山陽沿線 まちガイド

石の上を優雅に泳ぐ金魚

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7/23のブログでは夏の風物詩「金魚」にスポットを当てた姫路市立水族館の企画展「金魚 始めました。」を取り上げ、個性的な金魚の生体展示や仕組みを理解する写真パネルを紹介しました。そして今回は企画展の中でも特に注目を集める、金魚絵師によるアート作品をご覧下さい。



絵師が作品のキャンパスに選んだのは、日本古来より神が宿るとされた「石」。石の上の金魚がまるで水の中を泳いでいるかのよう。三重県熊野市から紀宝町に至る、約22Kmの日本で一番長い砂礫海岸として知られる七里御浜海岸の「みはま小石」に描かれ、石は地元の拾い子さんにより手拾いされたもの購入。長年の歳月で角が取れた美しい自然石に描かれた金魚はとても優雅ですね。



沿線を中心に国内外で幅広い活動を行う、金魚絵師の岩田明久氏。Artist GANの名で知られ、神戸の異人館「萌黄の館」での常設展を始め、須磨海浜水族園、神戸市相楽園会館、フランスのマルセイユなど各地で展示。新聞社やテレビ局などメディアも注目するアーティストです。



金魚をよく見ると背ビレが無いことにお気づきでしょうか。絵師の金魚は生体を見て描くことはせず、すべて「無心」で無意識の中から生み出されるもの。



その時々で動きや体型など全てが異なり、同じ金魚は一つとしてありません。絵師が「想い」「願い」を込めて生み出した金魚は、見る人が自由に楽しんで鑑賞してほしいとのこと。この素晴らしいアート作品を是非ご覧下さい!絵師について詳しくはこちら。会場の姫路市立水族館へは山陽電車が便利です!お得な乗車券の詳細はこちらでどうぞ。