楽しいむ〜さん一家

【最後の未更新編成】3028号に「Last Run」ヘッドマーク

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編成単位では最後の未更新車となった3028号に、とうとう「Last Run」ヘッドマークが付きました。




3028号・3614号とも車両が神戸寄り・姫路寄りで描き分けられている他は同じ仕様で、全盛期とも言える冷房改造後の姿。時期的にも合う「潮干狩」ヘッドマークが付いた姿となっています。「潮干狩」ヘッドマークは3030号旧標準色用として復刻製作されていましたが、コロナ禍で見送られ「幻」となってしまいました。
(画像提供:山陽電気鉄道)

ヘッドマーク掲出期間唯一の土日となった6月5日。あいにくの曇りでしたが、上下どちらの列車も撮れると言えます。魚住駅からの坂を上って来た3028号。
(2021.6.5 西江井ヶ島~山陽魚住間)

西江井ヶ島駅を出発する3028号。(2021.6.5)
折返しの姫路行き下り列車を撮影。(2021.6.5 東二見~西二見間)
最後は定番撮影地スマシオで。(2021.6.6 須磨浦公園~塩屋間)

3028号の引退により山陽電車の車両から消えたものがあります。

それがMG(電動発電機)。1号車の浜側床下にあり常に回転音を響かせています。鉄道に詳しい方には説明するまでもありませんが、架線から取り入れた1500Vの電気を動力としてクーラーや蛍光灯、その他電車を制御するための低圧の電気を作り出すもので、以前は電車にとって不可欠な部品でした。山陽電車では1983(昭和58)年、MGに代わる補助電源装置としてSIV(静止型インバータ)を採用し徐々にMGから切り替えてきましたが、今回の3028号引退をもって消滅します。これは目立たないことですが大きなことで、山陽電車の車両史にとって一つの時代が終わったことを示しています。※姫路寄り先頭車には予備の小型MGが付いており、これは今後しばらく残るはずです。

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【孤軍奮闘】最後の未更新編成3028号

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旧標準色3030号が定期運用から退き、編成単位で残る3000系未更新車は3028号のみとなりました。すでに代替となる6000系も活躍を開始しており引退も目前と思われます。「Last Run」ヘッドマークも緊急事態宣言下で装着されるかどうか微妙な情勢です。そんな3028号をご紹介しましょう。
地上時代の西代~板宿間を走る旧標準色時代の3028号。2000系改造の3554号を3号車に加えた4両編成で、揃って冷房改造を受けました。3028号は3000形3次型の後期タイプに属するトップナンバーで、貫通路がやや上部に移っているため貫通路にある窓の上部に少し隙間があるのが特徴です。車内も床面と貫通路に段差が復活しています。
(写真所蔵:山陽電気鉄道)
地上時代の板宿駅に進入する3028号。3614号は3000形では3次型ですが前期型に分類され、貫通路が低く正面貫通路の窓と幌枠に隙間はなく、車内も貫通路と床面は面一です。3550形を加えた4両編成は3000系黄金時代の一コマと言えるでしょう。
(写真所蔵:山陽電気鉄道)
地上時代の西代駅を通過する塗装変更後の3028号。比較的早くに塗装変更されており、ヘッドライトケースは原型のままで、車体色のクリーム色が塗られています。3両編成となり普通列車に運用される3028号。現在はこの姿で活躍中です。

あれほどたくさんいた3000系未更新車もとうとう1編成が残るのみとなりました。最後まで応援よろしくお願いします。クリックにもご協力を!
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