楽しいむ〜さん一家

【Oゲージ】芦屋の鉄道模型運転会

投稿日:



毎年この時期に芦屋で開かれる鉄道模型の公開運転会にむ~さん&む~パパ、行って来ました。サイズは「Oゲージ」。縮尺45分の1、線路幅が32㎜の鉄道模型で、1900年頃ドイツのメーカーで導入され、日本では戦前から昭和30年代にかけて普及しました。その後住宅事情もあってか縮尺80分の1の「HOゲージ」、150分の1の「Nゲージ」と鉄道模型は小型化が進み、今日本では一般に鉄道模型と言えば「Nゲージ」のこととなっています。

む~さん、Oゲージの電気機関車を持っています。これくらい「大きな」模型です。

さて、この運転会はJORC関西という、日本最大のOゲージ愛好家団体主催のものです。

JR芦屋駅前の「ラポルテホール」が会場。ここまで大きなスケールの鉄道模型が走る姿を見られる機会というのは、そんなにありません。

今回は「阪神電車祭り」。新旧さまざまな阪神電車が登場しました。手前は1954(昭和29)年、阪神電車で初めて登場した大型特急車3011(301)形。2扉クロスシートで前面は2枚窓でした。真ん中は8000系。実車はこの赤胴カラーリングとしては姿を消しました。奥はなんば線開通用に準備された1000系。直通特急として姫路まで乗り入れる山陽電車線内でもおなじみの電車です。いずれも手作り。車体は紙や木を材料としています。

2月開催の「鉄道模型であそぼう」にも登場した阪神3501形(左)と初代5001形(右)。3501形は最初の赤胴車。5001形は最初の普通専用車「ジェットカー」です。最初のジェットカー2両は現在のような青色ではなく、緑色に塗装されていたため「アマガエル」と呼ばれていました。

こちらも阪神電車。851形といいます。1936(昭和11)年に登場しました。当時の阪神電車はこのような小型車をたくさんつないで走っていました。側面に明り取り窓があり、正面貫通扉の窓が大きいことから「喫茶店」と呼ばれていたとか。この模型は戦後の姿を再現しています。

阪神電車には1976(昭和51)年まで、国道2号上を走っていた路面電車、国道線がありました。この模型はその国道線だけでなく本線から伸びる支線に使うためパンタグラフを載せた車両を再現しています。この模型は71形といい、1937(昭和12)年に登場したもので、曲線で構成された車体に大きな窓を持ち「金魚鉢」と呼ばれていました。本格的に戦争に突入する直前のモダニズムを体現する車両として有名な存在です。

阪神電車ばかり、ではありません。車庫に憩うのは京阪間のライバル、京阪1700系(1951年)と阪急710系(1950年)。右には山陽電車200形の姿も。

再現された古き良き時代。阪神電車を彩った戦前から現代の車両が同時に同じ線路を走るのは、まさに模型ならではの世界と言えるでしょう。

懐かしいと思ったみなさま、クリックにもご協力を。
にほんブログ村 鉄道ブログ 関西の鉄道へ にほんブログ村 鉄道ブログへ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 兵庫県情報へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。