楽しいむ〜さん一家

【6/9まで】空海展で深淵なるマンダラの世界に触れる!【奈良】

投稿日:


前から行きたいと思っていたのですが、会期末も近づいてきたので奈良国立博物館で開催中の「空海展」に行ってきました。空海生誕1250年を記念し、あの奈良国立博物館が「総力を挙げた」という展覧会。む~パパ的にちょっとこれは外せません。

近鉄奈良駅。山陽沿線からは阪神神戸三宮駅から始発となる奈良行きの快速急行で。神戸三宮駅では同じホームの向かい側でスムーズに乗り換えできます。フリーチケット「奈良・斑鳩1dayチケット」が便利でおトクな小旅行を約束します。

快速急行は直通特急の後を追う形で尼崎まで走り、阪神なんば線に入ります。西九条で多くのお客さまが降り、大阪難波で大半が入れ替わりますが、ここからはインバウンドのみなさまが目立つようになります。いろんな言葉が飛び交うインターナショナルな空間は、さすが奈良行きの列車だけのことはあります。

奈良公園を歩くことしばし。若草山を背景に建つ奈良国立博物館旧本館(現:なら仏像館)1894(明治27)年完成。重要文化財。
現在、国立博物館としての展覧会は写真の新館で開催されています。休日はチケットを買うのに長蛇の列ですから、入手できれば事前に用意したほうがスムーズに入館できます。
当然ほとんどの展示品は撮影できませんので、実際に見ていただくしかないのですが、マンダラ(曼荼羅)を立体的に現す仏像配置や、小学生にも分かるように解説された世界観が目を引きました。にしてもむ~パパ、金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅って何が違うん?という疑問を大人向けの解説より小学生向けのほうが分かりやすかったという感じで、周囲の観客からも同じような感想が聞かれました。科学が発展した現代では、あくまで宗教であり思想なのですが、当時は国家を護る立派な科学でもあったのだと感じます。

と、まあ小難しい話は正直む~パパにもよく分からないので、見て感動したものを二つ。
一つは空海直筆のお経など。三筆と言われるだけあって美しく、またおおらかさを感じる筆跡に目を奪われました。書道に造詣があるわけではないのですが、人に訴えかける力のある文字です。で、どういうことが書いてあるのかはサッパリ分からないわけなんですが。でも国宝です。
あと一つは、空海が唐から持ち帰ったことが確実なものの一つ。小さな三面開きの「諸尊仏龕」という品。空海が唐に渡り運命的な出会いをした師匠の恵果阿闍梨から授かったという、それはそれは見事なものです。「これ、恵果からもらったんや!」というのもすごい話ではありますが、実物がこれ!いやもう、これは以前「国宝展」で本物の金印を見た時以来の感動かも知れません。こちらも国宝ですが・・・。

詳しくは公式ホームページで。会期は6/9までです。行きたい方はお急ぎを。

春になり子鹿がたくさん産まれています。見るなら今の季節なんでしょうね。
なんだかんだで3時間も博物館に滞在してしまいました。のどが渇いたので猿沢池のほとりで少しアルコールを充填(笑)。伝統的建築物が数多く残る「ならまち」界隈をぶらぶらお散歩して1日を終えました。う~ん、よく歩いた~。
帰りは奈良から急行に乗って大阪難波に戻ってきたのですが、すぐ後ろから同じく奈良を経由して「あおによし」が追い付いてきました。ちょっと奮発してこっちに乗ったら良かったかも。次は要検討です。

【6/9まで】空海展で深淵なるマンダラの世界に触れる!【奈良】” への2件のコメント

    • E7系とW7系さま コメントありがとうございます。
      関西私鉄では50年選手が珍しくないですが、それでも徐々に置換えが進んでいますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。