楽しいむ〜さん一家

【山陽バス】いすゞ旧型車の写真を発掘

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む~パパ、以前に古い山陽バスのネガを入手していまして、これをデジタル化したいと思っていたのですが、このほど少し道筋が付いたこともあり写真を一部公開します。
※これらの写真は山陽電気鉄道ではなく個人蔵です。商用利用はご遠慮ください。

山陽電鉄時代。清水が丘にあった垂水営業所。現在の山陽バス本社。建物は現在も変わっていませんが、H車庫と呼ばれる部分は社員の自家用車?が置かれているようです。1973(昭和48)~1975(昭和50)年頃ではないかと思われます。
山陽電鉄バス6607号車。いすゞBR20型。車体は川崎航空機(のち川重車体。現在のジェイ・バス)製。1966(昭和41)年式。車掌乗務を前提とした中扉のみの車両です。当時の経年から考えると廃車直前と思われます。当時の山陽バスには同寸法で下位モデルのBA30もいました。
6607と同型の6608号車。当時、バスのナンバーは割り当て制で現在のような登録順ではありませんでした。山陽電鉄は乗合車が6600番台、貸切車が6800番台となっていたようです。川崎のバスのお尻と言えば、む~パパ世代はテールランプがもう少し上で左右に寄ったものをイメージしますが、この頃はボンネットバス譲りのやや中央に寄ったものだったことが分かります。
ネガ順から見て6607号の車内と思われます。前扉が無いので左側最前部の座席が2人掛けになっているのが分かります。中扉付近には車掌台がありマイクや運賃箱、扉開閉スイッチが装備されています。
6607号と思われる図面。これによると右側最前部、左側の前2列が2人掛け座席となっており、写真とは違っています。後年改造されたのでしょうか?謎は深まります。
6613号車。同じくいすゞBR20ですが、こちらは前扉が付いたワンマンにも使える仕様となっています。
同じような年式のはずですが、左テールランプの脇に何かのフタがあったりして、微妙な変化が見られます。「文明堂のカステラ」広告は一時期全車に付いていたそうで、山陽バス必須アイテムの一つと言えるでしょう。
6613号車の車内。先頭部は1人掛けの座席になっています。前部に運賃箱が無いので、ワンマンカーとして使っていたわけではないようです。
6613号と思われる図面。前半部の座席は全て1人掛けで、写真とも合致しているようです。

謎に満ちた山陽バスの世界。少しずつ解き明かしていきましょう。

【神戸市交通局】交通フェスティバル2023in名谷車両基地

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素晴らしい秋晴れに恵まれた10月22日(日)、神戸市営地下鉄名谷車両基地で「交通フェスティバル2023」が開催されました。む~パパ、友人の申込枠で参戦!(事前申込制でしたので・・・。)

最初に迎えてくれるのが最初の地下鉄車両1000形1101号。本来の向きとは逆ですが、1両全体が保存されるのは意義あることと思います。1976(昭和51)年製。
各種イベントでおなじみのボンネットバス「こべっこⅡ世号」。実は本物のボンネットバスではなく、保存されているボンネットバスを忠実に再現したレプリカで、下回りはトラック(いすゞエルフ)のもの。やや本物より腰が高いのですが素晴らしい再現度を誇ります。現在はCNG化改造されています。
工場の中には我らが山陽電車コーナーが。各種グッズを販売中!
む~パパ、今回初めて見たのは引退した車両たちの前部カットモデル。2000形、3000形と北神急行7000系。学生時代そして就職して毎日乗っていた車両たちが引退してこうして保存されているのは、感慨深いものがあります。2000形や北神の車両に至っては、川崎重工で新製される姿を見ているだけに、自分が年を重ねたことを実感せざるを得ません。(3000形登場時はむ~パパ、大学生で遠くに下宿していたので、実は神戸にいませんでした。)
市電保存館も公開。705号は1936(昭和11)年に登場した車両で、東洋一と言われた神戸市電を代表するロマンスカー700形の1両です。実車は戦後登場した750形の座席を用いた復元車で、Hゴムを用いた窓回りなど原型を保つとは言い難いスタイルをしており、本当のところ少し残念です。
神戸市電700形の台車。車輪の大きさが左は大きく、右は小さいもの。「マキシマム・トラクション」といいます。主に600形・700形が履いている台車がこの構造でした。
架線を検査する保守用機械。日頃はまず見ることのない車両ですが、毎日の安全運行を支える縁の下の力持ちです。左が堀川工機、右が松山重車輛工業製。一般の鉄道ファンにはなじみのないメーカーですが、知る人ぞ知るといった感じの有名どころです。
レールの異常を検査する機械でスイス製。この種の保守用機械はスイス製やオーストリア製をよく見ます。窓回りや全体のデザインがヨーロッパ風ですね。
1000形と7000系。この姿で見られるのもこの日が最後かも知れません。7000系は北神急行開業(1988年)用としてその前年にデビューしましたが、右の1118号は西神中央延伸開業時(1987年)に3編成が新製されたもので、1000形のラストナンバーとなります。
緊急使用も出来る200系ハイエース。こういった車両を簡単に記録できるのが工場公開の良いところです。
同じ日に名谷駅前で「バス大集合」と称して”ミニバスまつり”とも言うべきイベントが開催されていました。
山陽バスも参加。中型車を展示していました。

