楽しいむ〜さん一家

2300系がいた頃~23年前の写真から~

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コロナ禍の昨今、外出せず家にいるとつい探し物をしてしまうのですが、探し物とは関係ない昔の写真がひょっこり出て来て見入ってしまいました。今日はそんな写真から。撮影はきちんと記録していないのですが1997年7月ごろと思われます。今ほど夏が暑くなかったような気もしますが・・・。
2300系2600号(2300-2301-2600)。2300系は2700形の車体を流用し、3000系の下回りを組み合わせた改造車ですが、写真の頃はモーターも2000系用のものに交換され、3200形相当の性能となっていました。(須磨寺駅)

2300号。すでに旧性能車や2000系は引退しており、「昔ながらの山陽電車の顔」をした車両は2300系だけだった頃です。この車両は冷房取付けと同時に現塗装になりました。この後、ほどなく全車3000系の中間車として使用されることになり、モーターや運転台を取り外して3560形となりました。

まだ元気で活躍していた3000系の中間車3550形。こちらは2000系から改造されたもので、モーターなどを取り外し、2扉転換クロスシートから3扉ロングシートになっています。写真の3557号は元2002号で、運転台を取り外した跡がはっきり残っていました。(舞子公園駅)

5000系5606号(5012-5013-5506-5206-5207-5606)。1995年に6両編成化されたものです。この頃は登場時の顔のままですが、現在はパンタグラフやスカートなどが変わっています。ローマ字のない行先表示も今となっては新鮮です。もちろんまだ直通特急は運転されていませんでした。写真の舞子公園駅もまだ橋上駅舎ではありません。

乗り入れの他社車両も。
阪急6000系。懐かしの須磨浦公園行き特急です。社章は現在のものに変わっていますが、まだ上部のアイボリー塗りをしていなかった頃ですね。(須磨寺駅)

阪神9000系。登場時の赤帯時代です。写真の右に写っている市場もすでにありません。この時代は乗務員ごと他社線内に入っていました。(須磨寺駅東方)

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【網干】北沢産業網干鉄道廃線跡を歩く(後編)

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いよいよ後編。揖保川を渡ります。
前編はこちら
中編はこちら


揖保川。ここから斜めに鉄橋が架けられていましたが、現在は撤去され痕跡はありません。少し下流の八十大橋を渡って右岸へ移動します。

すると・・・、網干鉄道最大の遺構である築堤が現れます。写真のように川の手前でカットされていますが、線路も残っています。

ここまで完全な廃線跡に感動すら覚えます。北沢産業の私有地と思われますが、草刈りも行われているようで、きちんと管理されています。

いよいよ日暮れが迫って来ました。山々が赤く染まります。
工場萌え!手前の黒い線が廃線跡です。
しかし、築堤を下ってしばらく南に行ったところで、本当に線路は途切れてしまいます。もう復活しません。ちなみにこの辺りは山陽網干駅の真西約1㎞というところでしょうか。 国道250号以南は線路跡は道路に転用され、全く面影はありません。廃線跡巡りもここでおしまい。
山陽網干駅まで戻って来た頃にはすっかり日も暮れていました。

廃線跡巡り、面白いですよ~!クリックにもご協力を!
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【網干】北沢産業網干鉄道廃線跡を歩く(中編)

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前編で民家に突き当たってしまった廃線跡。
売却されてしまった部分もあるようですが・・・、
ここに踏切跡として復活。線路はありませんが南に向けて廃線跡が続いているのがお分かりいただけると思います。ここには東芝の工場があり、工場内へも引込線が付いていました。
踏切跡のそばに貨車を利用した倉庫が鎮座していました。旧国鉄の貨車「ワラ1形」です。
写真奥が北側。まっすぐ廃線跡が続きます。

このまま続くかと思いきや・・・。

突然、線路が復活!
いかにもローカル線のような風景が再び現れます。
が・・・、踏切跡に行き当たり、線路跡は消失します。

どうやら線路を敷いた状態のままアスファルトで埋めてしまったようで、何となく線路の形にひび割れが出来ています。

廃線跡は続きますが、ちょうど敷地の上は公園や住宅となっています。

3部作となってしまいました~。後編へ続きます!

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【網干】北沢産業網干鉄道廃線跡を歩く(前編)

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さて、今回は山陽電車沿線に所在する比較的有名な廃線跡を探索してみました。
その名は「北沢産業網干鉄道」。1943(昭和18)年に敷かれた国鉄網干駅から東芝の姫路・網干両工場へ物資を輸送するための専用線を、戦後北沢産業という会社が引継ぎ、のち地方鉄道として運営していましたが、休止期間を経て1989(平成元)年に廃止されました。路線は浜田港までの5.9㎞。起点となる網干駅は現在同社の駐車場となっていますが、小さな機関車が1両保存されています。

