楽しいむ〜さん一家

【さよならキュービック】松本で見かけた山陽バス

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山陽バスで活躍を終えつつあるキュービックバス。「楽しいむ~さん一家」では何とか山陽バスのキュービックバスを総括したいものだと思っていますが、寄り道が多くて困ったものです。
さて今日も寄り道ですが、先日・・・。

姫路城?ではありません。長野県の松本城です。姫路城より古い時代のもので、もちろん現存12城の一つ。国宝指定。全国的にお城はブームと見えて、門から登城まで1時間待ち。混雑しているのは姫路城だけではないようで・・・。

いやまあ、寄り道すみません。

松本に来たからには、見なければいけないものが。JR松本駅前で時間待ちをしている地元アルピコ交通のキュービックバス。元山陽バスのいすゞU-LV218L(1993年式)。他サイトからの情報によると山陽時代の社番は1372とか。舞子線で使用されていた車両ですね。

山陽バスのOBは結構たくさん走っているはずなのですが、なかなか捕まりません。しばらく駅前で待っていましたが、もう1台だけ撮影に成功。こちらは元1374号であるらしい。ならば舞子線ですね。

同車を後ろから。山陽バスらしい仕様がよく残されています。

山陽バス時代の1372号。山陽バスは1993年から床が低く乗りやすい「低床車」を導入していますが、舞子線では1371号に次ぐ2両目となります。ちなみに1372~1374・1475・1476号車は明舞線の整理券方式区間で使用できるよう、後扉部には整理券発行機を備えていました。ちなみに名谷線の2379号車にも整理券発行機がありました。

む~さん一家、純粋な観光で長野を訪れたので、もっと山陽バスOBを追いたかったのですが今回はこの2両しか撮れていません。ワンステップバスなんかもいるはずなので、今度はバスを狙いに来るべきかも知れませんが・・・。

いつまでも走っているわけではないので、暖かくなったら再訪しましょうか。クリックにもご協力を。
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「一畑」と「山陽」のなぜか不思議な関係

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先日「B級ワンダーランド」として紹介してしまった須磨寺(失礼しました!)。本堂から左手、奥ノ院へ向かう参道を歩くと右手に現れるのがこちら↓。

「一畑薬師如来」です。”一畑”と聞いてピンと来るあなたは?

そう、島根県は松江市と出雲市を結ぶ「一畑電車(バタデン)」!
目のお薬師さまとして有名な一畑薬師。なぜ須磨寺に祀られているのか勉強不足で不明ではありますが、島根県を走る一畑電車はこの一畑薬師への参詣を目的として敷かれた鉄道だったりします。(大株主だったので「一畑」の名を冠しているという話も。)

そして、こちらが島根県にある総本山、一畑薬師の本堂。調子に乗ってちょっと山陽沿線からは離れすぎましたか・・・。

強引にも御朱印まで登場させてしまいます!

というわけではありませんが、一畑と山陽を結ぶ共通点が実はあるんです。それは、バス塗装。山陽バスも一畑バスもいすゞキュービックバスの「カタログカラー」を使用している、ということ。

こちら山陽バス。黄~バスと呼ばれる現行塗装は、ご存じいすゞキュービックバスのカタログカラーです。(一畑バスと形態を揃えるために今は無きLRにご登場願いました。)

こちら一畑バス。言うまでもなくこちらもいすゞカタログカラー。多少はアレンジしていますが、山陽バスの色違いですね!

でも、一畑バスはその後、お顔の真っ赤な塗装はやめてしまい、現在はこの写真のような塗装になってしまいました。こうなると「本来は山陽バスの色違い」であることが全く分からなくなってしまいますよね。

ちなみに、これは一畑グループ100周年記念に登場した旧塗装の一畑バス。最新車にもよく似合っています。

山陽バスにも旧カラー復刻バージョンはいかがでしょう!

