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【未成線】阪急新大阪連絡線を歩く(十三編)

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東海道新幹線開業のころ、阪急電車に新大阪駅を建設し各線から連絡線を敷くという計画がありました。概要はご存じの方も多いことと思いますが、む~パパ、この計画線上を今回のウォーキングコースに選び、実際に現地を確認してみました。

神戸線・宝塚線・京都線が集まり、多くの人たちでいつも賑やかな十三駅。まずは用地買収が進んでいたという十三駅~新大阪駅の区間を歩いてみます。
十三駅の北端に来てみました。右に京都線、左に宝塚線が分かれていきます。十三と新大阪を結ぶ路線は宝塚線から分岐する計画でした。
宝塚線の線路に沿って歩いて行くと、現在は高架化された同線の脇に大阪神鉄豊中タクシーがありました。タクシー車庫は阪急電車の線路用地と思われます。
その後も線路に沿って阪急管理地が続いています。
阪急宝塚線はこの先でJRの宮原を通る連絡線(写真ではサンダーバードが走っている部分)と新幹線の間を通って宝塚へ向かいます。直角に交わっていないので、新幹線の高架橋が阪急電車の線路に合わせて少し斜めに建っているのがお分かりいただけるかと思います。
そのすぐ新大阪駅寄りを見ると、こちらも高架橋が2本、線路と直角ではなく斜めに建っています。おまけにここの1スパンは橋げた自体が少し薄くなっています。阪急電車はここを通って新大阪駅へ向かう予定で、山陽新幹線がこれを考慮して空間を用意していたことが分かります。
同じ場所を反対側から。中央部が阪急新大阪連絡線の予定線が通る部分、奥が阪急宝塚線です。
この後は新幹線に沿って駐車場が続いていますが、これが線路用地で、新幹線ホーム増設のため高架が少し用地を侵食していますが、かなり広い幅で新大阪駅へ向かいます。
新大阪駅に着きました。相変わらず駐車場ですが、この付近は幅が広いので、高架上で複数のホームを作り4本くらい線路が入れるように計画されていたのではないでしょうか。
右側は新幹線ホームが増設されて少し削られていますが、阪急電車新大阪駅の構造物が現存します。大阪市営地下鉄御堂筋線の新大阪駅をまたぐ形になっていて、新幹線と同じ高さになっています。十三から来る線路はここまでで現在も免許があるそうですが、この先は京都線の淡路駅と結ぶ計画でした。こちらの免許は失効しており写真のように線路用地上に「新大阪阪急ビル」が建てられているため、高架での延長は不可能だと思われますが、十三と新大阪駅を結ぶ路線は梅北開発と合わせ動き出す可能性があり、今後とも目が離せません。

次回は淡路へ向かう連絡線を探索します。

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