ここで、かなり貴重な写真を公開しましょう。
鷹取工場に勤務する職員は、近隣社宅(国鉄アパート)に住んでおられる方も多く、最寄りの東須磨駅から山陽電車を利用する方も多かったそうです。山陽電車とも無縁ではない神戸ゆかりのD51。末永く大事に保存されることを祈ります。
ここで、かなり貴重な写真を公開しましょう。
鷹取工場に勤務する職員は、近隣社宅(国鉄アパート)に住んでおられる方も多く、最寄りの東須磨駅から山陽電車を利用する方も多かったそうです。山陽電車とも無縁ではない神戸ゆかりのD51。末永く大事に保存されることを祈ります。
東須磨駅も最寄りだった旧国鉄鷹取工場で整備された保存機関車。今回は第2回として太子山公園(兵庫県太子町)のD51を紹介します。
国鉄マンの手により美しく整備され送り出されたSLたち。現在の姿を追います。
先日、このようなニュースが舞い込みました。
播磨中央公園のSL、大井川鐵道に譲渡へ「ファンの思い尊重する最善策」|北播|神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)
SL「C56形」搬入 45年間兵庫の公園に展示 解体予定が大井川鉄道に|あなたの静岡新聞 (at-s.com)
加東市の播磨中央公園に保存されていたC56型蒸気機関車。痛みがひどく解体寸前だったものが大井川鐡道(静岡県)に引き取られたというお話です。
今回静岡へ行った播磨中央公園のC56 135号機。バック運転にも適した切り欠きのある炭水車がC56の特徴です。(撮影 2021.7.4)
写真でも分かりますが、残念ながら全くの放置状態。SLが現役を引退する時期にブームが巻き起こり、全国各地で保存されたものの1両ですがSL自体が人々の記憶から薄れる中、保存への関心もなくなり、アスベスト問題もあってスクラップになることが決まっていました。そもそもこのC56は現役時代兵庫県で走ったことはなく、九州や中国地方で活躍し1974年、鹿児島で最後を迎えました。滝野町文化会館に保存されたのは1975年2月のことです。
実は、現役を引退した蒸気機関車が公園などに保存される前、当時の国鉄工場で美しく整備されてから送り出されています。このC56 135号機は須磨区にあった鷹取工場で最後に整備されました。多くの職員が山陽電車を利用していた沿線ゆかりの国鉄工場でもあり、整備当時の写真をここで公開することとします。(以下1975年撮影)
鷹取工場構内で整備が完了したC56 135号機。まだナンバープレートが付いていません。
ナンバープレートが付いたC56 135号機。
カラー写真もありました。この状態で滝野町へ運ばれました。
新天地でのC56135号復活を祈ります。クリックにもご協力を!
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