楽しいむ〜さん一家

【岡山】山陽電車と競った国鉄電車も見納め

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山陽電車と並走するJR神戸線(山陽本線)。かつて快速として使われた113系、新快速として君臨した117系も引退が進み、今では京都周辺と岡山周辺、山口県などに残るのみとなっています。まとまった数が活躍する岡山地区では来年度からの新型車両置換えが発表され、その姿を消すのも時間の問題となってきました。む~パパ、来年になって騒ぎになる前に少しずつ撮ったり乗ったりしてみようと活動を始めています。

国鉄時代末期。須磨~塩屋間、現在の通称「スマシオ」を走行する113系快速(右)と201系普通(左)。む~パパ世代にとって「快速」とはこの緑とオレンジを組み合わせた「湘南色」の車両であり、普通とは103系以来青色の車両です。今気付いたのですが、右側の113系はタイフォンの形状から見て湖西線向けの700番台でしょうか・・・。(撮影:1986年)
京阪神地区の「新快速」用として専用設計された117系。む~パパが小学生だった1979(昭和54)年に登場した車両で、国鉄電車のイメージを一新しました。この写真は早朝に運転されていた12両編成の快速で、昼間は見られない2編成をつないだ姿を撮りたくて、夏休みに早起きして線路際で待っていたことを思い出します。(撮影:鷹取~須磨間 1980年7月)
さて、現在。岡山地区で活躍する113系(クハ111-2070ほか)。岡山地区では元々勾配区間に適した抑速ブレーキを持つ115系が主力であり、平坦区間用の113系は京阪神地区で使用されていましたが、現在113系は115系と混じって運用されています。かつて須磨~明石間で山陽電車と並んで走った113系電車の現在の姿です。(2022.1.30 庭瀬~中庄)
岡山地区本来の主力車両115系。元々は前面の塗り分けが113系とは違っていましたが、近年黄色1色に塗り替えられ、113系とは区別が付かなくなりました。(2022.1.30 庭瀬~中庄)
こちらは117系電車。京阪神で新快速「シティライナー」として活躍した車両ですが、岡山地区では113系・115系と同じ黄色1色となってローカル輸送に従事しています。華々しい時代を知っているだけに、何とも言えない感情が湧いてきます。(2022.1.30 庭瀬~中庄)

元の色と違うとは言え、かつて山陽電車と競った国鉄車両が消えていきます。撮るのも乗るのも今のうちでしょうね。