6000系登場で3000系の動向に目が離せなくなった山陽電車。前面が昔のスタイルに戻った3000号や、もう走らないかも知れない3002号に話題が集まっていますが、実は第3編成である3004号もファンの間では密かに注目されています。
これが3004号 3004-3005-3602(2013.3.23 須磨浦公園~山陽塩屋間)
3000系は最初の2編成がアルミ車体で登場したのに対し、1967(昭和42)年に登場した3編成目からは鋼鉄製の車体となりました。3004号以降、3020号まで9編成が「2次車」と呼ばれている車両で、登場時は正面および側面の行先方向幕が取り付けられていませんでした。
3000号と並ぶ登場直後と思われる3004号。車番が真ん中に付いています。
(写真提供:山陽電気鉄道)
このグループは3000・3002号と共に後日行先方向幕を取り付けられたため、方向幕の箱部分の出っ張った外観が特徴でした。
この角度から見ると出っ張り具合がよく分かりますね。
(2016.3.5 山陽垂水)
これは3020号までの3000系共通の特徴だったのですが、3006号以降は全てリフレッシュ工事を受け、3022号以降の最初から方向幕が付いていた車両と同じスタイルとなったために、現在鋼鉄製の3000系ではリフレッシュ工事を受けずに残っている3004号だけが唯一この外観を残しています。実は貴重な存在なのです。
リフレッシュ工事を受けた3018号。行先方向幕は貫通扉に埋め込まれて出っ張りが無くなりました。(2016.3.5 中八木~江井ヶ島間)
さてさて、3004号。このまま引退するのでしょうか?それとも・・・。クリックにもご協力を!
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