楽しいむ〜さん一家

【山陽電車も出て来ます】塩屋の歴史本「志ほや歴史物語」出版!

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塩屋と言えば、今やすっかり撮影地としても山陽電車ファンにも有名になった感があります。
塩屋はグッゲンハイム邸はじめ、この写真の電車の背景に写っているような洋風の瀟洒な住宅が多く見られ、塩屋谷川に沿った狭い商店街や有名なカレー店など、両隣の須磨や垂水とは一味違った「知る人ぞ知る魅力」を発散する町と言えます。

このほど、塩屋で生まれ育った北川保幸氏による歴史本「志ほや歴史物語」が出版され、改めて塩屋の魅力を紹介しています。
会員限定記事ですが・・・。
https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/202010/0013796439.shtml
シンプルな表紙が自費出版の味を出しています。この種の資料は地元の郷土史家と呼ばれる方々が自ら取材しただけに非常に貴重な記録となるもので、山陽沿線のものだけに中身が気になるところ・・・。現在、一部が残る旧字名。昔は人々は海岸沿いだけに住んでいたそうです。山陽電車の歴史についても触れられています。このブログでも何回か触れていますが、開通当時の山陽電車(当時は兵庫電気軌道)は国道2号上を走っており、東垂水駅手前で国鉄(現JR)を乗り越えて北側に移っていました。今でも不思議に思うのは、国道から坂道を上ってJR線を乗り越え・・・、って今でも相当な高低差がありますが、どんな光景だったのでしょうか。グッゲンハイム邸は塩屋のランドマーク。線路は1932(昭和7)年に国道上から現在の位置に移ってきました。

塩屋の町を走るコミュニティバス「しおかぜ」(山陽タクシー)。バスの背景の石垣のある家。山陽電車が国道から山側に移ったときに立ち退かれたお宅だそうです。山陽電車が開通したとき、塩屋に発電所が設置されました。電車だけでなく周辺地域にも配電され、塩屋の町で初めて電気が使えるようになりました。当時の電鉄会社にとっては、鉄道運行とともに沿線への電気販売も重要な事業だったことが分かります。
塩屋の商店街。

山陽電車の部分を中心にご紹介しましたが、塩屋地域の歴史風俗を知ることが出来る貴重な資料でしょう。機会があれば是非ご覧ください。

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