楽しいむ〜さん一家

【旧塗装】さよなら南海7000系

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山陽電車に6000系新型車がデビューするとアナウンスされ、沿線のみなさんの期待が高まっている今日この頃、徐々に姿を消すであろう3000系車両に名残りを惜しむ時期となってきましたが、同じ関西に9月末で姿を消す車両が注目を集めています。それは南海7000系。南海電車なんて山陽電車の沿線からは遠く離れた存在と思われがちですが、今や阪神なんば線で山陽沿線と直結し、気軽に乗れる電車になりました。
南海7000系は1963(昭和38)年に登場した電車で90両が製作され、長年南海本線で活躍してきました。山陽3000系の1年先輩に当たります。側面には今や珍しくなった片開き扉が1両に4枚付いていますが、このスタイルを残すのは南海電車だけかと思います。
この車両、とうとう9月末に引退することになり、わずかに残った1編成4両が懐かしい旧塗装に復元され最後のお勤めをしています。

南海電車が「緑色」だと思うのは、すでにむ~パパより年上の方かも知れませんが、この緑色の7000系、最後の雄姿をカメラに収めようと大勢のファンが沿線に繰り出しています。もう良い撮影場所はなかなかの混雑だそうで、一種のブームです。個人的には昔より少し明るいというか、鮮やかな緑かな、と思ったりします。

旧塗装の7000系と組んで「サザン」で使用される10000系も1編成4両が登場時のカラーリングに戻っています。この車両は来年3月まで運行されますが、そもそも10000系は旧塗装時代2両で1単位になっていて、このような4両固定編成は存在しませんでした。いわば実物による「ウソ電」です。

同車の現行カラー時代。む~パパ、登場時を知っているだけに緑色のほうに愛着がありますが、現代っ子のむ~さんは「銀色のほうがカッコ良い!」だそうで・・・。ちょっぴり残念かも・・・。

それぞれの会社には、それぞれ代表する「顔」があり、南海本線ではこの7000系が「顔」であったと思います。懐かしい旧塗装で活躍する姿もあと20日ほど。山陽電車の3000系も叶うことなら、あの旧塗装をもう一度見たいファンも多いのではないでしょうか?

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