楽しいむ〜さん一家

【うめだ阪急百貨店】鉄道模型フェスティバル2022

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今年も阪急百貨店うめだ本店で「鉄道模型フェスティバル2022」が開かれています。

9階の催物会場へ。む~パパ、空いているとにらんだ平日閉店前に滑り込み。土日はチビッコたちで大賑わいになりますよ~。
YouTubeでおなじみの館長さんによる「5000系の思い出を語る」。5000系は1968(昭和43)年、山陽電鉄乗入用に製造された車両で、6000系登場までは山陽線内でもおなじみの存在でした。
おなじみの各模型メーカーの新作。山陽5030系のバリエーション展開が続いています。
マイクロエース製の山陽電車は昨年と同じでした・・・。
北条鉄道のキハ40も早速製品化!なかなかの価格設定です。
毎年話題となるジオラマ。昨年、王子公園駅を製作された同じ作者の新作・能勢電鉄平野駅。ものすごい作り込みで車庫のある拠点駅が再現されています。一見の価値あり。
こちらもおなじみ「マルーン同好会」によるHOゲージ手作り車両群。今回のテーマは「宝塚線」。能勢電鉄の車両も勢揃いです。阪急ファンの凄腕モデラーの面々によるこだわりが素晴らしいです。
今回プラレールは宝塚線・能勢電鉄を完全再現。配線も実物そのままで、もはや子供のおもちゃの域を越えています。

「鉄道模型フェスティバル2022」は8月8日(月)まで開催。興味のある方は是非!

「ひめじとれいんぱーく」で酷暑を避ける!

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外出が危険と思える暑い日が続いています。どこか涼しくてまったり過ごせる場所はないものか、と・・・。

む~パパがやって来たのは姫路・二階町商店街。かつて平屋しか許可されていなかった宿・商家で例外的に二階建てが許可されたことが名前の由来だとか。
さて、その二階町にレンタルレイアウト「ひめじとれいんぱーく」があります。2021年5月にオープンして1年という新しいお店で、常設で鉄道模型を走らせることの出来る施設としては姫路では唯一のものと思われます。
※「レイアウト」は鉄道模型用語で、一般的には「ジオラマ」で良いと思います。
こちらの目玉は何といっても2階にある1周15mのNゲージレイアウト。細長い店内を活かして直線部分が長く取られており、新幹線の16両編成や長い貨物列車など余裕を持って走らせることができます。写真が暗いのは撮影時、夜景を楽しまれていたためです。
なぜか心ときめく夜景。奥にはライトアップされた姫路城が見えます。一部に線路が地下になった部分があり、照明たっぷりの地下駅も再現されています。
こちらは1階奥にあるHOゲージのレイアウト。線路が敷かれ基本的な設備はありますが、山など未完成な部分は今後の展開に期待!です。ホームは通常の電車であれば8両編成まで収容可能。HOゲージはサイズが大きいため「ガタンゴトン」といった本物さながらの音を出しながら走ります。
ここはやっぱり地元の山陽電車ということで(笑)。

暑い日は冷房の効いたところでまったり過ごすのが一番です。

姫路駅からのルートはこちら
お店の公式サイトはこちら

【北条鉄道】兵庫県で東北を感じるキハ40

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先日、走る姿を捉えたキハ40(右)。今回貸切列車として乗車する機会に恵まれたため、む~パパ迷わず参加しました。左は北条鉄道オリジナルのフラワ2000-2。(2022.7.18 北条町駅)
今回は細かく見ていきましょう。空気ばね台車DT44A。西日本に配置された暖地向け車はコイルばね台車を履いていますが、寒地向け車はコイルに雪が詰まりばねが効かなくなることを防ぐため空気ばね台車を採用しています。ブレーキシリンダーのカバーも雪国ならでは。「秋アキ」は所属記号で、秋田支社秋田総合車両センター(南秋田センター)所属であることを示しています。現在は特に必要ないはずですが、あえて残してあるようです。(2022.7.18 北条町駅)
前面にずらりと取り付けられた銘板。昭和54年に新潟鉄工所で製造され、土崎工場(秋田市)での改造を示す銘板が2枚、元々「日本国有鉄道」銘板が付いていた箇所に「JR東日本」、その上に現在の「北条鉄道」銘板が新たに付けられています。(2022.7.18 粟生駅)

では、車内に入ってみましょう。

「国鉄」を強く感じる車内。シートの色はオリジナルではないと思いますが、ずらりと並んだ直角クロスシートに旅情を感じる方も多いことでしょう。
座席番号プレート。かつては珍しくもなかった国鉄様式のプレートも今となっては貴重になってきました。
車内は秋田時代から手を加えられておらず、東北北部の路線図もそのまま掲出されています。この車両は五所川原と能代を結ぶ五能線で活躍していました。む~パパ、学生時代に「青春18切符」で青森まで行ったことはありますが、日本海側を回ったことはないので、この路線図を見るだけで「行ってみたいな」と旅情を誘われますね~。
この日はもう1本貸切があったようで、む~パパ、沿線で狙ってみました。緑のトンネルを行くキハ40。
(2022.7.18 粟生~網引)

東北で走っていた姿を残すキハ40。北条鉄道も是非訪ねてみてください!