夢のまた夢といったところでしょうか・・・。

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【山陽バス】さよならキュービック

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いきなり「さよならキュービック」と言われても・・・という読者のみなさまもおられるかとは思いますが、山陽バスが「白+緑」の地味な塗装から黄色の塗装に変わったのが、今から31年前、1984年の「キュービックバス」登場がきっかけだったのです。
(参考)山陽バスが30周年!?
あれほど垂水の町を走り回っていたキュービックバスですが、徐々にその数を減らし路線バスで活躍するのはついに3両、おまけに前後扉スタイルのバスはラスト1両になりました。世間では「トワイライトエクスプレス」の最後が話題になっていたりしますが、ここはひとつ、山陽バス「黄~バス」を開拓した偉大なるキュービックバスを静かに見送ることにしましょう。

現在路線バスとしてただ1両の存在となった前後扉のキュービックバス、1994号(いすゞKC-LV280L型 1999年式)。この写真は貴重な納車時のものです。当時方向幕はまだフィルムのまさに「幕」で、側面前後に装着され、「前乗り」「後乗り」両方に対応していました。確か当時の山陽電車シンボルマークが側面に初めてあしらわれた車両だったかと記憶します。もちろん山陽バス最後の前後扉車として登場したものです。
こちらは前後扉の2442号(いすゞP-LV218L 1984年式)。2441号と共にキュービックで初めて導入された前後扉の車両です。引退後は川中島バスに移籍して活躍していましたが、すでに廃車され姿を消しているようです。ホイールが黄色に塗られていますが、山陽バスの場合、1996年に登場した2609号車以降が銀色で、それ以前は黄色でした。

こちらは、かつての垂水東口(現在の増田屋本店前)で出発を待つ2548号車(いすゞP-LV218L 1985年式)です。前面はまだ山陽電鉄の社紋がついておらず、カタログカラーそのままの姿です。

同じく2548号車のリアスアイル。キュービックバス登場時はテールランプ部分がくぼんだ独特のデザインでした。キュービックバスそのものが欧州のバスに範を取ったデザインで、日本のオリジナルとは言い難いものがあるのですが、当時極めて鮮烈な印象を与えたようで、山陽バスの近隣幼稚園など、キュービックバス見学をしたこともあったようです。

マニアックになって申し訳ありませんが、山陽バスキュービックのお話、これからも続けさせていただきます!
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山陽バスが30周年!?

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小正月を過ぎて言うのも何ですが、「あけましておめでとうございます!」
本年もむ~さんパパをよろしくお願いします。

2014年は記念すべき山陽バスの30周年
「え?、何の?」
そう、山陽バスに初めて黄色い路線バスが登場した1984年から、今年はちょうど30年になるのです。もはや黄色くなる前は何色だったのか沿線のみなさまの記憶も薄れているのではないか?と思いますが、昔のカラーリングはまたの機会にご紹介するとして、今回はマニアチックに貴重な資料を特別に公開(?)しましょう。

これは記念すべき黄色い山陽バス1号車の3427号です。1997年に引退するまで13年間垂水の町で活躍していました。

ちなみにこれが後ろから見た黄色い山陽バス1号車。いすゞP-LV214K・ショートオーバーハング仕様(川崎車体)1984年式。こう書くとちょっとマニアック過ぎたかな?

さてさて。ここから公開するのは貴重な資料。む~パパのお友達が所蔵していたもので、30年前のバスのカタログです。

クルマにあるようにバスにもカタログがあります。これは1984年当時のいすゞ路線バスのカタログ。「あれ?山陽バスが???」とお思いの方も多いでしょうが、山陽バスの黄色いカラーリングは当時のいすゞのカタログに載っていたカラーリングだったんですね。さすがに当時としてはあまりに斬新だったためか、日本で同じカラーを採用したバス会社は他に無く、この黄色とグレーの塗り分けが山陽バスのカラーとして定着したのです。
※送迎用など自家用バスとしてこのカラーリングを採用した例はあります。

ここで、このカタログをめくってみますと・・・。

このように黄色だけでなく、青や赤の”山陽バス”が出てきます。何か気持ち悪いですね~。

ただ、同じ塗り分けで「色違い」ということでしたら、赤いものが青森県の南部バス、島根県の一畑バスで走っていますし、現在はありませんが緑のものが三重県の三重交通にありました。それぞれ少しずつアレンジされていますが、みんな山陽バスの兄弟ですね。青いのが走ってるのはむ~パパ見たことないです。

いや~、だいぶマニアックなお話になっちゃいました。では次回をお楽しみに。

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