RIOオリンピックもたけなわですね
今回は、7月12日のブログで触れた ブラジルに縁のある道のお話です
昔「移民の道」と呼ばれたその道は
元町の 鯉川筋
諏訪山の麓から南へ走り、大丸神戸店の西側を通って、メリケンパークへと続く道です
この道の起点は、阪神元町駅から北へ坂道を15分ほど上った突き当りの 黄色い大きな建物
「海外移住と文化の交流センター」です
昔は「国立海外移民収容所」と呼ばれており、神戸港から船で南米、おもにブラジルへ移住する人々が全国から集まり、出港までの日々をここで過ごしました
その数は、昭和46年に神戸港から最後のブラジル移民船が出港するまで、述べ25万人にもなるそうです
現在、この建物には日伯協会などブラジル関連の団体が入り、さまざまな活動をされていますが
1階と2階には移住ミュージアムが開設されていて
移民収容所当時の資料や写真、移民となった人々ゆかりの品々が展示されているほか、当時の部屋の様子が再現されています
7月のブログで掲載したこの石碑は、建物の前にあります
この建物で日本最後の夜を過ごし、神戸港で待つ船へと鯉川筋を歩いて行った 移民の人々
現在、世界最多の日系人居住国となったブラジルですが
移民1世の方々の苦労は並大抵ではなかったと聞きます
そうした人々がおられたこと、そして「移民の道」とこの建物のことを、私はこの本で知りました
第1回芥川賞受賞作でもある 石川達三の「蒼氓」
次回は、「移民の道」を神戸港へ向かって下りて行きます
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海外移住と文化の交流センター
神戸市中央区山本通3丁目19番8号
移民ミュージアム
開館時間 10:00 ~ 17:00
休館日 月曜日
入館料 無料
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