先月末で引退した3032号。む~パパ、すっかり忘れていたのですが舞子公園駅から屋根上の写真を撮っていました。「屋根?なんで撮るの?」という話もありますが、模型を作る人にはどうしても必要になるものですので・・・。すでに3連になった後です。
(撮影:2019.9.15)
舞子公園駅で。
1号車3032号。元々冷房改造時にクーラー脇にベンチレーター(通風器)がありましたが、いつしか撤去されています。前頭部の列車無線アンテナの右側にはかつて信号炎管ケース(実装せず)がありましたが、きれいに埋められて痕跡も無くなっています。
2号車3033号。この辺が模型ファンの最も必要とする資料かも。赤く塗られた部分は1500Vが通る配管です。妻窓の内側にこれらの配管が通るのが山陽電車の特徴です。パンタグラフへ向かう配管の下を避雷器の細い配管がくぐっていますね。ヒューズボックスは後年交換された新しいものですので、旧塗装時代を再現する場合は違う形になります。1号車とは異なり、ベンチレーターがまだ残っています。
このベンチレータには車番が書かれており、手前の大阪寄りにのみ「3033」と記されています。避雷器も新しい形式に交換されています。古い電車ですが、普段お客さまに見えない部品も新しいものに交換され安全を保っている分かりますね。
3033号のクーラーは当初集中型のCU-73が搭載されていましたが、5000系と同じCU-71に換装されています。写真ではクーラー上の配管部分に、かつてもう一つヒューズが付いていましたが、その後撤去されました。ヒューズボックスのあった場所から伸びる不自然な形の配管支えが元々の形態を伝えています。
3号車3611号。3032号と差はないようです。
そんなに模型を作る人が多いとは思えませんが、是非ご参考に!
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