楽しいむ〜さん一家

【移転】歌敷山駅と霞ヶ丘駅

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山陽電車では比較的新しい駅である「霞ヶ丘駅」。1964(昭和39)年に現在地に来るまでは「歌敷山駅」でした。
現在の霞ヶ丘駅正面。元々あった駅舎の前に信号機器室が新設されモダンな雰囲気になっています。

現在の霞ヶ丘駅は、列車の追い越しが可能な「連動駅」となっており、昼間のダイヤでは普通列車が特急列車の通過待ちをするようになっていますが、元々この設備は垂水駅にありました。垂水駅高架化に伴い場所が無かったため隣の歌敷山駅に移ってきたのですが、歌敷山駅にもスペースは無く、現在地に駅を新設する形となりました。
出典:Google昔の航空写真より 現在の霞ヶ丘駅付近。
出典:Google昔の航空写真1961~1963。霞ヶ丘駅は存在せず、歌敷山踏切西方に何とか歌敷山駅が確認できます。
歌敷山駅下りホーム。現在の歌敷山踏切すぐ西側のカーブ上にありました。
(写真所蔵:山陽電気鉄道)
現在の歌敷山踏切付近。ここに駅があったとはちょっと想像できないですが、それ以外は現在とそれほど変わらない雰囲気です。
歌敷山駅上りホーム。2000系2012号が停車中。北側には酒店もあり、それなりに駅前の風景が展開していました。(写真所蔵:山陽電気鉄道)現在の歌敷山駅上りホーム跡。こちらも全く駅の痕跡はありません。ただ、踏切北側には数軒の店舗があり、駅前商店であった頃の面影を辛うじて留めています。

歌敷山駅。鉄道模型のジオラマに出て来るような雰囲気ですね。クリックにもご協力を!
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「海へ」ヘッドマークの復刻ツートンカラーを沿線に追う!

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沿線で多くのファンのみなさまが追っている復刻ツートンカラーの3030号。山陽電車では最も”熱い”存在です。おまけに懐かしい「海へ」の復刻ヘッドマークは、この酷暑の中、ファンの足を山陽沿線に運ばせる心憎い演出と言えましょう。

ツートンカラーに戻った3030号が最初に付けていたのは、未更新車の「最終出場記念」ヘッドマークでした。(2019.7.28 西二見~播磨町)

西二見駅へ進入する3030号。とりあえずの「お披露目」ヘッドマークですね。(2019.7.28 西二見)

ところが、このヘッドマークが「海へ」に変更されたと言うではないですか!これは撮りに行かないと・・・。

第2期ヘッドマーク「海へ」。1983年、山陽電車で初めて登場した行楽ヘッドマークがこれです。もちろん当時のものではなく、あくまで復刻版とのことですが・・・。(2019.8.4 西舞子~大蔵谷)

よく写っているように見えますが、実は下り直通特急と目の前ですれ違ったため、思うような写真にならず・・・。

次にチャレンジした霞ヶ丘駅は少々遅い時刻だったために真横から日が当たって顔が影に・・・。(2019.8.17 霞ヶ丘~舞子公園)

納得できなかったので、折り返して来る下りも狙いました。これはOKでしょう。(2019.8.17 霞ヶ丘~舞子公園)

そこからは気楽に風景の良い場所を選びつつ沿線を散歩・・・。(2019.8.17 大塩~的形)

ただ、常識的に考えて「海へ」ヘッドマークは8月中の掲出と思われ、む~パパ、スケジュール的に撮影に出かけられないので、次の日も出動・・・。何やってんだか・・・。

いわゆる「お立ち台」。珍しく誰もおらず、む~パパ貸切~。(2019.8.18 藤江~中八木)

やはり上り列車を上り方から撮りたかったので、1時間粘ってようやく撮れました。今回はこれで終わりとします。(2019.8.18 播磨町~別府)

撮影はマナーを守りましょう。通過列車に注意しホームでは黄色い点字ブロックの内側に下がってください。また利用されるお客さま・沿線のみなさまに迷惑をかけないよう、お互いにご協力をお願いします。

