楽しいむ〜さん一家

【山陽バス】さよならキュービック

投稿日:



いきなり「さよならキュービック」と言われても・・・という読者のみなさまもおられるかとは思いますが、山陽バスが「白+緑」の地味な塗装から黄色の塗装に変わったのが、今から31年前、1984年の「キュービックバス」登場がきっかけだったのです。
(参考)山陽バスが30周年!?
あれほど垂水の町を走り回っていたキュービックバスですが、徐々にその数を減らし路線バスで活躍するのはついに3両、おまけに前後扉スタイルのバスはラスト1両になりました。世間では「トワイライトエクスプレス」の最後が話題になっていたりしますが、ここはひとつ、山陽バス「黄~バス」を開拓した偉大なるキュービックバスを静かに見送ることにしましょう。

現在路線バスとしてただ1両の存在となった前後扉のキュービックバス、1994号(いすゞKC-LV280L型 1999年式)。この写真は貴重な納車時のものです。当時方向幕はまだフィルムのまさに「幕」で、側面前後に装着され、「前乗り」「後乗り」両方に対応していました。確か当時の山陽電車シンボルマークが側面に初めてあしらわれた車両だったかと記憶します。もちろん山陽バス最後の前後扉車として登場したものです。
こちらは前後扉の2442号(いすゞP-LV218L 1984年式)。2441号と共にキュービックで初めて導入された前後扉の車両です。引退後は川中島バスに移籍して活躍していましたが、すでに廃車され姿を消しているようです。ホイールが黄色に塗られていますが、山陽バスの場合、1996年に登場した2609号車以降が銀色で、それ以前は黄色でした。

こちらは、かつての垂水東口(現在の増田屋本店前)で出発を待つ2548号車(いすゞP-LV218L 1985年式)です。前面はまだ山陽電鉄の社紋がついておらず、カタログカラーそのままの姿です。

同じく2548号車のリアスアイル。キュービックバス登場時はテールランプ部分がくぼんだ独特のデザインでした。キュービックバスそのものが欧州のバスに範を取ったデザインで、日本のオリジナルとは言い難いものがあるのですが、当時極めて鮮烈な印象を与えたようで、山陽バスの近隣幼稚園など、キュービックバス見学をしたこともあったようです。

マニアックになって申し訳ありませんが、山陽バスキュービックのお話、これからも続けさせていただきます!
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 兵庫県情報へ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ
にほんブログ村