10月14日は「鉄道の日」。各地で関連イベントが開催されています。今年の「山陽鉄道フェスティバル2023」は事前抽選なし。10月28日(土)、東二見車両工場へGO!

【9月20日はバスの日】山陽バス至宝の存在だった4406号【キュービックなのに旧車体】

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9月20日は「バスの日」。何か面白い題材はないものかと資料を漁っていましたが、見つけました!かつてこんな大変珍しい車両が山陽バスにいました。

その名は4406号。まだ車掌乗務だった1系統で使用されていた車両です。当時の1系統は現在のような中型車ではなく、大型ショート車(車体断面は大型車と同じですが、中型車と同じ長さのバス)が投入されていました。この4406号、型式はいすゞP-LT312J(川崎車体 1984年式)。詳しい方でしたらよくご存知ですが、下回りはキュービックなんだけれども、旧型のモノコックボディを載せた極めて珍しい車両だったのです。(1996年 垂水営業所) 
こちらが本来のいすゞP-LT312J(全但バス)。山陽バス4406号と同型式ですがキュービック車体のため、とても同じには見えません。ちなみに山陽バスの大型ショート車ではP-車(昭和58年排ガス規制車)は4406号1両のみだったため、ご参考までに全但バスにご登場願いました。関西ではこのクラスの車両は全但バスのほか、奈良交通にも多く見られました。(2007.5.20 八鹿駅前)
正面から見ると大型車と区別は付かず、1996年当時在籍していたCQAやCJAと同じ顔をしています。ちなみに4406号、登場時は白と緑に窓回りがクリームの旧塗装をまとっていました。(1996年 垂水営業所)
4406号の後ろ姿。大型ショート車でこのクラスと言えば、本来ECMやEDMといった型式になりますが、その場合はこの角度から見て最後尾の側窓下に通気口(網)が付いていまして(上写真:自家用車廃車体)、4406号はこの網がない!というのが、キュービックバスのシャーシを使っている「証」だったりします。こういうことばかり言っているのが「バスマニア」なんですよ~。コワいですね~。
狭い道をくねくね走っていた当時の山陽バスは、中型バスではとても多くのお客さまをさばききれなかったようで、大昔から伝統的に大型ショート車を導入していました。この写真は当時の垂水駅東側高架下で転回していた頃の山陽バス1系統4208号。いすゞU-LT332J(1992年式)で、U-車(平成元年排ガス規制車)となり車体もキュービックになっていますが、1系統専用の大型ショート車です。(1996年 垂水駅)

ちなみに4406号のようなキュービックの下回りを持つ旧車体の車両は、西日本では山陽バスにいた1両だけで、東日本では京浜急行電鉄にそこそこ在籍していましたが、自家用を入れても全国で50~60台程度しか存在していなかったのではないかと言われています。今ほどバスマニアが存在していなかった当時でも、非常に珍しいので譲ってほしいという申し出があったくらいで、現在だと多くのファンが撮影に来ていたのではないかと思われる車両でした。1997年のワンマン化までには姿を消しています。その後は残念ながらスクラップになったそうです・・・。

【山陽バス】発見!最後の前後扉車【いすゞKC-LV280L】

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ある日のむ~パパ、とある山中をドライブしていたところ、突然前方に・・・。

