楽しいむ〜さん一家

【廃線跡】播電鉄道の痕跡をたどる(その3・JR本竜野~揖保川)

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その2より続きます。

播電龍野から先、廃線跡は醤油の匂いが漂うヒガシマル本社工場を横目に北へ進みます。現在は県道437号線になっています。播電にはこの工場への引込線もあったそうです。
その後、播電を廃止に追いやった姫新線が廃線跡に沿って進みます。しばらく北へ歩くと魅力的な火の見やぐらと公民館が。播電觜崎(ばんでんはしさき)駅はこの付近にありました。姫新線東觜崎駅がこの近くにあります。

この先で線路は西へ進路を変え、揖保川を渡ります。

播電の通っていた觜崎橋から。北側を姫新線の列車が渡って行きます。
觜崎橋の下には播電鉄道の橋台遺構が残っていますが、なかなか入りにくいところでして・・・。
觜崎橋の下流には増水で流された播電鉄道の橋脚が残っているとのこと。恐らくこれでしょう。
この先、廃線跡は県道を離れて田んぼの中を突っ切ります。水路を横切る橋台が残っていました。
その延長線上にも橋台が。背景に見える築堤は姫新線のものです。
播電鉄道の橋台から姫新線のキハ127を撮ってみました。(2023.6.17 東觜崎~播磨新宮)
廃線跡は田んぼや住宅になっていますが、かすかにそれらしき土地境界を残しています。

終点新宮町まであと少しです。

【たつの】昭和レトロ情景館で鉄道模型と昭和のジオラマを楽しむ

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突然ですがこの写真。

詳しい方ならば「天賞堂のキハ17や!」と言ってしまうかも知れませんが・・・。これは言うまでもなく模型の写真です。

少々山陽沿線からは遠ざかりますが、この3月22日、たつの市の旧市街地龍野町に「昭和レトロ情景館」がオープン。築200年という古民家の中に広がる鉄道模型というよりは、昭和30~40年代をテーマとした素晴らしい街並みジオラマが展示されています。

外観。ジオラマ製作者のご実家とのこと。入場料は2Fで払います。

目の前に広がるのは「昭和」の情景。「国鉄」らしい駅や扇形機関庫が時を止めた空間に佇んでいます。スケールはNゲージではなく80分の1、いわゆるHOゲージ(16番)です。

それぞれの建物は内部まで精巧に再現されています。いずれも自作ということです。

田舎の道を走る国鉄バス。

ジオラマの中心部に位置する「東龍野駅」。全体に昭和30~40年代ということですが、430セドリックのタクシーや200系ハイエースという昭和50年代~現代のクルマがあったりして、これはご愛敬。隣の日通事務所もそうですが、どの建物も裏側まで作り込まれ、見る者の心を奪います。

また、毎時30分には夕方から夜にかけての光景となります。建物の模型には照明が設置され、昼間とは違った幻想的な風景となります。

あちこちに配置された人形が生きた町の姿を再現しています。

夜の風景を走るディーゼルカー。

1Fには戦艦「長門」や零戦の模型もあり、戦艦は実際に水に浮かべて動くらしく、ということは零戦のほうは「飛ぶ」ような・・・。模型に対する情熱が伝わって来ます。

このジオラマを見ながらコーヒーも飲めます。
http://syouwa-retro.jp/
↑公式ホームページはこちら。

兵庫県内での常時公開された鉄道模型ジオラマは珍しいものと思われます。クリックにもご協力ください。
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