2012年3月16日、その使命を終え姿を消した明石市バス。お役御免となった車両たちは遠く離れた土地へお嫁入りしたものもありますが、最終日まで走った車両は山陽バスと神姫バスに引き取られ、それぞれ新しい活躍の場を得ています。
神戸市バスを従え学園都市駅を出発する山陽バス5319号車。元明石市バスの1085号車。
(2012.7.8 学園都市駅)
山陽バス5319号車の明石市バス時代の姿。(2012.2.26 明石駅)
神姫バスで活躍する元明石市バス1462号車。(2013.3.31 伊川谷駅)
一部で公募により選ばれたカラーリングの車両については、現在も明石市バス時代そのままの姿で活躍していますが、旧来の標準色車両は全て譲渡先のカラーリングに改められており、よほどのマニアでないと「元明石市バス」であることは分からなくなっています。
明石市民公募デザインの車両の一例。明石市時代そのままの塗装で活躍中。神姫バスに移籍した元明石市バス1611号車。(2014.12.28 西神中央駅)
ところが、このほど山陽バスに「明石市営バスの標準色を完全再現した」車両が登場し、話題になっています。これはむ~パパ、撮りに行かねばなりません!お友達情報により走っている場所をキャッチし、学園都市駅で待ち構えること数分、目的の車両が現れました!
山陽バス5420号車。(日産ディーゼルKL-UA452KAN改 西日本車体 2004年式)
社名・シンボルマークや社番、「ノンステップバス」表記は山陽バスのものに改められていますが、完璧にあの懐かしい明石市バスの姿が再現されています!もう感激!加えて、明石市バスが学園都市駅前にいる、この違和感!たまりません。
で、なぜ突然こんなリバイバルカラーが出現したのか定かではないのですが・・・。
明石市バス時代の姿。
この車両、明石市バス時代に側面にラッピング広告が付いており、その姿のまま山陽バスに移って来ました。山陽バスでは前面や屋上機器だけ黄色く塗っていたため(む~パパ、まさかこんなことになると思わず、黄色い顔をしていた頃は撮影していません!)、広告をはがしたら明石市バスのカラーリングが出てきたのではないか?と。なら「全体を明石市バスの姿に戻してしまえ!」となったのでは?
こういう元事業者のカラーリング再現車、鉄道ではよくありますがバスはなかなか珍しい取り組みではないでしょうか?
ちなみに、この車両、NicoPa対応でないため肝心の明石駅前に出て来ることはないそうです。ちょっと、残念・・・。
この車両、経年からしてさほど長く活躍するわけではないと思われます。撮影・乗車はお早めに!
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