あれ?これは山陽バスではないでしょうか。もちろん山陽バスのカラーがいすゞキュービックバスのカタログカラーだということはよく知られた事実ですが、この車両の時代はすでにメーカー標準色自体が変わっていますので、わざわざ山陽バスと同じ色に塗る必然性がありません。つまり、これは元山陽バスだと考えるのが自然でしょう。正面の山陽社章が入る部分には純正の「ISUZU」プレートが付いています。自家用バスとして登録されていましたので、詳しい撮影場所は伏せておきます。
(撮影:2023.8.11)
後ろから。自家用のためナンバーは伏せておきます。屋根の通風器(ラインデリア)配置やマーカーランプはいかにも山陽バスらしい仕様。型式はいすゞKC-LV280Lです。1995年から2000年にかけて導入されましたが、写真のような前後扉車は1999年が最後となります。実は毎年仕様が変化したので、この写真が登場時の仕様を保っているのであれば、ある程度元の年式が推定可能です。
(撮影:2023.8.11)

そのポイントは後面に付く「乗降中」ランプ。これはオージ製ですね。

こちら、1999年式の1989号。「乗降中」表示灯は1998年式のワンステップバス(1885・1886・2813・2814・3844・3845)以降に投入された車両へ設置されました。当初はこの写真のような縦長で厚みのあるゴールドキング製?が採用されていました。(1999年 学園都市駅)

しかしこの表示灯、内部にものすごくホコリがたまるので、のち密閉式のオージ製に変更されます。ややこしい話なのですが1998年式観光マスクの1887・1888号に試験採用されたあと、1999年式のうち1993~1995号、山陽バス最後の前後扉車で本採用されました。今回発見した自家用バスはこの3両のうちいずれかと思われます。写真は1994号納車直後の貴重な姿。(1999年12月 垂水営業所)
山陽バス最後の前後扉車1994号納車直後の姿。当時は方向幕を装備していました。前後に方向幕が設置されているのは、当時名谷線に前乗り先払い路線があったためで、どちらの路線にも使用できるようになっていました。「入口」「出口」の表示もプレート式で、裏返すと入口と出口が入れ替わります。また、この3両から初めて側面に山陽電車のシンボルマーク(旧デザイン)が付きました。
(1999年12月 垂水営業所)

この後、方向幕はLED表示に変更されます。シンボルマーク変更後、1995号の姿。すでに入口は後ろに統一されていますが、「入口」「出口」表示はプレート式のままですね。いつの間にか広告枠が取り外されています。(2007.12.29 垂水営業所)

1993号。山陽バス発足後の姿。「入口」「出口」プレートが外され、ステッカーに変わっています。関西人には見慣れた前後扉のバス。山陽バスに投入されたのはこの3両が最後となりました。
(2011.6.19 学園都市駅)

今回発見した元山陽バスは、最後の前後扉車3両のうちの1両と思われます。山陽バスの車両は引退後第2の職場を求めて各地へ散っていますので、旅先で機会があれば会いに行きたいと思います。

【山陽バス】高架下にあった垂水駅ターミナル(その2)

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垂水駅高架下にあったバスターミナル。好評だったので続編として内部風景をご紹介します。懐かしいと思われる方も多いことでしょう。撮影は新ターミナル移転直前の2002(平成14)年1月です。
(その1はこちら

バスのりば側からの写真。2系統清水が丘行きにお客さまが乗車中。タクシーはその外側に並んでいます。
バス着車位置ごとにのりばが設定されていました。1系統が先頭で最も西寄りにあり、2・3系統が2番目、4・5系統が3番目でした。順番にベンチに座って並ぶようになっていましたが、この写真の少し前まで仕切らた柵に沿って並ぶようになっており、ベンチはありませんでした。
2・3系統のりば部分にあった案内所。回数券自動販売機が設置されており係員もいました。
乗車扱い中の3系統ゴルフ場行き。1997年のワンマン化前は車掌が乗務しており、都市部の車掌乗務は珍しいということで話題になっていました。写真の3847号はワンマン化後に投入された前中扉車です。
4・5系統のりば。柵に立ったまま並んでいた時代が長かったのですが、ベンチが同じ配置で並んでいます。すでに「お知らせ」としてターミナルの場所が変更される旨の立看板が設置されています。
壁に埋め込まれた電照式の案内板。5系統はかなり後から追加されたため、上から貼るステッカーで対応しています。
垂水駅のバスのりばで多くの方が思い出されるのが「山陽そば」。1系統のりばの後ろにありました。お出汁の匂いに引き寄せられ、バス待ちの間にちょっと一杯、食べられた方は多いのではないでしょうか。お隣はケンタッキーがお店を出していました。夜行の高速バスも発着しており、東京(立川)の表記も見えますね。左側の白い空間はすでに廃止となっていた熊本行きの表記を消した跡です。

