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【新快速】さよなら117系電車(その1)

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国鉄時代の1979(昭和54)年、並行する私鉄に対抗するため関西の新快速向けに専用設計された国鉄117系電車。山陽電車にとって手強いライバルとして並走した盟友であり、未だに国鉄最高の一般型電車との呼び声高い車両ですが、関西を去って長く住み慣れた岡山で今年7月21日をもって姿を消すことになりました。44年前の登場時からその姿を知るむ~パパ。最後の姿を捉えるべく出動しました。

最後に残ったのは4両編成が3本。日祝は夕方に岡山~糸崎を往復し、その後岡山~播州赤穂を往復するだけの運用でした。む~パパ、この趣味の大先輩と、とりあえず撮って乗るという目的で山陽本線をあちこち回った結果、実は何の変哲もない場所で下って来る117系を撮影しました。この日は1986年に増備された100番台。側面窓が1段下降窓となり外観の完成度は高かったのですが、む~パパ的には武骨な2段窓の0番台が好みではありました。(2023.7.16 山陽本線 里庄~笠岡)

笠岡で1本後の電車で西へ向かい、糸崎で折り返す117系に尾道駅から乗り込みました。車内外は名残を惜しむファンが大勢。む~パパ、通路を歩いて来る会社の後輩を見つけ声を掛けると、なんと彼は下って来る117系を尾道大橋から俯瞰撮影し、尾道駅まで戻って来てこの列車に飛び乗ったとのこと。いやはや、若い人はお元気なことで・・・。落ち着いたブラウンの転換クロスシートが並ぶ室内。蛍光灯もカバー付きで、阪急6300系や京阪3000系といったロマンスカーを意識したものであることは言うまでもありません。

車端部壁の木目柄は当時の国鉄車両としては非常に高級感がありました。写真の100番台は若干この茶色が明るい感じです。

この日はなかなか撮れなかった湘南色の115系も押さえることができ、かなり満足していたのですが・・・。(2023.7.16 山陽本線 里庄~笠岡)
翌日、再び岡山入り。同じ下り列車を「ニワナカ(庭瀬~中庄)」で撮影しました。今度は2段窓の0番台。今や1編成だけ残る貴重な存在です。(2023.7.17 山陽本線 庭瀬~中庄)

7月21日をもって本来の「近郊型電車」としての117系は姿を消しますが、117系自体は「WEST EXPRESS 銀河」として残ります。(2022.9.3 米子)

次回は少し懐かしい写真をお目にかけます。

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