国鉄網干駅は現在JRとなり、山陽電車の強力なライバル、アーバンネットワークの西端駅です。写真右の空き地が網干鉄道の廃線跡です。

JR山陽本線に沿って廃線跡が広がります。正面奥はJR網干総合車両所。線路をオーバーパスする道路あたりから廃線跡は南へカーブします。

と、唐突に線路が現れました。ここまではっきり残る廃線跡も珍しいですね。急にワクワクしてきました。

振り返ると枯れ葉が敷き詰められた線路。221系電車が入庫してきました。

今にも列車が走って来そうな雰囲気。南へ向かって線路が伸びて行きます。スタンドバイミーな気分になります。

リレーボックスでしょうか。鉄道設備がそのまま残されていました。

道路との交差部(踏切)は線路が撤去されていました。

この看板からは、散策は可能というふうに受け取れますが・・・。実際は近所の方のお散歩ルートになっているようでもあります。

快調にスタンドバイミーしていたところ、突然廃線跡は途切れます。え~、なんでー!




以下、続きます。




さてさて、む~さん一家は廃線跡を最後まで歩けるのでしょうか?クリックにもご協力を!
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【廃線跡】国鉄福知山線旧線跡を散策(後編)

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前編より続きます。

神戸電鉄からJRに乗り換え、福知山線旧線の廃線跡を散策するむ~さん一家。
紅葉が美しかったです。

いくつ目かのトンネルを抜けると、前方のトンネルとの間に赤く錆びた鉄橋が見えます。この廃線跡ウォーキングのハイライト、第2武庫川橋梁です。
以前は係員用通路を歩いていたようですが、現在は線路跡にしっかりした歩道が設置され安全に歩くことができます。赤錆びた鉄の色に時の流れを感じますね。

鉄橋を渡るとまたトンネル。横溝尾トンネルというそうです。記念撮影をしている家族がおられました。
トンネル内の待避所でいくら待っても来ることは無い列車を待避するむ~さん。

24㎞のキロポスト。起点は尼崎駅でしょうか。今は無き尼崎港駅でしょうか・・・。福知山線は元々馬車鉄道としてスタート、阪鶴鉄道に買収されましたが、後に国有化。鉄道経営から退いた株主が箕面有馬電気鉄道(現在の阪急電鉄)を興します。意外なところで福知山線と阪急電鉄は繋がっています。

錆びて読みにくくなっていますが、どうやら制限速度60㎞/hを示す標識のようです。

何気なく歩いていると見落としそうですが、少しカーブしたプレートガーダー橋が。古びた橋脚も魅力的。列車が来れば本当に絵になったと思います。

この後も廃線跡は残っていますが、ハイキングコースとして歩けるのはこの辺りまで。生瀬駅までは少々遠いですが国道176号沿いを歩くことになります。「JR福知山線」とありますが、国鉄時代に廃線になっていますので、正確には「(旧)国鉄福知山線」と書くべきではないかと、ちょっと思いました。

生瀬駅から宝塚駅まではたった1駅。このままJRで大阪方面に出るも良し、阪急電車に乗り換え神戸方面に帰るも良し。

メタボなむ~パパにピッタリのハイキングでした。クリックにもご協力を。
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【廃線跡】国鉄福知山線旧線跡を散策(前編)

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国鉄(現JR)福知山線の旧線跡(生瀬~道場間)は現在の武田尾駅以南がハイキングコースとして整備されており、今の季節は紅葉を楽しめるスポットとして多くの人たちで賑わっています。
ウェブやガイドブックでは大阪側の生瀬駅などから武田尾温泉へ向かうコースとして紹介されることが多いのですが、今回山陽沿線から神戸電鉄を利用して武田尾側からアプローチしてみました。まずは神戸電鉄の終点、三田駅に降り立ちます。三田駅からJR福知山線に乗り換え武田尾駅へ。この駅はホームの半分以上がトンネルの中。残りのホームが武庫川にかかる橋梁上にあるという珍しい駅で、周囲の風景からして「秘境駅」感が満載です。

今回歩く福知山線の旧線は1986年、複線電化され現在の新線に切り替わりました。この廃線跡のうち、ここ武田尾駅から大阪方面の区間はハイキングコースとして整備され気軽に歩くことができます。
武庫川を渡るJRの電車。この川に沿って旧線跡が残っています。やはりほとんどの人が大阪方から歩いてきます。む~さん一家、完全に逆方向のようです。枕木が残り、いかにも「廃線跡」といった風情。レールさえあれば、今にも列車が来そうな雰囲気ですね。前方にトンネル(長尾山第3隧道)が見えてきました。廃線跡の雰囲気満載です。トンネル内は照明がありません。歩かれる際には懐中電灯など足元を照らす道具が必要ですのでご注意ください。トンネルの向こう側は紅葉の森が広がっていました。
色付く渓谷を廃線跡は続きます。道端でお弁当を広げる人、小さいバーナーでお湯を沸かしてカップラーメンを作っている人。みなさん思い思いに楽しんでおられます。
鉄道用の係員待避設備を発見。ガードレールが設置され実際に「待避」することはできませんが、このような鉄道設備があちこちに残っていました。
歩かれる場合は自己責任で。

後編に続きます。

廃線跡を歩くのは楽しいですね~。クリックにもご協力を。
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