楽しいむ〜さん一家

3000系の特急運用を見た!

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今日は天気も良かったので、む~さんとむ~さんパパ、電車の写真を撮りに播磨町まで出かけました。

バリアフリー工事も完了し、近代的な駅に生まれ変わった播磨町駅です。ここから姫路方に線路に沿って道路があり、しばらく歩くと高いフェンスが切れて写真が撮りやすい部分に出ます。おまけに、ここは山陽電車で駆逐されつつある「アングル柱」区間です。最近特にコンクリート柱に取り換えが進んでいるので、気合を入れて記録しなければなりません!

これがアングル柱。大正12年、神戸姫路電気鉄道が明石~姫路間を開業したときに建てられた当時のものが、そのまま残っています。非常に貴重な存在です。

この「乙8」より東側はすでにコンクリート柱となっています。

3000系リフレッシュ車の普通がやってきました。住宅地内の直線区間でもあり、とても素直な写真が撮れます。

ふと、ここで上り方から列車の気配。振り返ると3000系。にしては速度が速いな、と思っていると・・・、

3000系が特急列車で通り過ぎました。本来直通特急や特急で3000系が使用されることはありませんが、ダイヤ乱れや車両に何らかの不具合があった場合など、直通特急を代走することがあります。偶然とはいえ撮影者にとっては「収穫」と言えます。3000系の「特急」方向幕、とても懐かしいですね。

1964(昭和39)年製で、今年12月に登場50年を迎える山陽電車最古参の3000号もやって来ました。もっとも架線を支える電柱のほうが年上ですが。

このあたりから曇ってきて撮影を継続する意欲がなくなってきたのですが、せっかく3000系の姫路行きが行ったので折り返し列車も撮影したくなり、曇天のなかしばらく待っていました。
姫路からやって来た直通特急代走の3000系。「阪神梅田」の方向幕が装備されていないので白幕となっていますが、標識灯2灯を輝かせ往年の特急運用を彷彿とさせる走りでした。実際はこのまま阪神梅田に入ることはなく、東二見や東須磨などで本来の6両編成の車両に交換して運行を継続することとなります。まあ「ラッキー」と思っているのは沿線でカメラを構えていたむ~さん親子だけかも知れませんが・・・。

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【模型発売】山陽3050系ってどんな電車?②(3072の場合)

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山陽電車のNゲージ模型化プロトタイプとして選ばれたもう一つの車両、3072号についてご紹介します。
須磨駅に到着する3072号(3072-3073-3541-3641)
S特急は朝の上りと夜の下りしかないので、撮影するには早起きして上りを狙うしかありませんね。

3000系のうち、いわゆる3050系アルミカーとは1981(昭和56)年以降に製造された車両のことを指します。「日本初大型押し出し形材を用いた新工法のアルミカー」として世に出ました。最初に造られた3066号はアルミカーではありますが、神戸寄り2両がアルミ製、姫路寄り先頭車3638は鋼鉄製、付随車3508も他編成から組み込まれた鋼鉄製だったため、塗装されていました。(のち付随車はアルミ車体で新造した3538に置換え)現在は神戸寄り3両がアルミカーとなっていますが、鋼鉄製の車両と同じ色に塗装され、銀色ではないので、アルミカーとは気づきにくいでしょう。(車内には「アルミ車」のプレートが付いています。)
アルミカーながら塗装されている3066号(3066-3067-3538-3638)(的形~八家間)

3066号編成の姫路寄り先頭車3638は、今のところ山陽電車で最後に造られた鋼鉄製の車両です。他の3両とは側窓回りや車体断面、内装などが異なります。(伊保~曽根間)


続いて製造された3068号(3068-3069-3539-3639)から無塗装となりアルミ本来の銀色に輝く姿となりました。登場当時「ニューアルミカー」と呼ばれていたことも懐かしい思い出です。(伊保~曽根間)

その後、毎年1~2編成ずつ1985(昭和60)年まで増備されました。今回の3072号は4本目にあたります。毎回仕様変更されたので、どれも一見同じに見えますがそれぞれが微妙に違っていて趣味的には面白いグループです。

どう面白いのかって?

次回、クイズにしましょうか?当たっても賞品は出せませんが・・・。

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【模型発売】山陽3050系ってどんな電車?①(3054の場合)

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【ニュース】山陽電車の鉄道模型が発売!でお知らせしましたが、山陽電車史上初めてのNゲージ完成品(マイクロエース製)が発売になると公表されて2週間。そもそも実物はどんな電車なのか、少しご紹介したいと思います。模型化されると予告されたのは3050系3054号と3072号ですが、今回は3054号について。

市川を渡る3054号(3054-3055-3532-3632)

本当のところ、3050系を語るには3000系から始めないといけないのですが、そうなると長くなるので今回は割愛!3050系は3000系のうち1972(昭和47)年以降に製造され、登場時から冷房が付いていたタイプを言います。実は現在3050系という形式は無く、3000系3050形とでもいうのが正しいと思われますが、登場時は本当に3050系と呼ばれていたこともあって鉄道ファンの間では今も「3050系」のほうが通じやすいでしょう。話がややこしくなるので、以下通称である「3050系」と呼ばせていただきます。この車両、様々な形態に分類されるのですが、今回模型化される「3054」は最初に製作された3編成をプロトタイプとしています。3000系に最も近い外観をしていますが、実は違うところもあります。よく知られているのはパンタグラフ。

3000系はひし形のものが付いています。

これに対して3050系は”下枠交差型”と呼ばれるものが付いています。ちょっとカッコ良いですね。

顔もよく似ているのですが、ちょっとだけ違います。

こちらは3000系(3次車)の顔。正面真ん中の扉を囲む幌枠が細く、枠の左右上部には幌を吊るための金具が付いています。

これに対して3050系は幌枠が太く、幌吊り金具も付いていません。

これであなたも遠くから判別できます!(誰がするかい!)

というわけで、おまけ写真。
山陽3000系は登場時クリームイエローとネイビーブルーのツートンカラーでした。この”旧塗装”を覚えておられる方もおられることでしょう。そこで・・・。

地下化工事が進む西代~板宿間の仮線を走る3050号(3050-3051-3530-3630)

む~パパ、このカラーリングで育ったもので・・・。懐かしい~!!
今回の模型が好評で、続けてこの旧塗装でも発売になれば喜ばしいのですが、みなさんはいかがでしょう?
模型のほうは、試作品が東京銀座の松屋で毎年開かれている鉄道模型ショウ会場に展示されているそうですよ!

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