その2より続きます。
この先で線路は西へ進路を変え、揖保川を渡ります。
終点新宮町まであと少しです。
三木市の市立みき歴史資料館で「播磨の鉄道風景」と題した企画展が開催されています。
みき歴史資料館 企画展「播磨の鉄道風景~過ぎ去った時間を再現する~」 – 三木市ホームページ (miki.lg.jp)
「三木市在住の鉄道写真家、神澤誠一氏が高度経済成長期(昭和30年~同40年代)に撮影された播磨地域の鉄道写真をとおし、当時の鉄道風景や鉄道にまつわる体験談などを紹介します。(三木市ホームページより)」とあるように、まだ蒸気機関車が多数活躍していた播磨地方の鉄道写真が多く展示されています。あまり雑誌等で見たことのない貴重な写真のように思われます。
写真展の会期は9月24日㈰まで。入場無料。神戸電鉄粟生線三木上の丸駅から徒歩5分。近くには金物資料館や堀光美術館があります。
突然ですがこの写真。
詳しい方ならば「天賞堂のキハ17や!」と言ってしまうかも知れませんが・・・。これは言うまでもなく模型の写真です。
少々山陽沿線からは遠ざかりますが、この3月22日、たつの市の旧市街地龍野町に「昭和レトロ情景館」がオープン。築200年という古民家の中に広がる鉄道模型というよりは、昭和30~40年代をテーマとした素晴らしい街並みジオラマが展示されています。
外観。ジオラマ製作者のご実家とのこと。入場料は2Fで払います。
目の前に広がるのは「昭和」の情景。「国鉄」らしい駅や扇形機関庫が時を止めた空間に佇んでいます。スケールはNゲージではなく80分の1、いわゆるHOゲージ(16番)です。
それぞれの建物は内部まで精巧に再現されています。いずれも自作ということです。
田舎の道を走る国鉄バス。
ジオラマの中心部に位置する「東龍野駅」。全体に昭和30~40年代ということですが、430セドリックのタクシーや200系ハイエースという昭和50年代~現代のクルマがあったりして、これはご愛敬。隣の日通事務所もそうですが、どの建物も裏側まで作り込まれ、見る者の心を奪います。
また、毎時30分には夕方から夜にかけての光景となります。建物の模型には照明が設置され、昼間とは違った幻想的な風景となります。
あちこちに配置された人形が生きた町の姿を再現しています。
夜の風景を走るディーゼルカー。
1Fには戦艦「長門」や零戦の模型もあり、戦艦は実際に水に浮かべて動くらしく、ということは零戦のほうは「飛ぶ」ような・・・。模型に対する情熱が伝わって来ます。
このジオラマを見ながらコーヒーも飲めます。
http://syouwa-retro.jp/
↑公式ホームページはこちら。
兵庫県内での常時公開された鉄道模型ジオラマは珍しいものと思われます。クリックにもご協力ください。
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