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【加古川】旧陸軍神野弾薬庫線を歩く・前編【廃線跡】

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JR加古川駅から分岐する加古川線。かつては山陽電車と馴染み深い高砂線も分岐していましたが、戦時中はもう1本、軍用線が分岐していました。現在は加古川刑務所となっている「神野弾薬庫」へ向かう路線です。今回はその跡地を探索してみましょう。
Google Mapにより確認。高砂線・軍用線ともはっきりと痕跡が残っているのが分かります。ともかく現地に行ってみました。
加古川線と軍用線が分岐する部分。加古川線は高架になっていますが、ここから右へ向かう道路が軍用線跡。緩やかなカーブがそのまま残っています。
住宅地の中を貫く軍用線跡。微妙なカーブと道路幅が線路跡であったことを物語ります。戦後70年以上経っても痕跡が残っているんですね。
道路をぷらぷら歩いていると、突然現れる解説板。戦争の記憶を後世に伝えることは大事なことです。
この先、軍用線は現在ハリマ化成となっている工場の敷地をかすめて北上します。この工場はかつて旧陸軍高射砲連隊があり、そこから尾上にあった飛行場まで物資運搬のための道路が通っていました。鉄道ではありませんでしたが現在でも「高射砲道路」「軍用道路」と呼ばれているそうです。
線路跡を歩いて行くと、加古川野口郵便局の脇に流れる用水路に架かる鉄橋(ガーダー橋)があります。全線を通じて現存する唯一の鉄道施設ですが、かさ上げされ道路化されているため非常に発見しづらい物件です。
こう見ると鉄道の築堤に見えなくもない・・・。

後編に続きます。

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