楽しいむ〜さん一家

【さよなら】3000号にヘッドマークが付いた!(前編)

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11月17日(金)より3000号に「Last Run」ヘッドマークが付きました。23日まで1週間。現在イメージされる「山陽電車」を打ち立てた名車3000号に、いよいよ最後の時が迫ります。

む~さん&む~パパ、朝も早くから山陽電車始まって以来の大イベントに出動!しました。

今日はあいにくの雨天ではありましたが、もう今日明日しかチャンスがありません。まずは朝一番、阪急神戸三宮駅東方で折り返す3000号をJR三ノ宮駅上りホームから撮影。通い慣れたこの道を通るのもあとわずかです。

さて、山陽電車ブログなんだけれどもJRで垂水まで先回りしてしまいました。

雨ならば順光も逆光も関係ありません。明石海峡大橋をバックに垂水駅を後にする3000号。

ここでとりあえずむ~さん&む~パパ、朝ごはんを食べました。再び3000号を追います。

大塩駅。姫路発の上り列車を狙います。雨が止みません・・・。

車内に入ってみました。

つり革の一つ一つに「さよなら3000」の文字が。なかなか粋な演出ですね。



吊り広告は外され、3000号の登場時から現在までの活躍を写真で紹介しています。貴重な写真が泣かせます。

各社に付けられたローレル賞プレート。同年のブルーリボン賞は新幹線0系でした。

3000号とすでに廃車になった3002号だけにあった運転台直後の座席。それ以降の3000系はここに座席はありません。

以後、後編へ。

沿線での撮影には乗り降り自由で便利な各種1dayチケットがお奨めです。

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【鉄道友の会】山陽3000号撮影会in飾磨車庫 

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10月22日(土)、山陽電車飾磨車庫で「鉄道友の会」主催による3000号の撮影会(会員限定)がありました。昨年前面帯が細い登場時のスタイルに復元され注目を集めている3000号ですが、6000系の登場によりその姿を消す日も近いことでしょう。車庫できちんと撮影できるのはこうした機会が無ければ不可能です。

車庫入口に集まった会員のみなさん。挨拶と説明の後、電車のほうへ。

ローレル賞プレートを取り付けた3000号。昔の写真を見ると登場時は方向幕が付いていなかったので、このプレートを正面中央に付けていたようです。(取り付けたまま走ったかどうかは定かではありませんが・・・。)このマークはその時付けた本物だそうで、木製で手書きの立派なものです。

みなさん車庫内で順次移動しながら側面を撮影していきます。車庫は他の車両もなく3000号の撮影に集中できました。天気は今一つでしたが、晴れた日の車庫内撮影は架線や支持物の影が車体に写り込むことが多く、正直曇っているほうが撮りやすかったりします。

神戸側から撮った後は電車を少し移動させて姫路側から撮影。曇っていたために逆光にならず、綺麗に撮れました。

カメラの放列を浴びます。

今は無い「急行」表示。ここで豆知識ですが、急行の場合は標識灯のうち左側だけを点灯させます。この標識灯、普段は白い電球型蛍光灯が入れてありますが、この日は撮影用として特別に白熱電球をご用意いただきました。淡い黄色の光が何ともレトロです。

車内の撮影に使用した3号車は、車内の吊り広告が全部外してあり、すっきりと撮れました。

各車に付けられた「ローレル賞」のプレート。3000・3002の両編成にのみ付けられています。

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【ローレル賞受賞】50周年を迎えた3000系アルミカー(その2)

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前回、「その1」としてしまった以上、「その2」以降展開しなければならない事態になった「50周年を迎えた3000系アルミカー」。さて、どうしようかと考えていたのですが、今回は3000系が生まれた当時の姿をご紹介することにします。貴重な秘蔵写真で振り返ってみましょう。
※白黒写真につきましては、山陽電車からお借りしたものです。
3000系のトップナンバー、3000号。霞ヶ丘駅で撮られたものでしょう。登場直後、1965(昭和40)年頃の姿だと思われます。目を引くのは前面の赤帯。現在より細いです。また、行先方向幕が付いていません。もちろん冷房もありません。関西の通勤電車で最初に冷房を付けた車両は京阪電鉄の2400系車両で1969(昭和44)年のことですから、無理もないことです。