これからも復刻ヘッドマークが登場するのでしょうか・・・?しばらくは振り回されそうな予感・・・。クリックにもご協力を!
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さようなら3004号・3200号 ②3004号を追え!(前編)

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5月末で引退する3004号・3200号。今回「さよならヘッドマーク」付きの3004号を追ってみました。当日の運用は各駅やご案内センターで教えてもらえます。沿線の有名撮影地には大勢のファンの方が出動しておられますので、さてどこで撮ろうか、と思案。

む~パパが最初にやって来たのは阪急神戸三宮駅。これはJR三ノ宮駅上りホームから撮影。結構有名な場所なので先客がいるかと思い、む~パパ30分前から場所取り(?)しましたが結局誰も来ませんでした。新快速や貨物列車、おまけに特急「はまかぜ」に被られつつも撮影に成功。

JR三ノ宮駅から阪急神戸三宮駅へ移動し、後続の特急に乗れば新開地駅で3004号の普通車に接続していました。ここは乗車して最後の乗り心地を味わうことに。

霞ヶ丘で下車して直通特急の通過待ちの間に「いつもの」撮影地へ。まだ少し早かったため側面に日が回り込んでいません。む~パパ、普段はこの時間帯にここには来ないのですが・・・。

さて次の普通車に乗って西へ。東二見で直通特急に乗り換え大塩駅で3004号に追いつきました。

ここからも3004号に乗車しましょう。的形トンネル、妻鹿トンネルと撮影名所にはファンの方がカメラを構えています。さてさて、む~パパはどこで撮影しようかな~。

降り立ったのは妻鹿駅。市川橋梁です。こんな良い天気に写真撮らなくて何とする!って感じの日和です。

(後編に続く)

撮影はマナーを守りましょう。通過列車に注意しホームでは黄色い点字ブロックの内側に下がってください。また利用されるお客さま・沿線のみなさまに迷惑をかけないよう、お互いにご協力をお願いします。

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【滝の茶屋】海を背景に下り列車を撮る!

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山陽電車は「SEASIDE EXPRESS」の名の通り海沿いを走っているのですが、意外に海の見える区間は多くありません。また、路線が東西に走っているので順光で撮ろうとすると必然的に上り列車を浜側(南側)から狙うことになり、海を撮ろうとすると山側(北側)に回る必要があるので車体側面は陰になってしまうのです。

しかし、太陽の通るルートが北へ回るこの季節から夏場にかけ、海を背景に順光で撮れる時間のある有名撮影地があります。それが「滝の茶屋」です。

とは言え、最適撮影時間帯は16時以降ですので、それまでの間、言わば時間つぶしに霞ヶ丘駅にやって来ました。

霞ヶ丘駅を出発して姫路に向かう普通車3070号を迎え撃ち。下り列車を順光で撮ることができる数少ない撮影地の一つ。歌敷山踏切から少し東側の線路際です。浜側に引き込み線があり、側面がすっきり写せますが本線との間にご覧のようなトラロープが張ってあり、正直言って「邪魔!」です。こればかりは仕方ありませんが・・・。

上り直通特急5018号を後追いで。背景には新緑と青空の間に最近開発された住宅地、オレンジ色の屋根が映えます。午前中は上り列車をもう少し霞ヶ丘駅寄りで撮れます。こちらは昼過ぎまでとなります。

とまあ、しばらく撮っていたのですが、気分を変えて東垂水駅へ。

東垂水駅上りホーム東端から。背景に建物が写りこまないのですが、肝心の海も写りません。高さが足りないのだと思います。3030号。3000形の4両編成は2本しかない貴重な存在です。

次の普通が6000系!滝の茶屋に移動したかったのですが時間がありませんでした。日が陰ってしまったので、移動してまで撮るかというと「・・・」という感じで。

6000系の去ったあと、太陽が顔を出すんですよね。そうなると滝の茶屋へ行かざるを得ないかな、と。

山側から日が当たり、海を背景に順光で撮れる唯一の場所がここ滝の茶屋駅東端(駅外)3054号です。架線の影が電車の顔にかかっていますが、7月、8月とだんだんかからなくなるとか。しかし、その頃は暑さに耐えなければなりません。ここで6000系を撮らないと!
※実際、ファンのみなさまにはよく知られた撮影地です。

