楽しいむ〜さん一家

【ローレル賞受賞】50周年を迎えた3000系アルミカー(その2)

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前回、「その1」としてしまった以上、「その2」以降展開しなければならない事態になった「50周年を迎えた3000系アルミカー」。さて、どうしようかと考えていたのですが、今回は3000系が生まれた当時の姿をご紹介することにします。貴重な秘蔵写真で振り返ってみましょう。
※白黒写真につきましては、山陽電車からお借りしたものです。
3000系のトップナンバー、3000号。霞ヶ丘駅で撮られたものでしょう。登場直後、1965(昭和40)年頃の姿だと思われます。目を引くのは前面の赤帯。現在より細いです。また、行先方向幕が付いていません。もちろん冷房もありません。関西の通勤電車で最初に冷房を付けた車両は京阪電鉄の2400系車両で1969(昭和44)年のことですから、無理もないことです。

上写真の3000号とペアを組む3001号の側面部。窓下に”うろこ模様”が付いています。現在は無くなっていますが、登場時は2000系のアルミカーと同じ模様が施されていました。今から思えば何ともレトロな雰囲気です。台車は川崎車輌の軸ハリ式ですが、現在はウイングバネ式に交換されています。OK台車は高速で走行する車両としては京浜急行と山陽電車の2社のみに見られたもので、実は結構珍しいものだったりします。

日本初の軸ハリ式台車OK-3。写真は山陽電車830号で使用されたもので、現在は川崎重工で展示されています。同じ830号のもう1つの台車は東二見工場で保存されています。(両方とも通常非公開)

大塩駅で3002号の編成。すでに4両編成化されています。どうやら前面貫通扉に方向幕を取り付ける準備をしていたらしく、正面の車番が左側に寄っています。この時代の写真は記録も少なく、非常に貴重なものと考えられます。

次回は比較的最近の姿をお届けできれば、と思います。クリックにもご協力を!
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