せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

山陽沿線ブログ終了のお知らせ

平素より山陽沿線ブログをご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。
当ブログは、読者の皆さまに支えられ、長期間にわたり更新を続けてまいりましたが、
このたび12月末日をもちまして終了させていただきました。
今後とも山陽電車をご愛顧賜りますよう、お願い申しあげます。

旅の終わり・明石を歩いて(前編)

投稿日:


年末の頃、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。

既にお知らせが表示されていますが、山陽沿線ブログは12月末をもって終了することとなりました。
「せっつ・はりま歴史さんぽ」は2013年から12年近く山陽沿線やそれ以外の地域を歩いてきましたが、いよいよ旅の終わりが迫ってきました。長らくご覧いただき、ありがとうございました。

山陽明石駅

最後に訪れたのは山陽明石駅です。
年末ということもあり、駅や町はたくさんの人々で賑わっていました。

明石城跡

明石公園の中にそびえるのは明石の街のシンボルともいえる明石城跡です。

明石城は元和5(1619)年に初代明石藩主となった小笠原忠政が二代将軍徳川秀忠から命じられて築城した城です。明石藩の城としてだけではなく、外様大名の控える西国への守りを固める重要な拠点という位置づけでした。城内には現在に残る櫓の他に、西新町駅近くにあった船上城から移築された本丸御殿などの建物があったそうです。

明石城の石垣

駅からも見える櫓に注目しがちな明石城ですが、立派な石垣も印象的ですね。明石城は六甲山地や垂水から延びる丘陵の先端に設けられた平山城で、平地の明石駅付近から眺めると相当な高さがあるように感じます。

巽櫓

石垣の上、南東側に設けられているのが巽櫓です。こちらの建物も船上城から移築されたものとされていて、櫓にしては立派な造りから船上城の天守だったのではないかとも言われています。ただし、現存する建物は江戸時代初めに焼失したものを再建したもので、築城当時のものではありません。

明石城からの眺め

二つの櫓の間からは明石の街並みと明石海峡大橋、そして、淡路の山並みを見下ろすことができました。

明石城をもう少し歩いてみたいと思います。

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