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【近代建築】内藤多仲が構造設計 商船三井ビルディング

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いきなり内藤多仲と言われて「誰やねん?」と思われる方も多いと思われますが、東京タワーをはじめ全国で多くの塔を設計し「塔博士」と呼ばれた建築構造技術者です。塔で有名なのは言うまでもありませんが、ビルの構造設計にも多く関わっておられ、この内藤博士が構造設計したもので現存する最古の建築が神戸にあります。

それが元町・旧居留地にある商船三井ビル(旧大阪商船神戸支店)。1922(大正11)年に竣工。設計は渡辺節。冬らしい澄んだ青空が美しいです。
この角度からの写真はまさに神戸の近代建築群という感じ。商船三井ビルの隣は海岸ビル。阪神大震災で内部が大きく損傷し、現在は外壁を残して建て替えられています。外壁には米軍機の機銃掃射痕が生々しく残り、戦争の傷跡を今に伝えています。
北側から。当時の7階建は相当な高層建築だったようです。同時期の大規模なオフィスビルは東京の丸ビルや大阪のダイビルがありましたが、いずれも取り壊され現存するのは神戸の商船三井ビルだけになりました。近代化産業遺産に指定されています。
週末にはライトアップされるというので、日没後にまた行ってみました。
海岸ビルとのコラボも良いですね。

昼間とはまた違う石造りの重厚な感じが伝わってきます。って、おお寒~!


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