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【書写山圓教寺】奥秘仏如意輪観音御開帳(9/30まで)

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「秘仏」日頃は公開されない仏像。書写山圓教寺で2006年に厨子の中から発見され、9月30日までの期間限定で開帳されている摩尼殿(まにでん)の「如意輪観音像」を拝観してきました。このイベントは山陽電車も参加している「兵庫デスティネーションキャンペーン」の一環です。

姫路駅から書写山ロープウェイのりばまでは神姫バス。今話題の燃料電池バス、トヨタ「SORA」も投入されています。
ロープウェイで山頂へ。現在の搬器は2018年大阪車両製です。
西国三十三か所第27番札所でもある圓教寺。規模の大きな建物が多いですが、まず最初に目に入るのがこの摩尼殿です。大正時代に焼失したため現在の建物は1933(昭和8)年に再建されたもので、崖を利用して見上げるような建て方になっています。位置付けとしては本堂となります。
紅葉の季節には非常に多くの参拝者があふれますが、酷暑のためか参拝者は少なくゆったりと回れます。観光で来られた外国人の姿を多く見かけました。
さて、今回のミッションはこれ。秘仏如意輪観音の御開帳。前回が2006年といいますから17年も前のことになります。む~パパ、書写山には何度か来ていますが、ご尊顔を拝見するのはこれが初めて。
いよいよ内陣へ。天井の美しい彩色に心を奪われます。今回は内陣も本尊も自由に撮影OKです。
秘仏「如意輪観音像」。開祖性空上人が彫った本尊は室町時代に焼失しましたが、これは当時の本尊と同じ木で彫られたものだそうで、鎌倉時代に作られたようです。厨子に納められているのが2006年に発見され、今回の開帳はそれ以来となります。以後公開されるかどうかは未定とのこと。ひょっとしたらもう一生見ることはないかも知れません。穏やかで端正なお顔が魅力的ですね。
実物は厨子に納められていたことからお分かりのように、小さな像です。長い間誰にも知らずに収められていたためか彩色もよく残っており、非常に保存状態が良いです。
奥秘仏御開帳の特別御朱印。もちろんいただきました~。

朝夕は少し涼しくなりました。御開帳は9月30日までで、次回はいつになるか分かりませんので、この機会にぜひご参拝を。ちなみに摩尼殿のご本尊である如意輪観音像も、本来は毎年1月18日のみ御開帳の秘仏なのですが、この期間は毎日近くで拝観することが出来ます。

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