大蔵谷駅で電車を撮影すると、目に入るものがあります。
3000(3050)系アルミカーが姫路方面へと走り去ると・・・。
線路の脇に何か穴の開いた壁のようなものが見えますね。
近寄ってみましょう。
これは何か?という話なのですが、ここはかつての「明石高女前駅」の跡なのです。明石高等女学校は現在の明石南高校なのですが、当時は現在の大蔵谷駅のそばにありました。大蔵谷駅は現在地より400mほど東にあったようで、現在地へ移転してきたのは1948(昭和23)年といいます。隣接する明石高女前駅は廃止となりましたが、現在に至るまでホーム跡が残されているというわけです。
神戸新聞総合出版センター発行「山陽電車 駅と沿線100年の旅」P52~P53に大蔵谷駅のことが書かれていますが、写真背景に廃駅となった明石高女前のホームと上屋跡が写っています。(著作権があると思われましたので当該ページは掲載しません。)
こ~んな感じ。上下線ホームの痕跡がきれいに残っています。折しもJR下り線にEF66が牽引する貨物列車が走って行きました。今や国鉄時代に製造されたEF66は貴重な存在!む~パパ、この次の週にも撮りに行きましたが、JR化後の100番台が来てしまいました・・・。残念!
下り線のスロープ跡と同じ場所に上り線のスロープ跡がありました。立派な廃駅跡です!
山陽電車が路面電車だった頃の遺跡です。ぜひチェックしてみてくださいね!
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