突然ですがこの写真。
詳しい方ならば「天賞堂のキハ17や!」と言ってしまうかも知れませんが・・・。これは言うまでもなく模型の写真です。
少々山陽沿線からは遠ざかりますが、この3月22日、たつの市の旧市街地龍野町に「昭和レトロ情景館」がオープン。築200年という古民家の中に広がる鉄道模型というよりは、昭和30~40年代をテーマとした素晴らしい街並みジオラマが展示されています。
外観。ジオラマ製作者のご実家とのこと。入場料は2Fで払います。
目の前に広がるのは「昭和」の情景。「国鉄」らしい駅や扇形機関庫が時を止めた空間に佇んでいます。スケールはNゲージではなく80分の1、いわゆるHOゲージ(16番)です。
それぞれの建物は内部まで精巧に再現されています。いずれも自作ということです。
田舎の道を走る国鉄バス。
ジオラマの中心部に位置する「東龍野駅」。全体に昭和30~40年代ということですが、430セドリックのタクシーや200系ハイエースという昭和50年代~現代のクルマがあったりして、これはご愛敬。隣の日通事務所もそうですが、どの建物も裏側まで作り込まれ、見る者の心を奪います。
また、毎時30分には夕方から夜にかけての光景となります。建物の模型には照明が設置され、昼間とは違った幻想的な風景となります。
あちこちに配置された人形が生きた町の姿を再現しています。
夜の風景を走るディーゼルカー。
1Fには戦艦「長門」や零戦の模型もあり、戦艦は実際に水に浮かべて動くらしく、ということは零戦のほうは「飛ぶ」ような・・・。模型に対する情熱が伝わって来ます。
このジオラマを見ながらコーヒーも飲めます。
http://syouwa-retro.jp/
↑公式ホームページはこちら。
兵庫県内での常時公開された鉄道模型ジオラマは珍しいものと思われます。クリックにもご協力ください。
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わざわざお越しいただいた方々に対し、私どもががっかりさせることのないようこれからも努力を続ける所存でございますのでどうぞよろしくお願いいたします。
館長さま コメントありがとうございます。
鉄道模型のジオラマはあちこちで見ることが出来ますが、そのほとんどがNゲージでありHOの大規模なジオラマはそれこそ京都鉄道博物館のようなところになりがちですし、あくまでプロが製作したものです。昭和レトロ情景館での手作り感のあるジオラマは、館長さまの思い入れを感じる「作品」であり、そういった気持ちも感じることが出来る素晴らしい施設だと思います。特にガードもなく小さなお子様が触って壊れるようなこともあるでしょうし、埃の処置などその維持には大変な努力が必要かと思いますが、今後とも私たちの目を楽しませていただきたいと願っております。またお邪魔いたします。