楽しいむ〜さん一家

【神戸市交通局】交通フェスティバル2023in名谷車両基地

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素晴らしい秋晴れに恵まれた10月22日(日)、神戸市営地下鉄名谷車両基地で「交通フェスティバル2023」が開催されました。む~パパ、友人の申込枠で参戦!(事前申込制でしたので・・・。)

最初に迎えてくれるのが最初の地下鉄車両1000形1101号。本来の向きとは逆ですが、1両全体が保存されるのは意義あることと思います。1976(昭和51)年製。
各種イベントでおなじみのボンネットバス「こべっこⅡ世号」。実は本物のボンネットバスではなく、保存されているボンネットバスを忠実に再現したレプリカで、下回りはトラック(いすゞエルフ)のもの。やや本物より腰が高いのですが素晴らしい再現度を誇ります。現在はCNG化改造されています。
工場の中には我らが山陽電車コーナーが。各種グッズを販売中!
む~パパ、今回初めて見たのは引退した車両たちの前部カットモデル。2000形、3000形と北神急行7000系。学生時代そして就職して毎日乗っていた車両たちが引退してこうして保存されているのは、感慨深いものがあります。2000形や北神の車両に至っては、川崎重工で新製される姿を見ているだけに、自分が年を重ねたことを実感せざるを得ません。(3000形登場時はむ~パパ、大学生で遠くに下宿していたので、実は神戸にいませんでした。)
市電保存館も公開。705号は1936(昭和11)年に登場した車両で、東洋一と言われた神戸市電を代表するロマンスカー700形の1両です。実車は戦後登場した750形の座席を用いた復元車で、Hゴムを用いた窓回りなど原型を保つとは言い難いスタイルをしており、本当のところ少し残念です。
神戸市電700形の台車。車輪の大きさが左は大きく、右は小さいもの。「マキシマム・トラクション」といいます。主に600形・700形が履いている台車がこの構造でした。
架線を検査する保守用機械。日頃はまず見ることのない車両ですが、毎日の安全運行を支える縁の下の力持ちです。左が堀川工機、右が松山重車輛工業製。一般の鉄道ファンにはなじみのないメーカーですが、知る人ぞ知るといった感じの有名どころです。
レールの異常を検査する機械でスイス製。この種の保守用機械はスイス製やオーストリア製をよく見ます。窓回りや全体のデザインがヨーロッパ風ですね。
1000形と7000系。この姿で見られるのもこの日が最後かも知れません。7000系は北神急行開業(1988年)用としてその前年にデビューしましたが、右の1118号は西神中央延伸開業時(1987年)に3編成が新製されたもので、1000形のラストナンバーとなります。
緊急使用も出来る200系ハイエース。こういった車両を簡単に記録できるのが工場公開の良いところです。
同じ日に名谷駅前で「バス大集合」と称して”ミニバスまつり”とも言うべきイベントが開催されていました。
山陽バスも参加。中型車を展示していました。

10月14日は「鉄道の日」。各地で関連イベントが開催されています。今年の「山陽鉄道フェスティバル2023」は事前抽選なし。10月28日(土)、東二見車両工場へGO!

【神戸市交通局】交通フェスティバル2023in名谷車両基地” への4件のコメント

  1. マキシマムトラクション台車は駆動軸の粘着重量を稼ぐためと、モーターを収めるために駆動軸の車輪径を大きくするだけでなく、心皿(実際には心皿はなく側受け)位置も駆動軸側に寄せています。神戸市電の台車(他社でも採用例あり)は乗降口寄りの床を低くするため従軸の車輪径を小さくしたものなので、マキシマムトラクション台車とはいえません。

    • モハメイドペーパーさま コメントありがとうございます。
      700形は大型木造車の台車を流用していたかと思いますが、振り替えてもいますので乗降口寄りの床を低くするという目的であれば木造車時代のことなのでしょうね。600形のほうは700形とは反対に内側へ小さい径の車輪を持って来ていたと思います。

  2. 神戸市営地下鉄の1000形は国内の地下鉄車両で初の冷房車だったりします。
    神戸市営地下鉄開業当時の1977年は東京、大阪などの地下鉄は冷房車はまだなかったですね。

    • E7系とW7系さま コメントありがとうございます。
      おっしゃられる通り、神戸市営地下鉄1000形は国内初の冷房付き地下鉄車両です。確か名古屋市営地下鉄3000形も同年に登場したはず、と思って調べてみましたら鶴舞線の開業は1977(昭和52)年3月18日。神戸市営地下鉄は市電廃止と同じ3月13日ですので、わずかに5日間ですが神戸市のほうが早いことが分かりました。

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