山陽電車の東二見車両工場で、車両の動きが見られました。先日から部品取りが始まっていた3002号と3022号の編成のうち、アルミカーの3002号をトレーラーに積み込む作業が開始され、とうとう二度と帰らぬ旅に出ようとしています。3000系として登場した車両133両のうち、付随車である3507号と3508号は廃車されていますが先頭車や電動車を含む編成単位で廃車になるのは初めてのことです。
大型のクレーンが搬入され、運び出す準備が進んでいます。
クーラー・ライトや車番、前面方向幕装置が取り外された3002号の姫路寄り先頭車3601号。いよいよ最期の時が迫ってきました。
すでにトレーラーに載せられた2506号。この車両は廃車後、長らく倉庫として使われていた2014号の中間車です。2014号は日本最初のアルミカーである2012号と同時に登場したステンレスカー(外板だけがステンレス製で骨格は鋼鉄製のセミステンレス車)で、この1両だけが残っていました。今回どうやら3002号の中間車である3003号を残して倉庫にするらしく、代わりに処分されるようです。む~パパの他にも名残を惜しむファンのみなさんがぽつぽつ来られて写真を撮られていました。
ピンボケで申し訳ありませんが、現役時代の2014号。2両目が2506号です。
(1986年頃?大蔵谷駅付近)
有名なアルミカーの2012号、2扉ロマンスカーで人気のあった2010号の陰に隠れて目立たない存在でした。
現役時代の3002号。「ひめじ官兵衛」ヘッドマークを付けた姿。
(2014.9.14 東二見駅~西二見駅間)
3002号が最後に走った昨年5月28日の記事はこちら
1月25日の深夜、搬出されたそうです。ありがとう。そして、さようなら3002号!
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