6月10日は「時の記念日」です。しかし、もう一つ「路面電車の日」でもあります。1995年(平成7)年のこの日に開催された「路面電車サミット」で「路面(6)」「電車(10)」の語呂合わせで決められたとか。「時の記念日」は1920(大正9)年に制定されたものですから、それに比べれば随分新しい記念日ですね。
さて、この日に合わせ6月11日(土)、大阪の阪堺電気軌道あびこ道車庫で「路面電車まつり」が開かれました。阪堺電軌は大阪で唯一残った路面電車で、大阪市と堺市を結んでいます。「PiTaPa」などICカードも使えます。
たくさんの来場者でにぎわう車庫。夏を思わせる日差しが・・・。ちょっと暑すぎたかな、と。
同じ南海グループはもちろんですが、能勢電鉄や北大阪急行電鉄なども出店していました。
最新型路面電車「堺トラム」とチビッコの綱引き。その他斉藤雪乃さんが登場したステージイベントや鉄道模型コーナーなど、なかなか盛りだくさんな内容でした。
阪堺電軌の名物と言えば、このモ161形。今も数両が活躍していますが冷房が無いので夏場はお休みとのこと。
製造は昭和3年。と言えば1928年ですので、今年で御年88歳!営業用車両としては日本最古の存在です。
この凸凹、古いお寺のようでもあり、歳月の重みを感じます。
その後、すぐ南側にある大和川橋梁で電車の撮影・・・。
河原では男性が楽器の練習をしておられました。
この橋、明治44年横河橋梁製作所の銘板があり、現在の横河ブリッジが製作した極初期の橋梁だそうです。立派な産業遺産ですね。
明治の橋梁と日本最古の電車。結構楽しめます。クリックにもご協力を。
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