懐かしい高架下のバスのりば。遠い記憶のかなたになってしまいましたが、まだまだ覚えられている方も多いのではないかと思います。

【山陽バス】高架下にあった垂水駅ターミナル(その1)

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山陽バスといえば、山陽電車垂水駅の高架下から出発していくイメージが強かったむ~パパ。先日世間話をしていて、周囲は「そんなん知らん」という人間が大多数だという事実を知らされ大きなショックを受けています。思えば今の垂水駅西口ターミナル開設が2002(平成14年)2月だといいますから、21年も前のお話。知らない人がいても不思議ではありません。いや~、そんなものなのですね~。

現在の垂水駅北側。タクシーが並ぶおなじみの風景ですが、写真の奥、すこし高架下に凹んだ部分があるのがお分かりでしょうか。現在はタクシーが2列に並んでいる場所ですが、ここに垂水駅バスターミナルがありました。
2002(平成14)年1月。現在地に移設直前の山陽バス垂水駅ターミナル。現在と比較すると山陽電車のホームにエレベーターが設置されたり東口(当時はありませんでした。)が開設されたりした関係で、元のターミナルが一部埋められているのが分かります。当時は前から3つのりばがあり、先頭から1系統、2・3系統、4・5系統となっていました。
垂水駅へ到着した4系統のバス。路面表記でも分かりますが、道路上で停車しお客さまを歩道へ降ろしていました。現在でも道路が狭く感じますが、写真のようにバスが停車すると片側通行となってしまいます。
このターミナルは1967(昭和42)年、山陽垂水駅(当時は電鉄垂水駅)の高架化で「たるせん」と共に誕生しました。写真は開業当時のもの。停車するのはいすゞBX型ボンネットバス。霞ヶ丘へ回るのは歴史ある伝統の路線です。(写真提供:山陽電気鉄道OB)
高架下のターミナルには案内所のほか、「山陽そば」も店を構えていました。
センターラインを越えのりばへ向かう1系統のバス。1997年のワンマン化までは霞ヶ丘へ回る1系統は車体幅の広い「大型ショート」と呼ばれる車両を使用していましたが、ワンマン化以降は中型車を使用しています。
バスターミナルを東側から。2または3系統のバスと4系統のバスが停車しています。山陽タクシーは今もおなじみのツートンカラー。白いタクシーは今は無き垂水タクシーの車両です。懐かしいキュービックバスが多数活躍していますね。タクシーも現在と外観は同じクラウン・コンフォートですが、写真の頃は3Yエンジン搭載のYXS10型で、現在のTSS10型より非力でした。
現在の山陽バスターミナル跡。バスやタクシーに一般車が入り乱れるカオスの様相を呈していた垂水駅ですが、現在は少し寂しい空間になっています。

思えばバス・タクシーとも当時の車両は全て入れ替わり、時代が変わったことを実感します。

【神戸】スルッとKANSAIバスまつり

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6月11日(日)、「スルッとKANSAIバスまつり」が神戸市営地下鉄西神車庫で開催されました。事前の申し込み制ではありましたが、本格開催は何年ぶりのことでしょう。西神車庫は廃止されるとアナウンスされていますので、ここで開催されるのは最初で最後となります。

まずは会場入口のアーチ。もう23回にもなるのですね~。む~パパ、このイベントの最初の成り立ちを知っているだけに、四半世紀近く続いたことには何とも言えない感慨を覚えます。
バスだけでなく、警察車両も登場するのがこの種のイベントの良いところ。神戸西署の210系クラウンパトカー。最近220系も見かけるようになりましたが、セダンらしいスタイルは210系に軍配が上がるところ。カッコ良いです!
兵庫県警の展示、メルセデスベンツ・ウニモグ。世界を代表する多目的作業車で、悪路走破に定評があります。災害救助に力を発揮しそうですね。これまたカッコ良いです!
検車施設に入れるのも最初で最後かも。神戸市営地下鉄6000系。すでに大半の車両がこの6000系に置き換わっています。バスまつりでは食事スペースとして検車庫内部が開放されていました。
会場には広大な物販スペースが出現。天気は午後からは雨も降らなかったので、ご来場のみなさまは楽しめたのではないでしょうか。
もちろん我らが山陽電車と、
山陽バスのブースがにぎわっていたことは言うまでもありません。
山陽バスはヴィッセル神戸ラッピングバスを展示。

