では済まされない、昭和の鉄道史に残る傑作車です。嵐山線に4両編成は残りますが、本線での活躍は10・11日のあと2日間となります。
(2022.12.4 総持寺~富田)
総持寺踏切より少し京都寄りの線路際で、折返し京都河原町行きを後追い撮影。
(2022.12.4 総持寺~富田)
ちなみにこの場所では大阪梅田行き列車もこのように撮れます。コンクリート電柱だと撮る気がしないのですが、かご柱なので車両にかかっても大丈夫。とは言え相変わらず前パン(車両の一番前にパンタグラフが付いていること)の撮影が苦手なむ~パパです。5300系トップナンバー50周年ヘッドマーク付き。
(2022.12.4 総持寺~富田)

50周年ヘッドマークは京都寄りは違うデザインになっていました。5300系も8連から7連への組み換えが進み、その過程で余剰廃車になる車両も出始めました。む~パパ、白状しますが5300系が電気指令式ブレーキを装備しているのをこの日まで知りませんでした・・・。大変失礼しました。
(2022.12.4 総持寺)

総持寺で遅い昼食を済ませたむ~パパ。少し晴れてきたので南茨木に移動しました。

再び大阪梅田へ向かう「京とれいん」を撮影。この日唯一の晴れの写真となりました。
(2022.12.4 南茨木)
南茨木を通過する6300系。む~パパが見るのはこれが最後となるのでしょうか・・・。
(2022.12.4 南茨木)

久しぶりに阪急京都線を撮影しました。何かが無くなるからと言って来るのではなく、日頃から地道に記録しておくことの大切さを感じました。ちょっとご無沙汰の山陽電車も真面目に記録しないといけませんね。


【能勢電鉄】ダイヤ改正で消える車両を追う(1)

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12月17日、山陽電車を含む連絡各社で一斉にダイヤ改正が行われます。む~パパ、この改正で消える車両や列車を追って能勢電鉄を訪れました。

ダイヤ改正告知のヘッドマークを取り付けた5100系。川西能勢口発の列車は一部を除いて日生中央行きとなるため、日中の妙見口行きは見られなくなります。(2022.12.4 川西能勢口)
自分のスケジュールの関係から曇天に行動せざるを得なかったむ~パパ。数を減らしつつある1700系を狙っていました。1700系は元阪急2000系で、能勢電鉄には最大9編成が在籍しましたが現在は4編成しかなく、今回の改正で1754・1756が引退するため1755・1757の2編成が残るのみになってしまいます。む~パパ、引退編成が記念ヘッドマークを付けているので撮りに来たわけなのですが・・・。
(2022.12.4 一の鳥居)
ここに来るまでに1754が平野車庫に寝ているのを見たのと、1756の回送には出会ったのですが、しばらく待っても1756が来る気配がありません。これは、まさか平井車庫へ検査に行ったのかな?と・・・。写真は最新鋭の7200系。(2022.12.4 一の鳥居)
平野駅に戻り1754の「惜別」ヘッドマークを撮りました。結局1756を捕まえることが出来ず、もう一つの消える列車「京とれいん」を狙いに阪急京都線へ移動することに・・・。(2022.12.4 平野)
む~パパの写真から。前回能勢電鉄を訪れたのは5年前の2017年春でした。まだスカートが付いておらず、比較的阪急時代の姿を留めています。写真の1753編成は2019年に廃車となっています。
(2017.4.29 平野~一の鳥居)

今回は天気も悪かったのですが、走っている姿を撮れず失敗でした。また撮る機会はあるでしょうか・・・。