せっつ・はりま歴史さんぽ|山陽沿線歴史部

山陽沿線ブログ終了のお知らせ

平素より山陽沿線ブログをご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。
当ブログは、読者の皆さまに支えられ、長期間にわたり更新を続けてまいりましたが、
このたび12月末日をもちまして終了させていただきました。
今後とも山陽電車をご愛顧賜りますよう、お願い申しあげます。

宝の海を臨む垂水を歩いて(中編)

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こんにちは、山陽沿線歴史部の内膳正です。
前回に続いて、垂水を歩いてみたいと思います。

大阪湾を眺めて

海神社の大鳥居の前からは漁協の建物越しに大阪湾の水面を眺めることができました。

山田岸松像

漁協と向かい合うようにして設けられた広場には銅像が立っていました。こちらは神戸市西部漁業協同組合の初代組合長をつとめた山田岸松氏の像です。

山田氏は漁協の建物の向こうに広がる垂水漁港の整備や海苔養殖の事業などに取り組み、垂水だけでなく兵庫県の漁業の発展に貢献しました。垂水と言えば、住宅地だけでなく、いかなごやしらす、そして、須磨に養殖場が広がる海苔と海の幸に恵まれていますが、その礎を築いたといえるのでしょう。その功績を伝えるためにこちらの像が建てられました。銅像の傍には魚型の石像の海の幸供養塔が建てられています。

寶ノ海神社

山田岸松氏の銅像のある広場の隣には赤い鳥居の並ぶ神社がありました。寶ノ海神社です。

寶ノ海神社の創建は新しく、昭和54(1979)年に創建されました。一見、海神社と関係しそうな雰囲気ですが、そうではなく、神戸市漁業協同組合が豊漁を祈願して創建したものです。「寶ノ海」という社号はまさに目の前に広がる資源が豊かな大阪湾を表しているようで、素敵に感じますね。

明石海峡大橋を眺めて

海神社の大鳥居の前からは明石海峡大橋を眺めることができました。商業施設のリニューアルのおかげで、周辺は大変な賑わいのようです

冬の垂水をもう少し歩いてみたいと思います。

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