四半世紀前には存在しなかった、新たなバスの姿もありました。

EVバス。カーボンニュートラル実現の現実的な解答の一つ。日本勢が遅れを取る中、この阪神バスの車両も中国メーカーの手になるものです。
こちらはトヨタ燃料電池バス。水素を燃料とするもので、こちらもバスという端末レベルでは環境負荷ゼロです。今のところは何とも言えませんが、将来の公共交通の姿はどうなって行くのでしょうか・・・?
会場コースの最後に地下鉄車両の撮影コーナーがありました。北神急行7000系と神戸市交通局1000系。む~パパ、実は高校時代から長く乗せていただいた車両で、思い入れもひとしおではありますが、まもなく引退とのこと。静かに見守りたいと思います。

【山陽バス】垂水鈴木橋のりばは今

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気が付けばずいぶん昔のお話になってしまいましたが、山陽バスには2000(平成12)年4月まで「垂水鈴木橋のりば」というターミナルがありました。

2000(平成12)年。垂水鈴木橋廃止直前の写真。中央に流れる福田川を北側から南側に向けて撮ったものです。垂水区役所の入るレバンテ東館から東に出て福田川沿いを少し北に行ったところにありました。
本当にささやかなターミナルで、ご覧のように大型バスが2台入るだけ。トラックと社用車が止めてあるところにもう1台入るかな(実際ここには10系統上千鳥行きのバスが入っていました。)というスペースです。
のりばは待合スペースと詰所があり、回数券自動販売機がありました。つつじが丘行き23系統と上千鳥行き10系統ののりばとして使われており、つつじが丘から来る平日朝ラッシュ時のみ運行の22系統到着にも使われていました。

まだ垂水東口ターミナルは無く、現在のレバンテ北側バス降車スペースが11・12・13系統の乗降両用として使用されていました。朝ラッシュ時はそれこそ数分間隔でバスが発着するので、同じく数分間隔で垂水鈴木橋を発着するバスを垂水東口に統合するのは不可能だったのです。

乗車扱い中の10系統。前の扉から乗車する乗客の姿が写っています。当時垂水駅周辺を発着する10~13・15・22・23系統のバスは前の扉から乗車して先に運賃を支払い、後ろの扉から降車する「前乗り・前払い」方式を採用していました。「前払い」と「後払い」にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、山陽バスが垂水線・名谷線で「前払い」方式を採用したのは、メインターミナルの垂水駅周辺(垂水駅・垂水東口・垂水鈴木橋)が狭く長時間バスを止められないため、運賃を先に収受して到着したターミナルで前後の扉を開放し、降車時間の短縮を図るためでした。実際2000(平成12)年4月7日に現垂水東口ターミナルが完成してからは、ここを発着するバスは「後乗り・後払い」方式に変更されています。
到着した23系統のバスから降車する乗客。前後の扉を開放し一気に降ろすため時間がかかりません。
降車して垂水駅方向へ歩く乗客。今から思えば「駅前」というには少し遠いものでした。
川原橋を経由して垂水鈴木橋へ向かう回送バス。現在はバスが通らないルートですが、阪神大震災前までは11・12・13系統も「増田屋の前」と言われた旧垂水東口を出て、この橋を渡っていました。その増田屋もつい先ごろ取り壊されてしまいました。

垂水鈴木橋を出発し北へ向かう23系統のバス。む~パパの記憶が正しければ、2000年と言えば貸切・高速を除く黄色いバスの全車両が、このいすゞキュービックバスに統一されていた時期だったかと思います。

さて、この垂水鈴木橋ターミナルですが、元々はもっと広い敷地で山陽バスが車庫を構えていました。車庫が現在の清水が丘に移った後は使われていなかったようですが、23系統の開設に伴いターミナルとして復活したものだそうです。
現在の垂水鈴木橋ターミナル跡地。セブンイレブンが建っています。
今はちょっと想像しにくいですが、ここから10・23系統のバスが出発していました。23系統と言えばかつてはその本数・利用者数とも日本でもトップレベルだったはず。そんな山陽バスどころか関西を代表するような路線バスがこんなところから発着していたとは・・・。

