暑い夏は涼しい屋内でアート鑑賞はいかがでしょうか。今回はつい最近足を運んだ、神戸ファッション美術館の特別展「生誕100年 山下清展ー百年目の大回想」をご紹介。
放浪の画家で知られる山下清は1922(大正11)年東京浅草生まれ。見る者に鮮烈な印象を与える緻密な貼絵やペン画が今も人気を集め、全国を放浪する中で見た風景をその場ではなく後に思い出して作品を制作する、驚異的な記憶でもって克明に描いたことでも知られています。
特別展ではそんな山下清の作品が、少年期の貴重な絵から初公開作品も含めて約170点展示。放浪の記憶に基づいて描かれた「日本の原風景」など数々を作品を間近で鑑賞。山下清ならではの緻密さと、人や風景、昆虫などにも向けられた温かなまなざしが感じられる素敵なひとときでした。開催期間は8月28日(日)までとなっています。
会場の神戸ファッション美術館といえばインパクトある円盤の外観でもおなじみ。山陽沿線からちょっと遠いですが、直通特急に乗車し阪神電車魚崎駅で六甲ライナーに乗り換え。「アイランドセンター」駅下車徒歩すぐ。気になる方は是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。特別展の詳細はこちら。