9月10日にデビューする近鉄の新しい観光特急16200系「青の交響曲(シンフォニー)」。このほど鉄道友の会主催の試乗会・撮影会に参加してきました。この車両は「あべのハルカス」でおなじみの大阪阿倍野橋と桜で有名な吉野を結び「これまでにない上質な大人旅」を提供するものです。電車は3両編成ですが、真ん中の1両はラウンジカーとなっているため指定席として発売されるのは2両だけ。これはかなりのプラチナチケットになるのではないでしょうか?
さて、今回は試乗会ですので飲食の提供はありませんでしたが、営業開始後は「伊勢志摩サミット」でデザートを担当した赤崎哲朗氏考案「季節のオリジナルケーキセット」をはじめとするスイーツや、吉野の地酒や御所・葛城の「地酒飲み比べセット」などアルコール類も車内で楽しむことが出来るとのこと。酒好き「む~パパ」とスイーツ大好き「た~さん」も大満足のはずです。
では鉄道ファンお待ちかね、電車そのものを紹介しましょう!
外観です。シックな濃紺色の車体に金色の帯やロゴが入っています。この車両は完全な新造車ではなく6200系という通勤車両を改造したものです。前面デザインは通勤車のままですが、かえってレトロな感じがしますね。
2号車ラウンジカーの外観。上下が狭くなった側窓が印象的。大きなロゴが入った部分の車内には何があるのでしょうか?
1・3号車の車内。豪華な椅子が目を引きます。テーブルの付いた向かい合わせの座席が6箇所に設けられています。
2号車ラウンジカーの車内。ここでくつろいでいるうちに吉野に着いてしまいそう。
大きなロゴの裏側はこうなっていました。
一つはビール、もう一つはハイボールです。棚にはいろんなお酒が並んでいます。順番に飲むというのはどうでしょう。もうラウンジカー入り浸りですね~。
山陽沿線と直結した近鉄ではありますが、今回の観光特急は大阪阿倍野橋発。南大阪線・吉野線は線路の幅が違うためなんば線へは直通できず、残念ながら神戸方面へ入ることは出来ません。
「じゃあ山陽沿線からはどうやって行くの?」
もちろん、阪神なんば線で大阪難波駅まで行き、地下鉄で天王寺駅(大阪阿倍野橋駅と同じ場所です)に出るのが普通ですが、大阪上本町駅から大阪阿倍野橋駅「あべのハルカス」を直結するバス(近鉄バス)もあります。運賃は何と100円。15~20分間隔で運行されており所要時間は約15分となっています。行き帰りでルートを変えてみるのも面白いかも。
(近鉄バス あべの・上本町循環バスHP)
近鉄「青の交響曲(シンフォニー)」公式HP
今日のおまけ!「青の交響曲(シンフォニー)」に改造された6221号車の通勤電車時代の姿を偶然撮っていました。
吉野へも山陽電車で!クリックにもご協力を!
にほんブログ村