楽しいむ〜さん一家

【ふたば学舎】Oゲージ鉄道模型の公開運転会

投稿日:


戦前の小学校舎を利用した「ふたば学舎」。以前もこちらでご紹介しましたが、先週末Oゲージ鉄道模型の公開運転会がありましたので、ここでご紹介します。

旧二葉小学校舎を活用した「ふたば学舎」3階中央の講堂部分が今回の会場です。
Oゲージというのは縮尺45分の1(日本型の場合)の鉄道模型です。以前は鉄道模型の主流でしたが、HOゲージ(ハーフのOゲージという意味)、Nゲージと市場がだんだん小さいサイズに移行して現在に至ります。今回はさすがに大きなOゲージ。大きな講堂を広々と使って線路を敷いています。
今回は阪神電車が多めのようです。8000系・1000系・5550系の姿が見えます。
阪急宝塚線380形(左)と並ぶのは阪神301形(右)。現在は3011形と呼ぶのが一般的ですが、1954年の登場時は301形と呼ばれていたようです。この模型は実物登場直後に製作されたもので、70年前のもの。モーター等は交換されていますが、今でも快調に走っていました。
大型模型ならではの室内工作。そんな昔に作られた模型とはとても思えませんが、少なくとも当時の阪神電車の色合いとか雰囲気を今に伝える貴重な資料と言えるでしょう。
架線集電のモジュールを駆け抜けるトロリーポールを付けた電車。やはり電車は架線から集電すると実感的です。アメリカから日本に持ち込まれたインターバン阪神電車。その祖である外山脩造氏が見た風景はこんな感じだったのかも知れません。
Oゲージはさすがに縮尺通りだと日本の家庭事情では厳しかったためか、当時の製品はショーティ(実物より長さを縮める)が多かったようです。この新幹線もずいぶん車体が短く作られています。こうした車両も違和感なく登場できるほど、Oゲージの世界は大らかだと言えます、

HOゲージでもなかなか敷居の高い鉄道模型。まずは走っている姿を見学するところから始められてはいかがでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。