楽しいむ〜さん一家

【藤江】御崎神社の的射神事

投稿日:



「あけましておめでとうございます」というには少々遅くなってしまいましたが、楽しいむ~さん一家、今年もよろしくお願いいたします。

1月も半ばの15日、受験生のみなさまにとってはセンター試験。この時期は寒波が訪れることが多いですが、今年も山陽沿線では雪が降るなど厳しい寒さとなりました。その中で規模は大きくないですが、山陽電車が少し珍しいことをするお祭りをご紹介します。

藤江駅を降りて線路沿いに浜国を少し東へ進むと、のぼりが1本立っています。誘導するように住宅地にも1本。これを目印に進んでいくと・・・、

線路際へ。板が敷いてありますが、実はここは踏切ではありません。フェンスがしてあり山陽電車の係員が警戒に当たり列車が接近していない時間だけ、ここを通してくれます。奥には高いネットが。これは何でしょう?

ここは御崎神社。この日は「的射」と呼ばれる神事が行われていました。普段は静かな神社ですが地元の方々が集まっています。

山陽電車側(すなわち海側)には的があり、さきほどのネットはどうやら射た矢が山陽電車のほうへ飛んでいかないようにするためのもののようです。
この神事は「昔、神々の乗った船が藤江に来た時船夫が誤って大きなアカエイの鼻に錨をおろした為、アカエイが怒って船夫の船を沈め、死んだ船夫が悪霊となり、村人たちに危害を加えた。この神社の山王権現が弓矢で悪霊を退治したことにちなみ、大前や弓立衆とよばれる5人の氏子が30メートル先の的に21本の矢を射て、悪霊を払い、豊作、豊漁を祈る。」ものだそうです。(明石市観光協会HPより)

む~パパ、初めて来たので段取りが分かっていませんが、最初に一人の氏子さんが矢を放ちます。実は非常にゆっくりした動作です。

その後、5人の氏子さんが一列に並び、順に矢を放っていきます。この所作が見ていて興味深いものがあります。

さきほどの「通路」を北側(神社側)から。列車が接近すれば通行禁止。

列車が通過していきます。

この場所はこの日だけ線路を横断できる特別な「通路」で、普段は板も敷いてありません。このような「通路」山陽電車ではここだけです。


弓の民族芸能としては明石市内に残る唯一のものだとか。クリックにもご協力ください!
にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 兵庫県情報へ にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへ
にほんブログ村