楽しいむ〜さん一家

【4年ぶり】山陽鉄道フェスティバル2023 鉄道模型コーナー

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事前申込み無しの開催となった「山陽鉄道フェスティバル2023(10月28日)」。昨年は無かった鉄道模型コーナーが4年ぶりに復活しました。

Nゲージより大きいHOゲージの鉄道模型運転会は、市販されていない手作り車両が多く登場することで「模型鉄」と呼ばれる方々の間では有名でした。山陽電車では2000年から20年にわたり運転会を実施。最初は山陽電車の模型だけが走っていましたが、いつの頃からか線路がつながっている連絡各社の車両を増やした結果、もはやどこの鉄道の運転会か分からないという状況に。写真は前回2019年の模様です。この頃は300両近い車両が集まる関西最大級の規模に発展していました。
4年ぶりとなった今回「原点に立ち返る」というコンセプトで、23年前と同じ「山陽電車だけを走らせる」運転会となりました。ただ、当時50両だった模型は倍の100両以上となり、山陽電車だけでも車庫を埋め尽くしています。

今からちょうど20年前、2003年の山陽鉄道フェスティバル。3000系現塗装が初登場。アルミカーと合わせ現行車両が3編成となりました。会場は現在機械室となっている1階会議室でした。(2003.10.19)

コロナ禍で休止中の間も実は新作が登場し続けていました。写真の200形214-215。2扉車と3扉車が組み合わさった唯一の編成です。今回新作の一つです。
山陽電車と言えばかつては様々な電動貨車が活躍していました。中央が無蓋化されたクモト3+クト61の2両編成も今回初登場です。
実際にアルミ板で組み立てられた5702編成。側面の飾りを外し明石・姫路開業100周年ドア横ステッカーやヘッドマーク2枚掲出。現在の姿を再現した秀作です。
この他、3002号アルミカー編成(いちばん左)、2012号アルミカー編成(右から2番目)など今回初登場の新作が目白押し。山陽電車だけでも恐るべき運転会でした。

みんなで鉄道模型を走らせるのは「運転会」が正しいと思います。「走行会」という表記がありますが、模型鉄歴の長いむ~パパは実際聞いたことのない単語(恐らくカワサキワールドが初出かな、と。神戸以外では恐らく通用しないと思われます。)なので、この原稿では「運転会」表記を採用させていただきました。

【Oゲージ】芦屋の鉄道模型運転会

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毎年この時期に芦屋で開かれる鉄道模型の公開運転会にむ~さん&む~パパ、行って来ました。サイズは「Oゲージ」。縮尺45分の1、線路幅が32㎜の鉄道模型で、1900年頃ドイツのメーカーで導入され、日本では戦前から昭和30年代にかけて普及しました。その後住宅事情もあってか縮尺80分の1の「HOゲージ」、150分の1の「Nゲージ」と鉄道模型は小型化が進み、今日本では一般に鉄道模型と言えば「Nゲージ」のこととなっています。

む~さん、Oゲージの電気機関車を持っています。これくらい「大きな」模型です。

さて、この運転会はJORC関西という、日本最大のOゲージ愛好家団体主催のものです。

JR芦屋駅前の「ラポルテホール」が会場。ここまで大きなスケールの鉄道模型が走る姿を見られる機会というのは、そんなにありません。

今回は「阪神電車祭り」。新旧さまざまな阪神電車が登場しました。手前は1954(昭和29)年、阪神電車で初めて登場した大型特急車3011(301)形。2扉クロスシートで前面は2枚窓でした。真ん中は8000系。実車はこの赤胴カラーリングとしては姿を消しました。奥はなんば線開通用に準備された1000系。直通特急として姫路まで乗り入れる山陽電車線内でもおなじみの電車です。いずれも手作り。車体は紙や木を材料としています。

2月開催の「鉄道模型であそぼう」にも登場した阪神3501形(左)と初代5001形(右)。3501形は最初の赤胴車。5001形は最初の普通専用車「ジェットカー」です。最初のジェットカー2両は現在のような青色ではなく、緑色に塗装されていたため「アマガエル」と呼ばれていました。

こちらも阪神電車。851形といいます。1936(昭和11)年に登場しました。当時の阪神電車はこのような小型車をたくさんつないで走っていました。側面に明り取り窓があり、正面貫通扉の窓が大きいことから「喫茶店」と呼ばれていたとか。この模型は戦後の姿を再現しています。

阪神電車には1976(昭和51)年まで、国道2号上を走っていた路面電車、国道線がありました。この模型はその国道線だけでなく本線から伸びる支線に使うためパンタグラフを載せた車両を再現しています。この模型は71形といい、1937(昭和12)年に登場したもので、曲線で構成された車体に大きな窓を持ち「金魚鉢」と呼ばれていました。本格的に戦争に突入する直前のモダニズムを体現する車両として有名な存在です。

阪神電車ばかり、ではありません。車庫に憩うのは京阪間のライバル、京阪1700系(1951年)と阪急710系(1950年)。右には山陽電車200形の姿も。

再現された古き良き時代。阪神電車を彩った戦前から現代の車両が同時に同じ線路を走るのは、まさに模型ならではの世界と言えるでしょう。

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