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【山陽タクシー】車いすのまま乗れるJPN TAXI

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現在、わが国唯一のタクシー専用車であるトヨタ・JPN TAXI(ジャパンタクシー)。山陽タクシーでも伝統のツートンカラーをまとった車両が垂水・明石地区で活躍中です。
このJPN TAXI、徐々に増備が進み2023年4月現在14両が在籍。車いすに乗ったまま乗ることができる「ユニバーサルデザインタクシー」、今回は本領発揮と言える車いすを積み込む手順を取材しました。
後ろのスライドドアを開くとゆったりした後部座席が見えます。もちろん、このまま車いすを載せることはできません。
まずは前の助手席を前方に回転させるようにたたみ、後席を跳ね上げます。こうすると後席の下からスロープ板が現れます。
スロープ板を広げて後席にかけます。滑らないよう固定。
まずは車いすをスロープを使って押し、車内に積み込みます。
車内で車いすを回して前に向け、ベルトで固定します。降車時はこの反対の操作を行います。

今後ともますます増備が進むと思われるJPN TAXI。まだまだ数は少ないですが、近いうちに垂水や明石の街で普通に見られるようになることでしょう。

【山陽タクシー】ツートンのJPN TAXIが登場!(その2)

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伝統のツートンカラーをまとったJPN TAXI。自社の鈑金工場で塗装されたもので、本当の自家製です。今回はツートンに塗装する作業を特別公開!(撮影協力:山陽タクシー)
山陽タクシー鈑金工場。場所はヒ・ミ・ツ(笑)。タクシー車両を修理する専用工場です。
工員さんが使っている工具箱。なんとこちらもツートンカラー!。愛社精神あふれる作品ですね~。
ツートンになる前に撮影された納車直後のJPN TAXI。最初は真っ白です。もちろんこの姿で営業運行に出ることはありません。(撮影協力:山陽タクシー)
外装のうち、バンパーなど外せる部品は外して別に塗装します。車体上半分の白い部分は元のカラーのままですので、従来車のようなクリーム色ではなく「真っ白」です。
青く塗装された前バンパー部分。
黄色いのは模型を作る方にはおなじみのマスキングテープ。バンパーを組み付けたときに隙間から白が見えないよう、少し内側まで青を塗っています。
ドアは1枚ずつ塗っていきます。乾くまでの間、反対側の後ろドアを塗るそうです。まさに「塗っている」シーンの撮影が出来なかったのが残念ではありますが・・・。
完成したツートンカラー。バンパーなどに貼られたUD TAXIを示すステッカーは、車椅子の耐荷重が増した最新仕様「UD TAXI 2020」で、ピンク色となっています。(従来は緑色。写真左)

JPN TAXI。徐々に勢力を拡大しつつあり、町で見かける機会が増えてきました。

山陽タクシーではただいま乗務員大募集中。多くのお客さまとのふれ合いの中で、自分を成長させてみませんか?お問い合わせは078-753-0077まで。

【山陽タクシー】ツートンのJPN TAXIが登場!(その1)

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車椅子に乗ったまま利用できるユニヴァーサルデサインタクシー(UD TAXI)として、東京では普通に見ることが出来るトヨタ・JPN TAXI(ジャパン・タクシー)。みなさんは見たことがありますか?

写真は日本交通の車両。派手なカラーリングが印象的な東京のタクシーですが、JPN TAXIは「黒」「深藍(こいあい)」「白」の3種類のみ。写真は深藍のものですが、見た目はほぼ黒です。(2018.8.14 東京都内)

このように塗装が統一されたのは、東京オリンピックに合わせ、タクシーのイメージを一新したいと考えられたようなのですが、逆に事業者の個性を失わせる結果となりました。

これに対し、その他の地方ではまだまだカラーリングで他社と差別化したい事業者も多く、メーカーに頼らず自社で塗ってしまう会社も現れました。写真は京都のヤサカタクシー系の車両。白を選択し下部を塗装したものです。(2019.6.16 京都市内)
こちらも白をベースに屋根部分を緑色に塗った名鉄タクシーの車両。電車は「赤」のイメージが強い名鉄ですが、タクシーはこのカラーが伝統色。(2020.10.18 名古屋市内)
む~パパ、旅先でオリジナルカラーのJPN TAXIを探して撮影していたのですが、沖縄で見つけたのは車体全体を自社カラーに塗ってしまった車両。全面塗装車は岡山や金沢でも見かけました。(2020.2.13 那覇空港)

さて、「白+青」のツートンカラーがトレードマークの山陽タクシー。当初導入された車両は「深藍」。恐らく青をイメージしたものと思われますが、ぱっと見は黒にしか見えません。舞子神姫タクシーからの引継ぎ車は黒と深藍の2種類がありましたが、近くでよく見ないと色の違いが分からないものでした。これでは山陽タクシー「らしさ」が発揮できないと考えられたのか、今年3月に伝統のツートンカラーをまとったJPN TAXIがついに登場。さっそうと垂水の街を走り始めました。

左が従来入っていた深藍の車両。ツートンカラーはやはりインパクト大です。(2022.3.24 舞子営業所)

山陽タクシーのツートンカラーも白をベースに自社で塗装したものです。次回、取材させていただいた塗装作業を公開しましょう。