前編では将来実現しそうな十三から新大阪駅への連絡線構想をご紹介しましたが、今回は恐らく実現しないであろう淡路までの計画路線(免許も失効しているとのこと)を歩いてみました。
さて、ここからJR在来線の向こう側に回るのが意外に大変だったりしますが・・・。
前編では将来実現しそうな十三から新大阪駅への連絡線構想をご紹介しましたが、今回は恐らく実現しないであろう淡路までの計画路線(免許も失効しているとのこと)を歩いてみました。
さて、ここからJR在来線の向こう側に回るのが意外に大変だったりしますが・・・。
東海道新幹線開業のころ、阪急電車に新大阪駅を建設し各線から連絡線を敷くという計画がありました。概要はご存じの方も多いことと思いますが、む~パパ、この計画線上を今回のウォーキングコースに選び、実際に現地を確認してみました。
次回は淡路へ向かう連絡線を探索します。
前回、尾上の松駅東側で加古川飛行場に分岐する未成線を歩きましたが、西側にもう一つ未成線用地があります。神戸製鋼加古川製鉄所へ至る専用線で、高砂線から分岐する予定でした。これは戦時中の遺跡ではなく、戦後になってから建設されたものだそうです。
右が山陽電車。緑のフェンスの向こうへ山陽電車に沿って続くのが旧国鉄高砂線跡。左へ分かれて行くのが専用線の用地。廃線跡から未成線が分岐するシュールな風景です。
最初の写真に写っている歩道橋から。山陽電車と高砂線の廃線跡が並行しているのがよく分かります。(2019.4.6撮影。フェンス越しに撮ったので画面に黒い部分があります。)
公園の中をカーブしながら線路用地が続きます。フェンスで囲まれていますが、中も花壇になっているようです。奥が山陽電車。
コンクリートで仕切られた部分(自動車が止めてあるところ)が線路用地です。山陽電車から離れていきます。
畑になっている部分や・・・、
駐車場になっている部分もありますが、加古川の堤防に沿うように曲がっていく線路用地。
ついに堤防の側道に合流。
同じ場所を反対側(南側)から。一段高い側道に飲み込まれてしまいました。
線路用地がはっきり分かるのはここまで。加古川の堤防に沿って南下したものと思われますが・・・。写真奥、側道を跨いでいるのは加古川を渡る相生橋です。
Googleマップより。赤い線が山陽電車、黄色い線が国鉄高砂線跡。青い線が未成線。点線のように伸びていたものと予想されます。
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2013年「せっつ・はりま歴史さんぽ」のコーナーで紹介された加古川飛行場ですが、旧高砂線から飛行場へ向かう未成線に焦点を当てご紹介します。すでにあれから7年、風景はどのようになっているのでしょうか?
降り立ったのは尾上の松駅。3000系ラストナンバー3078号、ここ最近は懐かしい登場時の3両編成に戻って頑張っています。
エレベーターも完成し面目を一新した尾上の松駅ですが、駅舎は元のままでどこか懐かしい雰囲気を漂わせています。
駅を出て少し東へ行くと山陽電車は築堤に上がり、並行する道路が下をくぐっています。この道路は国鉄高砂線の廃線跡。その昔山陽電車尾上の松駅が築堤の上にあり、下には国鉄尾上駅がありました。
この廃線跡から分岐するのが加古川飛行場へ向かう(予定だった)引き込み線用地。線路が敷かれることはなく、未成線のまま現在に残されています。山陽電車の車窓からもよく見えますのでご存じの方も多いでしょう。
住宅地を突っ切る線路用地。フェンスで囲まれ立入り出来ませんが、何かに使われているというわけでもないようです。
用地は県道718号線を越えたところで少しだけ道路に転用されていますが、写真奥に見えるように何か公園のような土地に吸い込まれます。
未成線なのにいかにも「線路柵」という感じの場所がありました。
というわけで、とうとう行き止まり。
フェンスの向こうは加古川飛行場の跡地で、現在はオーミケンシ(株)加古川工場となっています。さすがにこの先どうなっているのか分かりませんでした。
Googleマップより。赤い線が山陽電車、黄色い線が国鉄高砂線跡。そして青い線が引き込み線用地です。
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