20年以上前の写真を引っ張り出してきました。利用されていた方には懐かしい風景かと思います。

【桜】沿線散歩(山陽バス編)

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パッと咲いてさっと散ってしまった感のある今年の桜。コロナ禍で宴会も出来ず、気分良く楽しめなかった方も多かったことでしょう。さて、山陽電車沿線の桜の名所はファンのみなさんで十分開拓されたと思いますので、む~パパ、山陽バス沿線を少し歩いてみました。撮影は4月3日。少し曇ってしまい、青空の下で撮れなかったのが残念なのですが、来年以降の宿題としましょう。

最初にやって来たのは舞子線の多聞東小学校前。校内に植えられた桜が停留所を彩ります。山陽バスと神戸市バス、2つのカラーリングが楽しめます。

すでにこの日は盛大に散っており、花吹雪が楽しめました。新多聞団地内の桜並木から。実は前日に下見をして満開であることを確認していたのですが、1日で半分以上が散ってしまったようで・・・。

バス道側から。なかなか良い雰囲気です。バスも本数が多いのでいくらでも撮れます。

さて、続いては以前から狙っていた名谷小学校前の桜を目指します。

途中で見つけた中山親水公園の桜。こんなに大きく育っていたとは知りませんでした。名谷線の本線を行くバスも、中山方面から本線に出るバスも両方とも狙えます。む~パパ、ここで撮れると思っていなかったので、まったくイメージが出来ていませんでした。

名谷小学校前の桜。ここで撮るのは25年ぶりくらいですが、かなり大きく育っているようです。見事なものです。山陽バスもV8エンジンのいすゞエルガKL-車。力強いエンジン音が魅力ですが、古参車の部類になってしまいました。

同じ場所でもう1枚。実は上に写っている歩道橋の上から撮れると思っていたのですが、小学校の敷地間を結ぶもので、一般通行人が通れるものではありませんでした。三菱ふそうエアロスター。現行モデルのこの顔は山陽カラーが似合います。

同じ桜を中山大橋上から狙ってみましたが、タイミングが悪くバスが花に埋もれてしまいました。歩道橋をうまくかわせる場所があれば良いのですが・・・。

中山大橋のつつじが丘寄りにも桜があります。本当は道の反対側に入りたいところですが、人が入れないようになっており(当たり前ですが)、これが限界。ここも研究の余地があるようです。

時間の関係で最後は舞子墓園前。停留所付近の桜は見事なもので、ここもまだまだ構図を開拓する必要がありそうです。

同じ場所で。天気が良ければ言うことなしですが、この角度は逆光かも知れません。

この他にも明舞線や名谷駅付近、塩屋中学校付近など、山陽バスと桜を絡めて撮影出来る場所は多くあり、今回は全部を回り切れませんでした。

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【垂水】タルトとキッシュの店「shoeido」

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この前ご紹介したパイ詰め放題の昭栄堂製菓。(→その時の記事はこちら
さて、23系統の走る福田小学校前から少し名谷線のほうへ歩くと、同じ昭栄堂さんのタルトとキッシュの専門店「shoeido」があります。ここは本当に専門店で、パイ詰め放題はしていません(笑)。
結構ひっきりなしにお客さまが訪れる人気店です。

取材日から少し経っていまして、11月のメニューとなっています。明日からは12月。どんなメニューになるのか楽しみですね~。

さてさて、ここはむ~さんママとた~さんにいくつか選んでもらいました。
こちらは「オレンジのタルト」。上に載ったホワイトチョコは雪の結晶でしょうか?

あとはおかずメニューのキッシュを選んでみました。


上左:れんこんのキッシュ
上右:ほうれん草とベーコンのキッシュ
下左:クリームチーズとスモークサーモンのキッシュ
下右:なすとトマトのミートソースキッシュ

キッシュについては今月8種のうち4種を試してみました。む~さん、個人的にれんこんやなすは大好物ですが、4つとも美味しくいただきました。(もちろんた~さんとむ~さんママと分けたわけですが。主人公のむ~さんは部活動で食べられず・・・、残念。)

その後、ぶらぶらと垂水の街を散歩。

あっ、虹!

今日も良い1日だったな~。

明日からいよいよ12月。今年も最後まで頑張りましょう!
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