【soraかさい】ド迫力!の海軍機実物大模型

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姫路海軍航空隊。現在は加西市内である鶉野(うずらの)飛行場に駐留した旧海軍の部隊で、沖縄戦で特攻実施部隊となりました。この飛行場は現在も比較的当時の姿を残していますが、2022年4月、海軍機2機の実物大模型を展示する施設として「soraかさい」がオープンしたこともあり、む~パパ、早速訪れてみました。

まっすぐに伸びる滑走路跡。現在も田園地帯のためはっきりと残っています。

旧滑走路上に建設された「soraかさい」。神姫バスが運行するコミュニティバス「ねっぴー号」利用が便利です。
館内には川西航空機(現:新明和工業)が製作した局地戦闘機「紫電”改”」と、中島飛行機(現:SUBARU)が製作した九七式艦上攻撃機(九七艦攻)の実物大模型が展示されています。これは必見!

地上にある状態を再現したのが「紫電”改”」。「紫電」の改良機で翼の位置が変更になった二一(にいいち)型以降のモデルを指します。元々鶉野飛行場は川西航空機姫路製作所組立工場の専用飛行場として建設されたもので、ここで「紫電」「紫電改」が製造されていました。この模型は屋外で展示されることもありますので、HPを要チェック。

飛行状態で展示されているのが九七式艦上攻撃機。1機には3人が搭乗します。姫路海軍航空隊に配備されたものは沖縄戦特攻に参加し搭乗員とともに全て失われています。ちなみに九七艦攻は国内に現存せず、実物大模型とは言え当時の姿を再現した非常に貴重なものだと思われます。

「歴史ゾーン」では姫路海軍航空隊の歴史やその末路、数々の遺品などが展示されています(撮影禁止エリア)。現在の平和な社会の礎が彼らの尊い犠牲によって成り立っていることを決して忘れてはなりません。

「平和祈念の碑」。ここに集った多くの若者が沖縄の海に散ってゆきました。その事実は重いものです。
川西航空機・中島飛行機とも存続し、戦後は飛行艇や自動車などを生産しています。こうして培われた技術が現代の私たちにつながり生活を豊かにしています。失われた先人の命に思いをはせ、感謝するしかありません。

「soraかさい」入場無料。
神戸電鉄/JR加古川線「粟生駅」乗換え北条鉄道終点「北条町駅」よりコミュニティバス「ねっぴー号」で。

開館当時は予約制でしたが、現在は予約なしで入館できます。ぜひご訪問ください。

【地上時代】垂水駅の今むかし

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山陽垂水は少しレトロな高架駅。カーブしたホームや上部がつながった屋根に何とも言えない「私鉄らしさ」を感じるのはむ~パパだけではないでしょう。
いつも多くの人でにぎわっている活気のある駅で、南側に隣接するJR垂水駅と合わせ神戸市西部の拠点駅と位置付けられます。
1965(昭和40)年頃と思われる垂水駅舎。1967(昭和42)年に高架化されますが、地上時代は須磨駅、明石駅などと同じ、追い越し設備を持つ2面4線の規模でした。(写真:山陽電鉄OB)

上写真の右につながるホーム部分。渡線道(構内踏切)で結ばれた上下ホーム。待ち合わせの1番線には2700形普通車。1964(昭和39)年製の2702-2703。2番線の特急は2000系ロマンスカー。前面窓がHゴム化された後の姿です。浜側(南側)の国鉄線はすでに高架化されています。(写真:山陽電鉄OB)

現在の垂水駅。地上時代と比較すると、山陽タクシー車両の背後にある古い茶色の建物が地上駅時代から存在していることが分かります。(2022.7.1撮影)
垂水駅に到着した250形(256-257)。張り上げ屋根と長い車体が整った印象の250形最終編成。高架上の国鉄電車は通勤車モハ72で、番号はモハ72578と読めます。(写真:山陽電鉄OB)
垂水駅付近。どうやら国鉄も上り線だけが高架化されていたようです。高槻行きの普通列車。最後尾に連結されているのは比較的原型を保つクハ68。戦前の関西国電を代表する「半流型」の美しい電車です。左には地上線の山陽電車線路が写っています。(写真:山陽電鉄OB)

地上時代の垂水駅。記録がなかなか出て来ないので、もしお持ちの方があれば見せていただければ幸いです。