上写真の3000号とペアを組む3001号の側面部。窓下に”うろこ模様”が付いています。現在は無くなっていますが、登場時は2000系のアルミカーと同じ模様が施されていました。今から思えば何ともレトロな雰囲気です。台車は川崎車輌の軸ハリ式ですが、現在はウイングバネ式に交換されています。OK台車は高速で走行する車両としては京浜急行と山陽電車の2社のみに見られたもので、実は結構珍しいものだったりします。

日本初の軸ハリ式台車OK-3。写真は山陽電車830号で使用されたもので、現在は川崎重工で展示されています。同じ830号のもう1つの台車は東二見工場で保存されています。(両方とも通常非公開)

大塩駅で3002号の編成。すでに4両編成化されています。どうやら前面貫通扉に方向幕を取り付ける準備をしていたらしく、正面の車番が左側に寄っています。この時代の写真は記録も少なく、非常に貴重なものと考えられます。

次回は比較的最近の姿をお届けできれば、と思います。クリックにもご協力を!
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【ローレル賞受賞】50周年を迎えた3000系アルミカー(その1)

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今年2015年は、山陽電車で活躍する車両の6割を占め、今もなお多くの鉄道ファンにとって「山陽電車の代名詞」的存在である3000系電車が初めて営業運転を開始して50周年です。特に1964(昭和39)年末から1965(昭和40)年に登場した最初の2編成は、車体が2000系2012編成で試みられたアルミ車体であることや、当時の地方私鉄としては思い切った機構を採用したことから、鉄道友の会「ローレル賞」を受賞しました。
3000系の第1編成。1964(昭和39)年末に登場し、1965(昭和40)年1月より営業運転を始めました。(飾磨~亀山間)

トップナンバー「3000」号の車内にあるプレート。3000系と言ってもトップナンバーは「3001」号から始まる会社が大部分で、トップナンバーが「0」から始まる鉄道会社は実は阪急電鉄と山陽電車くらいなんです。山陽電車って、全国的に見ても非常に珍しい番号の付け方をする会社なんですね~。ちなみに山陽電車が「0」から始まるようになったのは戦後のことで、戦前は他社と同じく「1」から始まっていました。

製造所である川崎車輌のプレート。現在の川崎重工(車両カンパニー)です。地元神戸の名門鉄道車両メーカーで、全国トップシェアを誇ります。「昭和39年」とありますが実際は年末で、走り始めたのは翌40年とのことです。

「ローレル賞」受賞プレート。最初の2編成だけに取り付けられています。クーラーが取り付けられる前は台座付きで中央部にあったような気がしますが、現在は右寄りに付いています。乗られたら是非チェック!してみてくださいね。

さて、ローレル賞って「何?」というみなさまへ。「ローレル賞」はブルーリボン賞と共に鉄道愛好家団体「鉄道友の会」が、毎年その1年間に営業運転を開始した、いわゆる「新型車」の中から選んで表彰するもので、会員得票数の最も多かった人気車両には「ブルーリボン賞」、得票ではなく技術面などで先進的な取り組みをした車両には「ローレル賞」が与えられます。「ブルーリボン賞」は1958(昭和33)年、「ローレル賞」は1961(昭和36)年に制定されたもので、いずれも50年以上の長い歴史を誇ります。山陽電車の3000系は1965(昭和40)年、第5回のローレル賞受賞ということですが、同年の「ブルーリボン賞」はあの新幹線0系でした。
山陽電車3000系と同時、第8回ブルーリボン賞受賞の新幹線0系電車。たぶん、正しくは「000系」と言うはずですが・・・。写真は1964(昭和39)年10月、最初に開業したときに準備された車両のうちの1両。人知れず大阪で保存されていましたが、現在は埼玉の鉄道博物館で展示されています。

話は少々脱線しますが、「ブルーリボン賞」「ローレル賞」受賞車を近隣から探してみました。実は阪神電車や神戸電鉄は受賞した車両がありません。山陽電車、ちょっと自慢して良いかも!

1961(昭和36)年、第1回のローレル賞を受賞したのは阪急2000・2300系でした。2000系は能勢電鉄1700系として、2300系は今もなお京都線でそれぞれ活躍していますが、そろそろ引退近し!という感じでしょうか。

1978(昭和53)年、第18回ローレル賞受賞の神戸市交通局1000系。

1990(平成2)年、第30回ローレル賞受賞のJR西日本221系。現在では非常に珍しくなった山陽5000系と同じ制御方式の電車です。

さてさて、50周年を迎えた山陽3000系。「楽しいむ~さん一家」では総力を挙げて3000系の魅力に迫ります。今後の展開にご期待ください!

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