「海を背景に」という主旨からは外れますが、視点を下げると上り坂を駆け上がる電車が力強い印象になる写真が撮れます。5022号。さきほどの撮影地より少し塩屋寄りです。

山陽電車と海。撮るなら今から夏まで。”季節限定”撮影名所のご紹介でした。

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【秘境】霞ヶ丘駅

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「秘境駅」とは大雑把に言えば山奥や原野など周囲に人家がなく、また自動車など乗り物で到達する道がないのでアプローチしにくい、など「なぜそこにあるのか分からない駅」のこと。もちろん乗り降りする人はほとんどいません。

その一つが「霞ヶ丘駅」!        
ホームは階段状です。屋根はなく(最近まであったらしいですが)、もちろん改札も何もありません。眼下に遠くの町が見えます。はて、ここはどこでしょう?

あ、もちろん山陽電車の霞ヶ丘駅ではありません。近鉄の霞ヶ丘駅です。奈良県の生駒駅(鳥居前)から宝山寺を経由して生駒山上へ向かうケーブルカー(生駒鋼索線)の途中駅として存在しています。ケーブルカーの途中に駅があるというのも珍しいですが、これは宝山寺奥の院への最寄駅「梅屋敷駅」を設けたところ、つるべのように2両がつながったケーブルカーのこと、一つが止まればもう一つも止まるために、もう一つが止まる場所にも駅を作ったとのこと。そこは生駒山中の何もない場所。人家ももちろん無く、登山道が駅に向け分岐しているに過ぎません。

「なんだ、ケーブルの駅か!」と侮ることなかれ。開業は1929(昭和4)年3月。山陽電車の霞ヶ丘駅は1964(昭和39)年6月に開業していますので、実は山陽電車の駅より35年も長い歴史があるんですね。今のところ全国に「霞ヶ丘」という名前の駅は山陽電車と近鉄の2つだということです。

さて、近鉄霞ヶ丘駅にはホームに行くための踏切があります。遮断機こそありませんが、立派な警報機が立っています。この写真で見るとおり、レールはものすごい傾斜。さすがケーブルカーです。ちなみに線路の間にケーブルが通っていますが、警報機が鳴り始めるよりケーブルが先に動き始めます。前触れなく突然動くので通行の際には十分ご注意を!

なお、ここで活躍するケーブルカーはケーキの形をした「スイート」とピアノの形の「ドレミ」。2000(平成12)年に登場しました。

生駒山上遊園地。小さな子供が楽しめる遊具を多く揃えた家族向け遊園地です。この飛行塔は開業時から残る唯一の施設で、ケーブルカーと同じ1929(昭和4)年からあります。日本で最も古い飛行塔として有名な存在。

生駒山上から大阪方面。この日は春らしい穏やかな天気に恵まれましたが、遠くは霞んでいて、本当は見えるはずの六甲山も何も見えませんでした。写真中央左寄りに「あべのハルカス」がぼんやりと見えるのが精一杯です。

生駒のケーブルカーは生駒(鳥居前)~宝山寺と宝山寺~生駒山上で別々の線になっており、途中で乗り換えないと山上まで行けません。また下側の路線は珍しい複線のケーブルカー。写真のように行き違い設備も2組並んでいます。このようにケーブルカーが2つ並んでいるのは日本でもここだけです。(通常期はこのうち1本のみ運転しています。)

下側の路線(宝山寺1号線といいます)で活躍するのは犬の形をした「ブル」と猫の「ミケ」。なかなかインパクトのある外観をしています。

さてさて、「生駒なんて山陽沿線から遠いやん。」なんて思っていませんか?
いえいえ、山陽沿線からは阪神梅田行き直通特急で阪神神戸三宮まで乗り、奈良行き快速急行に乗り換えるだけです。山上で飲んだビールは旨かったな~。



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